京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

オランダ・ベルギーの旅13 ベルギーノートルダム大聖堂

2014-07-30 09:25:00 | 海外旅行2014 4月オランダ・ベルギー

昨日は土用の丑の日でした。

たくさんのご家庭の食卓にうなぎが上ったことでしょうね。

我が家も、昨日はうな重。

年に1回のことだからと、
いつもより、ちょっと奮発して上等のうなぎを買いました。

分厚くて中がふわふわのうなぎは美味しい~。

ワサビ・ネギ・青葉の薬味で食べるのも好評でしたよ。

お料理ではなく、うなぎが美味しかっただけなのですが、

でも、主人や、母の美味しい~という笑顔、
やっぱり主婦としては嬉しいものですね。(7・30)


    オランダベルギー旅行行程   1 出発からアムステルダムホテル
    2 アムステルダム市内観光・国立博物館 3 アムステルダム運河めぐり
    4 昼食とオランダチューリップ畑   5 オランダキューケンホフ公園Ⅰ
    6 オランダキューケンホフ公園Ⅱ  7オランダクレラーミュラー美術館
    8 オランダデルフト焼き工房・マルクト広場    9オランダデルフト市内観光
       10オランダハーグ                     11 オランダキンデルダイク風車
       12 ベルギーアントワープ市内観光  13 ベルギーノートルダム大聖堂
    14 ベルギーブルージュホワイトアスパラ 15ベルギーブルージュ散歩・市内観光
    16 ベルギーブルージュ運河めぐり   17 ベルギーブルージュ愛の湖
    18 ベルギーゲント市内観光 19 ベルギーブリュッセルグランプラスライトアップ
       20 ベルギーブリュッセル市内観光  21 ベルギーブリュッセルフリータイム
    22 ベルギーブリュッセル~帰国・お土産

 

さて、オランダ・ベルギー旅行は、いよいよ
アントワープのノートルダム大聖堂、

 オランダ・ベルギーの旅12 ベルギーアントワープ市内観光の続きです。  

 さて、いよいよノートルダム大聖堂へ向かいます。

この鐘楼のある建物が、ノートルダム寺院ですよ。

 

フランダースの犬の石碑

ノートルダム大聖堂の前に、こんな石碑がありました。

これが、ネロとパトラッシュ

なんだか、私達が抱いているネロやパトラッシュのイメージとは違いますよね。

しかも、ベルギーなのに、説明文は日本語です。

え~~なんで日本語なん

フランダースの犬の物語は、日本ではとっても有名ですが
ベルギーでは、初め翻訳もされていなかったみたいで、
ベルギーの人にとっては全然知らない物語だったそうです。

それが、日本で人気が出て、日本の観光客が次から次から
来るものだから、(私もその一人ですが。。)

急きょ、アントワープ観光局が、そんな日本人観光客に
喜んでもらおうと、石碑や銅像を作ったというのです。

日本人のイメージまでは考えなかったのでしょうね。

日本語も親切だけど。。でも、この親切はちょっと。。って感じかな~。

 

日本人観光客がこの石碑を取り囲んでいない時は、ほとんどベンチ状態のようです。

 

アントワープノートルダム寺院

そして、その石碑の前に、ど~んとそびえるノートルダム寺院。

ノートルダム寺院は、ベルギー最高のゴシック建築物。

123メートルという高い優雅な塔を持つ大聖堂は、
1352年から170年もの歳月をかけて建造されたそうです。

ノートルダム寺院の鐘楼は、「ベルギーとフランスの鐘楼群」の一つとして
世界遺産にも登録されているんですよ。

 

ノートルダム大聖堂を下から見上げるとこんな感じです。。

 これではよく大きさがわからないけど。。

人を入れて撮ったら。。

ほら、このノートルダム大聖堂の大きさがわかりますよね。

正面ファザード彫刻が、細やかでとっても綺麗。

 さて、いよいよ中へ入っていきますよ。

聖堂入口

まず、私達を迎えれくれたのは十字架のキリストと
オレンジ色の温かいろうそくの炎。

シーンと静まった神聖な雰囲気の中、
ろうそくの炎だけが、ゆらゆら揺らめいています。

 

リユニオン

今、アントワープのノートルダム寺院では、「リユニオン」と称して、
フランス革命の前に、ノートルダム寺院が所有していた作品を
里帰りさせ、展示しているのだとか。。

赤い特設台に展示された作品群。

聖堂内部には、ルーベンスの秀作4点がありますが、

ルーベンス以外にもたくさんの素晴らしい宗教画が
展示されていました。

 

まるで美術館に来たみたいで、ラッキー。

尚、この、「リユニオン」は2017年までだそうですよ。

 

聖堂内部

聖堂の内部は白い壁や天井に金色の星。
天井から吊り下げられた十字架やシャンデリア。

明るくて、美しくて、煌めいていて。。ほんと素敵。

これぞ、洗練された美の結集という感じです。

 

パイプオルガン

とってもすっきりとした美しさの聖堂内。
入り口近くのパイプオルガンが、一番奥に映っています。

 


主祭壇近くにも、パイフオルガンがありました。 

ミサの時には、どんな音が、この教会に響き渡るのでしょうね。
聞いてみたいな~と思いますよね。

マリア礼拝堂

 聖堂左手にあるマリア礼拝堂です。

祭壇には、アントワープの聖母と呼ばれる聖母子像の彫像が
立っています。

仕切られた礼拝堂には、「ONLY FOR PRAYER」と書かれてあり、
祈りを捧げる方のみの神聖な場所になっているようです。

 

聖ヨセフ礼拝堂とステンドグラス

 堂内右手側には、聖ヨセフ礼拝堂。

聖ヨセフ祭壇装飾衝立の上にある丸いステンドグラス・バラ窓と
その横のステンドグラスもとっても綺麗です。

その他にも、堂内には素晴らしいステンドグラスがいっぱい。
ちょっとステンドグラスを集めてみました。

どのステンドグラスも細工が細やかで、色彩が鮮やか。
とっても綺麗でした~。

 主祭壇「聖母被昇天」

さて、ここからが、ノートルダム聖堂内の
ルーベンスの四大絵画「キリスト昇架」「キリスト降架」、「キリスト復活」、
「聖母被昇天」の観賞となります。

十字架とシャンデリアの奥にある主祭壇。         

 

 主祭壇には、その一つ「聖母被昇天」が飾られています。 

本物のルーベンスの「聖母被昇天」ですよ。
昇天するマリア様の美しさ、神々しさ。

 

クリスチャンではない私にも、静かな感動が伝わってきました。

工事中の為か、修復中なのか。。
残念ながら「キリスト復活」は見つけられなかったのですが、
後の2枚はしっかり見る事ができましたよ。

 

ルーベンス・キリストの昇架

こちらが、ルーベンスの「キリストの昇架」
ネロがどうしても見たかったルーベンスの2枚の絵の内の一枚です。

 

今は、カーテンで隠されることもなく誰でも見れますが、

かつてこの聖堂では、この「キリスト昇架」と、「キリストの降架」両作品が
厚いカーテンで覆われていたそうです。

銀貨を払った人だけが見る事のできた絵画。。
貧しい人達は、見たくてもみる事のできなかった絵。

フランダースの犬の原作者、英国の女性作家ウィーダは、
実際に行われていたこの悪しき習慣を、
物語の中でネロを昇天させることによって、
さりげなく抗議したのではないかとも言われているそうです。

 「キリストの昇架」は、3連祭壇画。高さは4m程。

キリストを持ちあげる渾身の力を入れた人々の筋肉の盛り上がりから、
いかに偉大な人を、昇架させようとしているのか、
そのドラマの重大性が伝わってくるような気がしました。

 

ルーベンスの「聖母被昇天」 

そして、これがネロ少年が一番見たかったルーベンスの「キリスト降架」です。
こちらも3連祭壇画、やはり高さは4m程です。

処刑の終わったキリストを降ろしている様子を描いている絵画。

キリストの体に付いた血の赤色と、ヨハネがまとっている衣服の赤色が印象的。
 

絵画コンクールに落ち、悲嘆にくれたネロが放浪の末、
クリスマスの日に辿り着いたのが聖母大聖堂でした。

いつもは厚いカーテンでおわれていた2枚のルーベンスの絵画。
クリスマスの日は、カーテンがかけられていなかったのです。

憧れのルーベンスの「キリストの昇架」と「キリスト降架」を
月明かりで見る事ができたネロ。

 

 ネロの最後の言葉は。。

パトラッシュ。。 お前ここを探してきてくれたんだね。分かったよ。
お前はいつまでも僕と一緒だって、そう言ってくれてるんだね。。ありがとう。
パトラッシュ。。僕は見たんだよ。一番見たかった、ルーベンスの2枚の絵を。
だから、だから僕は今凄~く幸せなんだよ。
パトラッシュ 疲れたろ。。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ。
パトラッシュ。。

そう言いながら、ネロとパトラッシュが体を寄せ合い、
天に召されていった場所が、このキリスト降架の絵の前だったのです。

 

じーんとくる感動の場所を最後に、ノートルダム大聖堂の見学は
終わりました。

 

教会の売店で

こちらは、教会の売店で買った絵画や十字架。

 ショットグラスは、どこか別のお店で買ったものだったかな。。

 

ステーン城へ

さて、次は、バス乗り場に向かって歩いていきます。
途中の街並みも、素敵ですよね。

バス乗り場の広場からは、ステーン城が見えています。

ステーン城は、スヘルデ川岸に建つ13世紀初頭の要塞で
アントワープ最古の建築だそうですよ。


カール5世時代に改築、その後、1823年まで約300年間は牢獄として使用され、

1952年にステーン海洋博物館として一般公開されたそうです。
帆船や汽船の模型、航海用具、海図などを展示していたのだそうですが、

 

残念ながら、現在は閉鎖されてしまっています。

でも、このお城らしいお城の形をみるだけでも、素敵だな~って思ってしまいますよね。

 

さて、広場で、しばらくバスが来るのを待って、

 

 いよいよアントワープともお別れ。

 感動のアントワープを後にして、今度はブルージュの街へ行きます。

 

私、実は、ブルージュってあんまり知らなくて、あんまり期待してなかったのですが、

それが、もう、今回の旅の中で一番好きかも。。って思うほど素敵な町だったんですよ。
皆さまも、どうかお楽しみにして下さいね。

 

 オランダ・ベルギーの旅14 ベルギーブルージュホワイトアスパラへ続きます。

 

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (うさぎ)
2014-07-30 23:27:13
こんばんは。
私はノートルダム大聖堂のステンドグラスの多さに感動しました。細かいですし、ルーベンスの作品も見て、パリのシテ島のノートルダム大聖堂より好きになりました。
そういえばヨーロッパはノートルダムと付く教会が多いですね~。

私と同じツアーだったお客様達は、みんな色々な旅行会社を使っているようでした。
私は日本旅行とルックJTBくらいしか使ったことはないですが。。
やはり今回ブルージュが気に入ったと言う人が多かったです。
そういえばホワイトアスパラガスは食べませんでした。。が、チョコレートばかり買ってしまい、賞味期限が今年いっぱいなものが多いので、少しずつ食べて冷蔵庫の中で眠っています(笑)
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うさぎさんへ (たんぽぽ)
2014-08-02 00:26:02
こんばんは。
アントワープのノートルダム寺院、とっても綺麗でしたよね。
パリのシテ島のノートルダム大聖堂のばらの窓も綺麗ですよね。
ノートルダムっていうのは、聖母マリアに捧げられ、名付けられた教会の名前のようです。
色々な所にあって、世界遺産になっているものが多いですよね。

ブルージュ、とっても素敵な町でしたね。
いつか個人旅行で、ゆっくりと来てみたい町になりました。
チョコレート安くておいしかったですよね。
うちは、もうすっかりなくなってしまいましたよ。
いっぱい残っているなんて羨ましいです。
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