水無月の庭に咲く花 2012-06-03 22:06:53 | 日記・エッセイ・コラム 水無月になるのを待っていたように、庭の紫陽花の花が咲き始めました。 五月から六月にバトンタッチすると、咲く花がシットリとした趣の花になります。 雨の季節に咲くのに、芯がしっかりしていて美しい色や形をしています。 繊細な花の造りなのに、とても丈夫な花々。 雨にも負けずに長く咲き続けます。 花菖蒲など日本的な花が多いのも水無月に咲く花の特徴です。
草の花 福永武彦 2012-06-02 23:22:24 | 日記・エッセイ・コラム 草の花 1954 福永武彦著 人はみな 草のごとく その光栄はみな草の花の如し ペテロ前書 第一章24 草の花は、女子大生になって初めて夢中になって読んだ小説です。 もう40年以上経っていますが、熊坂敦子教授の現代文学の素晴らしい授業を思い返すだけでも、当時抱えていた色々な葛藤や悩み事、友人達の笑顔などがはっきりと浮かび上がって来ます。 若い時に読んで欲しい一冊です。 『遠くのこだま』 という随筆集も一緒に読むと、 美しい日本語で書かれた感動する文学とは何か 解り易い文章の書き方などの勉強になると思います。 内容よりも、一つ一つの言葉に感動した思い出があります。
卯の花のにおう垣根に夏は来ぬ 2012-06-01 22:00:54 | 日記・エッセイ・コラム 卯の花のにおう垣根に ほととぎす はやもき鳴きて しのび音もらす 夏は来ぬ 今日から、水無月です。 梅雨で水が沢山あるのに水無月。 無は『無い』ではなく、『の』の意。 水の月。 田植えなどで水を沢山使って水が無いと言う説もある。 無の付く陰暦は水無月と神無月(陰暦10月)。 神の月。 日本中の神様が出雲に会議に出掛けるので、日本中神様がいない? では、陰暦10月に出雲以外の神社で神前結婚式を挙げるのはと言うことになりますね。 島根県出雲では、神有月と呼びます。 おせっかいおばさんの一言メモ。 夏は来ぬのぬは、完了形。夏が来たの意。 犬がいぬ。 犬がいないのように否定形ではない。