五月の詩
僕は、燃えがらではない、
一つのベッドをあたえられて
悲しみながら
じっとがまんしているんだ、
Гちょっと今晴れているか、空を見てくれ」
人間て言う奴を
考えれば考えるほど不思議に思える。
その不思議の深さを
本当にはっきり見た人が
死んで行くのだろうか。
花は花として見たい
草は草として見たい
かわいい女の子を
そうと手の平に乗せて
いつまでもいつまでも
見ているような気持ちになりたい、
そんな気持ちになるよう
がんばろう!
矢沢 宰 詩集 光る砂漠より
2014年5月31日のブログに、
同じ矢沢宰の詩集 光る砂漠から
五月が去るとて
と言う詩を紹介していますので、是非ご覧下さいませ。
自分だけに 矢沢宰
自分だけにこりかたまらないように
注意しながら
自分をじっと見つめたい
三十一日は、亡き母の月命日
母の教えのような矢沢宰の詩をもう一度心に留めることにします……