夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

七草粥 唐土の鳥が渡らぬ内に トントントン

2019-01-07 21:52:15 | 日記・エッセイ・コラム

 七草粥  唐土の鳥が渡らぬ内に叩いてトントントン

 

2019年 1月7日 の富士山

裏の家庭菜園で間引いた大根葉を洗って、袋に入れて、すりこぎで叩きます!

七草ばやし

七草ナズナ

唐土の鳥が渡らぬ内に

叩いてトントントン

私が十才前後。

今から半世紀以上前に、祖母と一緒に家の田んぼで芹。

畑や日当たりの良い畦道でナズナやゴギョウ、ハコベラなどを摘みました。

大根と蕪は畑から母が持ち帰ってお粥の材料は揃います。

祖母が竈屋でトントントンと叩きながら、可愛らしい声で童謡のように口ずさんでいました。

トントントンの部分がうろ覚えだったのですが、

スト トントントン  とか

ストトトン  ストトトンとか色々なお囃子があるようです。

小学校低学年の子供には少し難しいお囃子ですね…

私の中での記憶は、叩いてトントントン  ということにしておきます!

唐の国から、鳥インフルエンザが渡って来ない内に、冬場でも青々としているビタミン豊富な

雑草並みに強い青物野菜をお粥にして食べるという風習。

お正月のご馳走で疲れた胃腸にも優しい食事ですね。

右側上の緑色の葉はサラダ人参の葉です。

我が家では、七色粥。

赤、朱、黄色、紫のカラフルな人参に緑色の葉と白い大根で作りました。

 

最近はあらゆる場所で農薬を大量に使用。

特に空き地に除草剤を撒く所が多いので、絶対に雑草摘みはしません!!