おはようございます。
今朝の日本経済新聞からインスパイアで書きます。
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祝辞や答辞、合唱と続く長々しい式次第は、変化という現実を体に受け入れるための知恵なのだろう。
大切な何かを捨てるとき、失うとき、人は儀式を必要とする。
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日本経済新聞2011.3.9春秋から
卒業式を境に、4年生は新社会人への切り替えを意識してみよう。
そして就活生(3年生)は来年の自分たちに重ねあわせてみよう。
「卒業式は大人への必要な儀式」ということでいきます。
◆将来を考えるタイミング
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「大人になっても」
早子先生
「今日は将来の夢を作文に書きましょう」
生徒
「早子先生!先生の将来の夢はなんですか?」
早子先生
「えっ・・先生はもう大人になっちゃったからなぁ・・」
「今が将来なのよね・・」
「子どもに戻りたい」
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立木早子「早子先生、婚活の時間です」
イーストプレス2011年から
小学校の先生が生徒に将来の夢を作文に書かせるとき
先生自身は「今が将来だった・・」
あの頃に戻りたい
という願望は、だれもが抱えているのかもしれません。
子どもから大人に変わるタイミングは
儀式としての卒業式を節目にするのが一般的でしょう。
できれば、いつまでも子どものままでいたい。
学校という「母校」の生徒「子ども」でありたい。
それでも
20歳を過ぎると社会的な存在になっていき
卒業式を過ぎると
親と子が社会人として並列になるのだから
ものの見方、考え方は自分で変えていこう。
◆大人の人間観察力。
日本全国をヒッチハイクで旅行中の女子大生が
ある県で58歳の「自称公務員」から親切にされました。
そして・・
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しかし、お酒を飲みだすと
おじさんはまたハイド氏へと戻り
「やらせろ!」と私にしつこく言葉を投げてきた。
たぶんこの人は
お酒を飲んだからという大義名分ができると
大胆に自分の欲望を発揮する
小さな人間なのではないだろうか。
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池田知晶「ヒッチハイク女子、人情列島を行く!」
徳間書店2011年から
彼女は1988年生まれ。
お酒を飲むと豹変する男を見た時
表面上のただの軽蔑ならば誰でもできます。
大人の人間観察を研ぎ澄ましてみれば
この男は、小さな人間なのだ
弱い人間に過ぎない
という判断も確かにできます。
※注意※
若い女性が一人でヒッチハイクという行動が
男性を無用に挑発して刺激させてしまったという
「もう一つの大人の原因」も指摘はしておきます。
◆大人の見かたで就活を
相手がどうしてそういう行動に出るのか?
このことが理解できるようになるのが
大人への段階なのだと思います。
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就活生の都市伝説の定番に
ある銀行の内定を断ったら、採用担当者から怒られて
湯のみのお茶をかけられた。最低な所だよね。
というのがあります。
たとえばこういう場合に
大人の見かたもしてみよう。
銀行はマイナス評価の組織なので
採用担当者は採用予定数を守ることが
自分たちの評価につながる。
そういう仕事をしている。
内定者が辞退したら
その分だけ自分たちの評価はマイナスになるのだ。
査定に響くのだ。そういう仕事をしているんだ。
銀行の採用担当者はそういうストレスの中で
毎日をすごしている。
むろん、お茶をかけられていい気はしないし
非常識な話であればネット上に書き込みもあるでしょう。
ただし、そういう話の裏側に、ちょっとは
大人の理解も、にじませてみよう。
相手の立場もそれなりに理解して
なお
「自分ならば絶対にそういうことはしないのだ」
という意識があれば、大人の主張として意見してみよう。
表面の態度だけで相手を判断するような
「子どもの見かた」も、卒業していこう。
皆さんがステキな大人になりますよう。
ではまた
彼らにも会社員としての生活があり、成績評価があり、その中で仕事として採用業務についている。
就活生が時として、大人社会に無理解なまま、ネットに応募企業の担当者の評価を子ども感覚で書いているケースを見ると心配になります。
卒業式を終えたら、まずは大人を目指そう。