先日、テレビでびっくりするニュースを見ました。
アメリカのある大学医学部の研究チームが、
1月10日、ブタの心臓を人間に移植する手術に
成功したというのです。
拒絶反応が起こりにくいよう、
ブタの心臓の免疫拒絶遺伝子を除去し、
人間の免疫を受け入れやすくする遺伝子操作をしてから
使用されたそうで、術後5日間無事に心臓が動いているそうです。
その後の状況は分からないのですが、
このままずっと心臓が動き続けたら、
この成功は画期的なものになると言っていました。
私は、以前、ヤケドの治療に、ブタの腱や皮膚コラーゲンを
使った人工皮膚が使われているのを聞いたことがあります。
その時も、え~~豚なんや。。と思ったことがありますが、
まさか、人間に豚の臓器移植をする時がくるなんて
思いもしませんでした。
でも、実は、動物の臓器を人間に移植する異種臓器移植の研究は、
1960年代から始まっていたといいます。
しかし、拒絶反応で、移植した人々はすべて亡くなって
しまったよう。。
今回この臓器移植が本当に成功すれば、
心臓だけでなく腎臓移植などを待つ、
移植待機の人々にとって大きな希望に繋がるかもしれませんね。
日本は待機数が約1万4千人で、年間ドナー数が約100人
と言われていますしね。
もちろん実用化までには色々な問題があるでしょうが。。
異種臓器移植の安全性や副作用の問題の他、
動物由来の物を使った動物製品ならまだしも
動物の臓器そのものを人間に使うとなると、
なんだか心情的に受け入れ難い感じもします。
また、人間と動物との生存年数の違いで、
再手術の必要性が出てきたりしないのかも
気にもなります。
ただ、今この瞬間の生死の問題で、
これが生きるための最終手段となれば、
そうも言ってられないのかなとも思いますが。。
今後の異種臓器移植が、どんな発展を遂げていくのか
期待したいですね。
と同時に、そこに生じる倫理的な問題も
うまく解決されればいいのですが。。
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