国語の恩師 川口貞夫先生 逝去の報せ
不要なダイレクトメールばかり届くポストの中に、
悲しい報せのハガキが入っていました。
寒中お見舞い申し上げます
年賀状をありがとうございました。
父 『川口貞夫』は昨年12月22日に永眠しました。
昨年8月末に誤嚥性肺炎で入院し、回復しつつあったのですが、12月に脳血栓となり、意識が戻らないまま最期を迎えました。
86才でした。
みなさまのおかげで、父は楽しい人生だったと思います。
ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
今後は息子の私が引き継ぎますので、何かあればよろしくお願いします。
川口先生、色々御世話になりました。
本当にありがとうございました。
私も心より感謝申し上げます。
先に逝かれた奥様と一緒にゆっくりお休み下さいませ!!
愛妻に、先に旅立たれて寂しかったり、不便なことも多かったと思います。
中学校一年生の時に、先生に国語を教えて頂いたことが、
私が国文学科へ進学する動機になったと思います。
毎朝、息子さんの勤務する毎日新聞を始め地方新聞迄
数種類の新聞を隅から隅まで読んでいると楽しそうに話していらっしゃいました。
そして多くの文中から、
毎日新聞『女の気持ち』に掲載された私の文章を見つけて、Гピーンと来たから是非話したい」と、
故郷で教職に就いていた同級生に、私の現在の姓や住所、電話等を尋ねて、わざわざ連絡を下さったのです!!
何十年も前に、たった一年間国語を教えて頂いただけの私。
僅か600字の文章。
先生は、担任でも担当学年でもありませんでした。
どうして私が書いた文章だと解ったのですかと質問する私に、
「内容だね!!」と先生。
何時も何時も、文章を読んで励まして下さいました。
勿論、批評も容赦なく。ビシッと本音で。
師とはそう言うものです。
Гタンポポさん、本を書いて出しな。」
「書いたら俺に一冊頼むよ。」
「読みたいから。楽しみに待っているよ!!」
「ハイ。わかりました。」
と返事はしたものの未だに一冊の本も出せていません。
文章は半世紀以上ずっと書き続けているのですが、
今年は何とかしないとГ何時までグズグズしてるんだ」と
先生に叱られそうです。
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