京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

散歩して詩仙堂へ

2020-07-23 00:50:00 |  京都散策

亀岡 麒麟が来る大河ドラマ館の続きです。

6月20日(土)

この頃ずっと曇りや雨の日が続いていました。
この日も、うす曇りのお天気でしたが、
雨は降りそうにないので、主人と散歩。

なんとなく東の方にずっと歩いて、坂道を登り
詩仙堂の近くまでやってきました。

詩仙堂

初めは中にまで入るつもりはなかったのですが、
せっかくここまで来たのだし、入ってみようかと
入口にある小さな門「小有洞(しょうゆうどう)」を
くぐり石段を登っていきました。

石段を登ったところには中門「老梅関」があり、
その奥に詩仙堂の建物があります。

一乗寺にあるこの詩仙堂は、
江戸時代の文人・石川丈山が晩年を過ごした山荘跡ですが、
現在は曹洞宗大本山永平寺の末寺になっているそうですよ。

受付でお話を聞くと、詩仙堂も非常事態宣言を受けてずっと閉館。
ほんの数日前に、ようやく再開されたばかりだそうです。

いつも部屋の全面に敷いてある毛氈も、
今は格子柄の様に敷いてあります。

蜜を避けるため、毛氈の上しか座ることができないように
されているようです。

今まで何度も詩仙堂には行っていますが、
何組かの方は来られているものの一番少ない拝観者でした。

静寂の中、じ~っと初夏の新緑の庭が見れて心が落ち着きます。

春には、ピンク色に染まるさつきの木々。
秋には、紅く色づいたもみじの葉。
冬の雪の日には、ふわっと積もった白い雪景色。

どの季節のお庭もそれぞれ素敵ですよ。
でも、こんなに静かに詩仙堂の庭が見れるのは、
今だけかもしれません。。

写真撮影はお庭のみで、部屋の展示物などの写真は撮れませんが、

部屋には、江戸時代の絵師、狩野探幽(1602年~1674年)が
描いた中国の漢晋唐宋時代の詩人三十六人の肖像画があります。

また、英国王室チャールズ皇太子と故ダイアナ妃が来られた時の
写真も飾ってありましたよ。

ダイアナ妃、ここに来られていたんですね。。

庭園

スリッパが用意されていて、庭園も散策することができます。
新緑の頃なので、緑は綺麗だけど色花がないな。。と思っていたら。。

涼し気な紫陽花が咲いていましたよ。

水色と白い花びらの可愛い紫陽花。

鹿おどし

静寂の庭園に鹿おどしのカーンという音が
響いています。

この鹿おどしは、石川丈山が考案したもので、
日本で初めての鹿おどしだと言われているそうです。

竹林とお地蔵様

庭の奥には竹林も。
少し射し始めた陽の光でほんのり輝いています。

こういう緑の庭を見ていると、ほんと、心が癒されます。
思わず深呼吸してしまいます。

長い自粛の日々のあとのちょとほっとした瞬間。

お庭には、可愛いお地蔵さんが色々な所にかくれんぼ。
あ。。こんな所に3体。

コロナ感染が広がっていて、はらはらの毎日。
早く収まります様に、よろしくお願い致します。

マイナスイオンをいっぱい吸い込んで、
体も心も元気になり庭園の散策は終わりです。

井戸と土間のかまど

静かな庭園をゆっくり散策したあとは受付に戻り、
土間のかまどや井戸を見学。

井戸の水を汲んで、毎日このおくどさんでご飯を炊いたり
おかずを作ったり。。大変だったでしょうね。。

主人も、お風呂も大変やったやろうな。と。。

ま、昔はそれが当たり前で、
今、私達がしていることだって100年くらい絶てば、
なんて大変なことをしていたんだろう。。って、
未来人に思われるかもしれませんけどね。。

さて、木々がさやさやなびく小道を通って詩仙堂にお別れです。

ちょっとお腹が空いてきたかな。。

さて、ランチはどこで食べましょうか。。

 

紫陽花の花・にんじんに続きます。

 

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 主人や家族と行った海外旅行や国内旅行の思い出を
忘れない様に残しておきたいと記録に綴っています。

また、これから行かれる方の参考に
少しでもなったらいいかなとも。。 

ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。 

 

 

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