京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

ギリシャへの旅26 サントリーニ島 アクロティリ遺跡へ

2025-03-02 15:38:00 | 海外旅行2024 9月 ギリシャアテネ・ミコノス島・サントリーニ島

いつのまにか、3月になってしまいました。
2月は28日までしかないので、あっという間に。。
暖かくなったらお出かけしたくなる春、
もうそこまでやってきてますよね。

さて、ギリシャサントリーニ島の地震の見通しは
依然不透明らしいですが、地震回数は徐々に減り、
サントリーニ島の市長は、2月24日、数千人が
島に戻ったと発表したそうです。

今は丘陵斜面への落石対策フェンスの設置・修理などの
支援をギリシャ政府に求めているとか。。
まだ心配ですが、早く、地震が終息してほしいです。

それで。。サントリーニ島の地震が完全に収まらないこんな時に、
しかもサントリーニ島の火山噴火によって埋没した町、
アクロティリ遺跡の話なんて。。気が引けてしまうのですが。。

でも、紀元前17世紀頃(今から3500年程前)のお話なので
どうかお許しください。
サントリーニ島の今回の地震は、火山活動とは関係ないと
言われてますので、その点はちょっとほっとしてます。

ちょっとギリシャ旅行を休んでいたので、今までの項目も。

ギリシャへの旅1 関空・エミレーツ航空
ギリシャへの旅2 エミレーツ飛行機内
ギリシャへの旅3 ドバイ国際空港
ギリシャへの旅4 ギリシャアテネ
ギリシャへの旅5 ミコノス島への高速艇
ギリシャへの旅6 ミコノス島到着
ギリシャへの旅7 ミコノス島観光
ギリシャへの旅8 ミコノス島サンマルコホテル
ギリシャへの旅9 ミコノス島サンマルクホテル散策・夕食
ギリシャへ旅行10 夕陽と夜のサンマルコホテル
ギリシャへの旅11 ミコノスタウン散策の始まり
ギリシャへの旅12 ミコノスタウンは迷路
ギリシャへの旅13 ミコノスタウン リトルベニス
ギリシャへの旅14 ミコノスタウンカトミリ風車の丘
ギリシャのへ旅15 ミコノスタウンレストラン
ギリシャのへ旅16 ミコノスタウン細い路地
ギリシャへの旅17 ミコノスタウン・夕暮れと夜
ギリシャへの旅18 サントリーニ島へ
ギリシャへの旅19 サントリーニ島 フィラの街へ
ギリシャへの旅20 サントリーニ島 フィラの街の散策
ギリシャへの旅21 サントリーニ島 ドリンク・ホテル
ギリシャへの旅22 サントリーニ島 イア街散策
ギリシャへの旅23 サントリーニ島 イアキャッスルと散策
ギリシャへの旅24 サントリーニ島 イア夕陽~ホテル夜

前回 ギリシャへの旅25 サントリーニ島の朝
の続きです。

9月25日
オプショナルツァーの始まり

ホテルのあるフィロステファニの街から、
フィラを越え、エーゲ海を見ながら海岸べりを走り
アクロティリ遺跡に向かいます。

こちらは、バスの窓から見たフィラの街。
やっぱりブルードームの教会が素敵です。

午前中のツァーが終わったら、この辺りで解散だそう。
フィラのバス停から、イアの街に行くバスも出ている
そうですが、私達にはそんな余裕はないだろうな。。

海岸を見ながら走る

フィラの街を出たら、港のある海岸を見ながら、
バスは走ります。

白い大型船が浮かぶ港。絵葉書のような景色です。

崖の上に門の様なものが建っています。
フォトスポットなのかな~。

荒涼とした大地の上にもブルードームに白い教会。

ここは、ホテルかレストランでしょうか。。

高い所まで上がってきたようです。
海の青さのグラデーションがすごい。

そしていよいよ、アクロティリ遺跡に到着。

アクロティリ遺跡

アクロティリは、紀元前17世紀頃火山噴火によって
埋没したサントリーニ島南西部にある古代都市です。

サントリーニ島も、その時の火山噴火によって、
半分が沈み今の三日月形になったと言われています。

アクロティリ遺跡には屋根がついていて、通路を通って
遺跡間を移動していくようになっています。
なんか、鳥取の砂の美術館の雰囲気にちょっと似てるな。。
なんて思ってしまいました。歴史や規模が全然違うのにね。

ここは公共施設だったとか。。

アクロティリは、エーゲ海のポンペイとも言われますが、
ポンペイ(紀元後79年、イタリア・ヴェスヴィオ山で大噴火)
のように一瞬で建物や人々が火山噴出物の中に閉じ込められた
訳ではありません。

建物は、平屋でなく階段のある建物だったらしいです。

アクロティリでは当時は3000人の人々が暮らしていましたが、
大噴火の前に前兆の地震が相次いで、(だからサントリーニ島の人たちは
今、怖いのだろうと思うのですが。。)
人々は無事に逃げ出すことができたようです。
貴金属なども持ち出すことができたので残っていないとか。
これがポンペイとの大きな違いです。

まだ、全体の3パーセント位しか発掘されていないそうですが
紀元前17世紀(日本だと縄文時代)にもかかわらず
2階建~3階建てで、住居内にバスタブやトイレもあったとか。。
信じられない文明社会ですよね。。

ピソスと呼ばれる大型貯蔵用壺がたくさん見つかった家の土器。
土器の中には貴重な水や、オリーブオイル、小麦などが

入っていたようです。

窓やドアの大きさから考えると、この頃の人は小人だったと
考えられているそうです。

壺に赤い十字のマークがついているものはアルコールのシンボル。
消毒などにも使われ、医療関係に使われていたようです。

この遺跡が発掘され始めたのは1967年と言いますから
まだ50年程しか経っていません。
3500年以上じっと火山灰に埋もれていたので、
保存状態の良い綺麗な壁画などが見つかっているのだとか。

有名なボクシング少年などの壁画は、色があせてなくてすごい。
当時の生活や文化を知る上で貴重な資料となっています。

この当時の女性は綺麗にお化粧をして着飾っているけど
男性は裸で仕事をして、日焼けしているんですって。。
男性は奴隷的に虐げられていたのかもと話すガイドさん。

遺跡内には展示品のパネルや、当時の生活を想像した
ビデオも。。

日本が原始時代だったころ、こんな住居や文明があり
彩色付きの壁画が残っているなんて。。
びっくりの世界でした。

それにしても、地形が変わるほどの大噴火で被害者がでなかったなんて。。
本当にすごいですよね~。

売店

最後に売店で買い物。
丁寧にみれば可愛い物も一杯あったのでしょが、

あまり時間もなかったので、ボクシング少年壁画のノートと、
パピルスの花のしおりを。

ギリシャに来て遺跡らしいものは見ていなかったので
アクロティリ遺跡に行けてよかったです。

さて、次は、サントリーニワインの試飲と観光です。

ギリシャの旅26 サントリーニ島 ワイン観光へ
 続きます。

 

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