京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

2018年 英国周遊の旅40 シシングハーストキャッスルガーデン1

2020-03-19 00:22:22 | 海外旅行2018 5月 イギリスの旅

2018年 英国周遊の旅39 シシングハーストキャッスルガーデンへ・昼食
の続きです。

5月4日
シシングハーストキャッスルガーデン

シシングハーストキャッスルガーデンに到着。
パーキングでバスを降り、歩いてガーデンに向かいます。

こちらがシシングハーストキャッスルガーデンの地図。

イギリスはガーデニング大国として知られていますが、
他の国の華やかなお庭とは少し違ったお庭なんですよね。
自然で素朴で可憐で。。
それでいて、手入れが行き届いた気持ちのいいお庭が
イングリッシュガーデンなのです。

花々の苗を売っているショップ前。
主人は買って帰りたそうだったけど、ちょっと無理ですよね~。



シシングハーストキャッスルガーデンの敷地は450エーカー。
東京ドームおよそ39個分だそうです。

ここは、世界中のイングリッシュガーデニングファン
憧れのお庭なのだそうですよ。
新緑の葉っぱが、瑞々しくて綺麗~。

イギリス大好き

私達が、今回の旅行で、色々なトラブルがあったにも関わらず
(添乗員さんと別の船に乗ったり、車酔いしたり
 病気でコッツウォルズに行けなかったり。。

二人ともイギリス大好きになってしまったのは、
ナチュラルなイングリッシュガーデンに魅かれて、
その癒しの効果を心いっぱい味わえたからかもしれません。
お天気のおかげもあったとも思いますが。。

イギリスのカントリー風景、ほんと素敵。
向うに見えているのがガーデンへのエントランスです。

青い空、緑の芝生、サンサンと降り注ぐ太陽の光、

絵本から飛び出たような建物、

今まで持っていた少し暗くて、灰色のイメージだったイギリスが
明るく爽やかで、光に満ち溢れたスカイブルーのイメージに
変わりました。

コッツウォルズ地方に行けなかったので、
イギリスカントリー風の家々にほんとわくわくです。

マナーハウス

シシングハーストキャッスルは、13世紀に建てられた
マナーハウスが始まりとされています。

マナーハウスというのは、中世イギリスの荘園(マナー)の
領主や貴族が持っていた邸宅のことだそう。
豪華な内装の邸宅の他、広大な敷地には花々が咲く庭園に
畑や牧草地、湖などもあったようです。

16世紀ごろから「キャッスル」と呼ばれる
大きな建物が増築されたものの徐々に荒廃し、
18世紀には捕虜収容施設として使われたのだとか。。

エントランス

いざ、エントランスへ。
エントランスホールには、ガラス器に入れた
本日見ごろの花が生けてありますよ。

シンボルタワー

そんなシシングハーストキャッスルの当時の建物は、
残念ながら残ってなくて、
お庭とエリザベス朝時代の古いシンボルタワーだけが残っています。

一見りっぱなお屋敷のように見えますが、
実は薄っぺらなタワーで、このすぐ先がお庭なんです。



1930年、廃墟のようになっていたキャッスルを、
作家で詩人の妻ヴィタ・サックヴィル=ウェストと、
外交官の夫ハロルド・ニコルソンが購入し、
夫婦で庭造りを始めます。

タワーの中には、妻ヴィタの書斎があります。
 

大金持ちだった二人は約30年もかけて、
廃墟に残っていたレンガ塀などを使って建物を修復、
美しい庭園を造ったのだそうです。

シンボルタワーの前に広がるのは
トップコートガーデンと呼ばれる緑のお庭。


広い芝生が続いています。

ここから、色々なお庭に繋がっていきます。

そうそう、シンボルタワー、
ほら、薄い建物でしょう~。

シンボルタワーへ昇る

さて、ここからフリータイム。
お庭を自由に散策します。

上からの景色を見ることが好きな私達は、
まず、タワーの上に昇ることにしました。

ヴィタさんのネームプレートが埋め込まれている
らせん階段の壁。

頑張って階段を上がると、見晴らしの素晴らしい屋上へ。

緑の芝生、レンガ色の可愛い家々、まっすぐに伸びた緑樹、
うわ~、綺麗。。

レンガの塀で仕切られたガーデンには、
イギリスらしい淡く可愛い花々が咲いています。

遠くを見渡すと、ケント州の田園風景。
広々としてのどかで素適です~。

童話に出てくるような家の向こうには緑の森が続いています。
これが、本物のイギリスの田園風景なんですね。。

シシングハーストキャッスルガーデン、
人気の訳が分かる様な気がしました。

パープルボーダー

タワーを降りて、いよいよガーデン散策の始まりです。

今は、ナショナルトラスの
(イギリスの歴史的名所や自然的景勝地を守る為の団体)
下に置かれているガーデン。

リーズ城の歴史と似ていますよね。

タワーを出てまず目に入ったのは、
芝生のむこう、紫の植物を集めたパープル・ボーダー。
紫を中心に優しいパステルカラーの花々。。なんだか癒されるな~。



ホワイトガーデン

そして、私達がまず入っていったのは、ホワイトガーデン。
シシングハーストキャッスルガーデンの中で最も有名で、
象徴的存在となっている場所だそうです。

夫妻ともに好きだった白いグラジオラスや白いアイリスはじめ
白い花ばかりを集めたコーナーです。

6月下旬から7月上旬ごろだと、ロサムリガニーという
ランブラーローズの白い花がアーチにびっしりと咲くのだそうですが
ちょっと早かったみたいですね。。

一つ、二つ。。この暖かさで、季節を間違えて咲きかけているものも
ありましたが、ほとんど葉っぱだけでした。

白と緑色だけのお庭。
初めて見ましたが、清楚ですがすがしくて素敵。

白いチューリップ、白いルピナス。。

もうすぐ白い紫陽花が咲き、秋には白いコスモスが
風にそよぐそうです。

たまたまお会いした添乗員さんに写真を撮りましょう~
はい、同じしぐさをしてと言われて、

シダレヨウナシの木の下、聖母マリアの彫像の横で
聖母マリアと同じしぐさをした主人。。

実は私もマリア様の横で同じしぐさをしています。

雲一つない快晴の青空も、ホワイトガーデンにぴったり。
お天気の神様に本当に感謝です。

ほんと、心洗われるようなホワイトガーデン、素敵でした。

イューウォーク(Yew Walk)

ホワイト・ガーデンから、イチイの木を刈り込んでつくられた
緑の塀の道(Yew Walk)を通って、反対側に行ってみます。
3m位はありそうな緑の壁の中を歩きます。



ローズガーデン

イューウォークは、ガーデンの南側のローズガーデンや
コテージガーデンに繋がっていました。
ローズガーデンは、薔薇の季節ではないので
薔薇は咲いていませんでしたが。。

でも、可愛いお花がいっぱい。
パステルピンクのチューリップ可愛い~。
でも、ショッキングピンクや黄色の花々は
ぱ~っと目を惹きますね。

コテージガーデン

こちらは、コテージガーデン。



夫妻が暮らしたコテージの前のガーデンです。

このガーデンの花は、赤と黄色とオレンジ色。
温かい暖色系の花々に囲まれたお家です。



夫妻が暮らしたコテージの壁につたう
「マダム・アルフレッド・キャリエール」という
オールドローズの薔薇は、

夫妻がシシングハーストキャッスルを買った後
一番に植えたという白薔薇という事で有名だったのですが、

残念ながらこちらの薔薇も少し季節が早すぎて見られませんでした。

でも、ヴィタさんが座っていた椅子のところで
二人で記念撮影を撮りましたよ。



温かいオレンジ色のチューリップも満開で、
このガーデンにいるとすごく元気をもらえます。



さて、次は、コテージガーデンを出て、果樹園のある外に
行ってみます。



コテージガーデンの外にも赤とオレンジのあったか系の花が。
シンボルタワーが向うに見えて素敵ですね。

 英国周遊41シシングハーストキャッスルガーデン2
 へ続きます。

最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。

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