京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

京セラ美術館 兵馬俑展1

2022-06-10 00:24:00 | 美術館・観劇・映画・スポーツ

6月になってもう10日。月日の経つのは早いですね~。

2019年11月頃から始まったコロナ感染禍の日々も
もう、2年半が経ってしまいました。

長かったですよね。。って、
まだまだ感染者が出ている状況なので安心はできませんが、
ワクチンや薬の開発が進む中、
全く訳の分からないものに対する恐怖が減り、
感染対策しながらなんとか共存していこう~という様に
変わってきていますよね。

私自身、ワクチンを打つまでは感染に怯え自宅待機の日々でしたが、
3回目のワクチンを打ってからは、少し行動範囲も広がってきています。

感染対策が緩和されたり、海外からの観光客が増えたりすることで
また感染が広がりませんように。

さて、新緑の5月、少しお出かけをしてきました。
まずは、主人と出かけた京セラ美術館での兵馬俑展です。

 5月11日 京都市京セラ美術館へ

京都市京セラ美術館は、平安神宮のすぐそばにあります。

京都市美術館は、2020年3月21日京都市京セラ美術館として
リニューアルオープン。

でも、それはコロナ感染が始まったばかりの時でした。

2020年2月の京都市京セラ美術館はこちら
     神韻シェンユン ロームシアター 


コロナ禍のせいで閉館の時期があったりしましたが、
今は、ようやく色々な展示やイベントがされているようです。

リニュアル後も、和洋折衷の建築様式はそのまま。

帝冠様式(ていかんようしき)とよばれる近代的なビルの上に
和風の屋根が乗っています。

1階のアール・デコ様式の旧正面階段も残っていました。
以前の京都市美術館に会えたようで嬉しいです。

昔見たかった兵馬俑

この日見に来たのは兵馬俑展。

昔、中国西安にある兵馬俑に行ってみたいなと
思っていたことがありました。

2007年、中国へ旅行したのですが
その時、初めは西安を入れた旅程を考えていました。

でも、当時はまってしまった中国のテレビドラマ
「北京バイオリン」のお話の田舎、鳥鎮(うーちん)に
どうしても行きたくなってしまって。。

西安・北京・上海から、北京・上海・鳥鎮(うーちん)に
行き先を変更してしまいました。

2007 中国旅行1 北京

憧れの鳥鎮(うーちん)には行けたけど、西安には行けず終い。
そして、そのまま、西安は15年間、
私の中でついつい忘れ去られていました。

でも、その兵馬俑が京都に来るという事を知って
これは絶対に行かなくっちゃ~と思ってしまったのです。

兵馬俑と古代中国

兵馬俑(へいばよう)は、古代中国で死者を埋葬する際に
副葬された人形。
一般的には西安で出土した、兵士及び馬をかたどったものの事をいい、
これらは、秦の始皇帝の死後を守る軍隊なのだそうです。

秦朝は紀元前221年から紀元前206年まで存在した中国の王朝で、
秦朝を建てた皇帝が始皇帝(紀元前260–紀元前210)です。
秦朝の前は春秋・戦国時代秦朝の後は漢の時代へと続きますよ。
(※紀元前は数字が大きいほど古い年になります。)

兵馬俑坑発見

1974年、西安の東北で農民が井戸を掘っていて
偶然見つけた陶器の破片が、兵馬俑坑発見の
きっかけだったそう。

総面積約1万4260平方メートルの1号坑を皮切りに、
2号坑、3号坑が次々に発掘され「20世紀最大の発見」
と世界を驚かせました。

戦国時代と漢時代の兵馬俑

この兵馬俑展は、1972年日中国交正常化から50年を記念して
秦の始皇帝時代だけでなく、春秋戦国時代や漢時代の兵馬俑、
一級文物を含め約200点が展示されています。

私達は音声ガイドを借りて、説明を聞きながら周りましたが、
戦国時代と漢の時代は写真が撮れなかったので、
音声ガイドで聞いたこともほとんどうる覚え。。

ただ、秦時代の兵馬俑が実物大であったのに対して
戦国時代の騎馬俑や兵馬俑も、
秦滅亡後に再び中国を統一した漢時代の兵馬俑も、
高さ20~50㎝位と小さく玩具みたいで可愛い感じでした。

漢は、秦王朝の法制度などを継承したものの、
文化まで継承するには抵抗があったため
兵馬俑は元に戻したとも言われています。

秦の始皇帝時代は写真撮影OK
銅馬車

写真撮影は、秦の始皇帝時代だけは、
フラッシュなしならOKでした。
なぜそうなのかは分かりませんが。。

こちらは、銅馬車。西安秦の始皇帝陵で出土したもので、
秦の始皇帝の御車の隊列を模したものだそうです。

うわ~、こんなに間近で、写真を撮ってもいいの~と感激しましたが、
これは複製品だったようです。

特設展示キングダム

特設展示として、中国春秋戦国時代を描いた漫画
キングダムも飾られていました。

キングダムのアニメ、今、アマゾンプライムで
見始めています。

秦朝時代の副葬品

こちらは、秦朝時代の副葬品です。
高級武官の将軍や限られた兵士だけが持つことを許された青銅長剣。

紙のない時代、竹や木の札に書かれた文書。
これは、古城の古井戸から発見されたそうですよ。

帯を留める装飾品や、軍楽器。
小さい方の楽器は、軍隊の後退の時に鳴らし、
大きい方は、前進の時太鼓と共に鳴らしたそうです。

さて次は、秦の始皇帝時代の実物等身大の
兵馬俑といよいよ御対面です。

京セラ美術館 兵馬俑展2へ続きます。

 

最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。

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2 コメント

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Unknown (小梅)
2022-06-12 22:30:00
もう6月も十日が過ぎましたね、早いです(^_^;)
雨の日も増え憂鬱だけど紫陽花をあちらこちらで見つけては喜んでいます(*^^*)
紫陽花もお花屋さんで見ると色々種類があるのですね。
それぞれに個性があり見ているだけで楽しかったですよ(*^^*)


兵馬俑展、たんぽぽさんの丁寧でわかりやすい説明のおかげで中国史に弱い私も楽しんでいます(*^^)v
コロナでなかなか現地に行けないから向こうから来てくれるというのは嬉しいですね(*^^*)
兵馬俑、期待が高まってきています(*^^*)
楽しみに待っていますね(*^^*)
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小梅さんへ (たんぽぽ)
2022-06-14 01:05:22
いよいよと梅雨っぽくなってきましたね。紫陽花が綺麗な季節になってきました。
どんな時も、お花を楽しめる気持ちって素敵ですよね。ちょっとくらい嫌な事があっても、お花は心を癒してくれますもんね。(^-^)

お花屋さんで紫陽花の花を見るのは私も好きです。見ているだけで、なかなか買う事はないのですが。(^^ゞ

いよいよ、始皇帝時代の兵馬俑展に突入しましたよ。(*^^)v
ほんと、向こうから来てくれた兵馬俑です。こうしてブログを書きながら初めて知ったことも多いです。(^^ゞ
一緒に2000年以上の時を超えてやってきた兵馬俑を楽しんで下さいね。(*^^*)v
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