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今月ニュースになったスコットランドの独立投票。
大切な投票日に寝坊したメリダ。
https://www.facebook.com/pocketprincessesより
スコットランドを出発点に、就活ヒントを考えてみます。
★★★定期更新は★★★
原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
10月にむけてファイト
★★★☆☆☆☆★★☆☆
■スコットランドのプライド。
英国史、英文学史で有名なサミュエル・ジョンソンと弟子のボズウェルの話から。
※※※※
18世紀の文人サミュエル・ジョンソン(1709~84)は独力で編纂した英語辞書において、「カラス麦」を定義して、こうつけ加えた。
「イングランドでは馬が食べるが、スコットランドでは人間が食べる」。
すると弟子のジェームズ・ボズウェル(1740~95)は
「だからイングランドでは馬が優れ、スコットランドでは人間が優れている」と切り返した。
ジョンソンはスコットランド嫌いだった。その理由には確たるものはなく、要するに虫が好かなかったのだろう。
一方、弟子のボズウェルはスコットランドの名家出身だから、ここは何がなんでも祖国の名誉を回復しなければならないのである。
※※※※
小林章夫「スコットランドの聖なる石」NHKブックス より抜粋
世界史の中でスコットランドが脚光を浴びる機会は少なく、スコットランド出身の有名人と言ってもすぐに出てこないことがあります。
しかしそのようなスコットランドに生まれ、スコットランドを祖国だと思い
その祖国の名誉を守るボズウェルの毅然とした切り返しは見事なものだね。
■ポーランドもイタリアも負けていない。
2001年11月7日付の産経新聞に渡部昇一と八木秀次の対談が掲載されていて
そのスクラップ記事から抜粋紹介してみよう。
※※※※
渡部(昇一):
ジェフリー・アーチャーの「ロスノフスキー家の娘」という小説は、アメリカのホテル王になったポーランド人、アベルの娘、フロレンティーナの物語です。
学校の歴史の試験でフロレンティーナが一番いい成績を取り、同級生が「ダム・ポーラック(愚かなポーランド人)がいい成績を取った」とはやしたてたが、フロレンティーナが
「ポーランドの歴史は何千年もあるが、あなた方アメリカの歴史はたった二百年しかない。私がいい成績を取るのは当たり前でしょう」と言ったら、みんなシーンとしてしまったという話です。
日本の歴史はポーランドよりもっと誇るべきものがあるのに、それを教えようとしない。
八木(秀次):
私の子供はまだ小さい(注:対談当時)ので、「クオレ物語」などを読ませています。あの中に「少年愛国者」という短い話があります。イタリア人の少年が外国人の大人たちからイタリアの悪口を言われ、その前にもらったお金を投げ返すという話です。
子供は自然に育てば、自分の属する共同体への愛着を持つものです。自分の親をよそのおじさんやおばさんから非難されて、心地よい子供は一人もいません。それと同じように、自分の国に対する誇り、自分の国の歴史に対する誇りというものを、ごく普通に持っているのです。
※※※※
産経新聞2001年11月7日特集記事~「国民の教育」対談~から
ではスコットランド、ポーランド、イタリアときて
いよいよ我々の国、日本での話題に戻りましょう。
「自分の属する共同体への愛着」
「自分の国に対する誇り、自分の国の歴史に対する誇り」
当ブログは就活テーマなので
“就活に直結する表現形式”に変換しようと思います。
自分の国→まずは“自分”“家族”“大学(母校)”と置き換えて
ポジティブな自己分析を心がけよう。
■自分を一番大事にする意味
講談社ではすでに絶版ですが、2014年の今でも通用する考え方ではないかと思います。
最後に紹介しますね。
※※※※
この世でいちばんかわいいのは自分です。自分をいちばん大事にする。そうであっていいし、そうでなければなりません。
しかし、自分を幸せにするには、自分の周りの人も幸せでなければなりません。不幸に囲まれた中で、自分だけ幸福な気分にひたっているということは不可能です。
あなたのためにも、あなたの家族、あなたのグループをかわいがらねばならない。自分を愛する心が深ければ深いほど、他に及ぼす愛の心も強まるべきです。
逆に言えば、家族を愛し、近所の人を愛し、地域社会を愛し、国を本当に愛する人が、真の意味の自分を愛する人だと私は思います。
※※※※
松下幸之助「若さに贈る」講談社現代新書1966年初版より抜粋。
~~10月の就活サブテーマ~~
■■内定式まであと1年■■
いくら就活スケジュールが後ろ倒しになっても
内定式は当面10月1日。
あと1年後には内定式。
1年後のスタートを今から決めよう。
~~~~~~~~~~~~
ではまたね。
2014.9.28
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☆就活の息抜きはこちらで☆
東京メトロ・リラックマ線が行く~tarebonkumaのブログ~
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※※※※
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「イングランドでは馬が食べるが、スコットランドでは人間が食べる」。
すると弟子のジェームズ・ボズウェル(1740~95)は
「だからイングランドでは馬が優れ、スコットランドでは人間が優れている」と切り返した。
ジョンソンはスコットランド嫌いだった。その理由には確たるものはなく、要するに虫が好かなかったのだろう。
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しかしそのようなスコットランドに生まれ、スコットランドを祖国だと思い
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※※※※
渡部(昇一):
ジェフリー・アーチャーの「ロスノフスキー家の娘」という小説は、アメリカのホテル王になったポーランド人、アベルの娘、フロレンティーナの物語です。
学校の歴史の試験でフロレンティーナが一番いい成績を取り、同級生が「ダム・ポーラック(愚かなポーランド人)がいい成績を取った」とはやしたてたが、フロレンティーナが
「ポーランドの歴史は何千年もあるが、あなた方アメリカの歴史はたった二百年しかない。私がいい成績を取るのは当たり前でしょう」と言ったら、みんなシーンとしてしまったという話です。
日本の歴史はポーランドよりもっと誇るべきものがあるのに、それを教えようとしない。
八木(秀次):
私の子供はまだ小さい(注:対談当時)ので、「クオレ物語」などを読ませています。あの中に「少年愛国者」という短い話があります。イタリア人の少年が外国人の大人たちからイタリアの悪口を言われ、その前にもらったお金を投げ返すという話です。
子供は自然に育てば、自分の属する共同体への愛着を持つものです。自分の親をよそのおじさんやおばさんから非難されて、心地よい子供は一人もいません。それと同じように、自分の国に対する誇り、自分の国の歴史に対する誇りというものを、ごく普通に持っているのです。
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産経新聞2001年11月7日特集記事~「国民の教育」対談~から
ではスコットランド、ポーランド、イタリアときて
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「自分の国に対する誇り、自分の国の歴史に対する誇り」
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しかし、自分を幸せにするには、自分の周りの人も幸せでなければなりません。不幸に囲まれた中で、自分だけ幸福な気分にひたっているということは不可能です。
あなたのためにも、あなたの家族、あなたのグループをかわいがらねばならない。自分を愛する心が深ければ深いほど、他に及ぼす愛の心も強まるべきです。
逆に言えば、家族を愛し、近所の人を愛し、地域社会を愛し、国を本当に愛する人が、真の意味の自分を愛する人だと私は思います。
※※※※
松下幸之助「若さに贈る」講談社現代新書1966年初版より抜粋。
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■■内定式まであと1年■■
いくら就活スケジュールが後ろ倒しになっても
内定式は当面10月1日。
あと1年後には内定式。
1年後のスタートを今から決めよう。
~~~~~~~~~~~~
ではまたね。
2014.9.28
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