夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

夢みたものは……

2013-03-29 21:34:33 | 日記・エッセイ・コラム

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                            夢みたものは……       立原道造の詩

     夢みたものは  ひとつの幸福

     ねがつたものは  ひとつの愛

     山なみのあちらにも   しずかな村がある

     明るい日曜日の  青い空がある

     日傘をさした  田舎の娘らが

     着かざって  唄をうたつてゐる

     大きなまるい輪をかいて

     田舎の娘らが  踊ををどつてゐる

    告げて  うたつてゐるのは

    青い翼の一羽の小鳥

    低い枝で  うたつてゐる

     夢みたものは  ひとつの愛

     ねがつたものは  ひとつの幸福

     それらはすべてここに  ある  と

   今日は詩人立原道造の命日です。

二十四才の若さで亡くなった天才的な詩人です。

私のハンドルネーム夢見るタンポポおばさんの『夢見る』はこの詩から。

まだまだずっと夢を見続けますので、『夢みた』ではなくて、『夢見る』タンポポおばさんですよ…

夢見るタンポポおばさんの願いもひとつの幸福です。

それは、家の中にあります。

今日の写真は玄関のテーブルの上の活け花です!

お花達が着飾って踊りを踊っている村の娘たちに見えますか?

大きなまるい輪をかいて、歌ったり、踊ったり楽しんでいる村娘を

イメージして活けてみました。