こんにちは。
週末と月末いかがお過ごしでしょうか?
今週ずっと紹介しているイギリスの首相
チャーチルのエピソードからラストいきます。
◆私は元に戻るけど、あなたは・・
酒好きのチャーチルはあるとき
二日酔いの状態でふらふらになって
議場に出てきました。
ある女性議員が彼に注意をしました。
あなたは
ひどくお酒に酔った顔
でございますのね!
チャーチルはすかさず言い返しました。
あなたこそ
ひどく不細工な顔
でございますのね!
「私の酔い」は明日になったら
普通に戻りますがね
→「あなたの顔」は明日になっても・・
※
「酔っている間の発言は記憶が無いので無礼講」
という意味では参考になります。
※
一般的にこの話法の真似はしないほうが安全です。
さて、イギリス初の女性首相となったサッチャー
はチャーチルとは対照的に厳格な性格です。
◆私は首相である、それ以上なにが?
首相に選ばれた直後、ある記者がサッチャーに
質問しました。
イギリス初の女性首相になられるご感想を一言!
サッチャーは一言だけ
私は首相です。それ以上は何もありません。
→
私は首相という役割・職責を担うポジションである。
その仕事において男女の性別の差異は無関係である。
※
サッチャーはチャーチルのようなユーモアではなくて
首相の役割という「客観的な事実」で切り返しました。
◆雌雄のライオンは教養と思考訓練を欠かさず・・
チャーチルとサッチャー
男性と女性
まるで正反対の対応。
ですが私は
2人の政治家に共通して見られる
「とっさの時に、どのような反応や切り替えしができるか」
に注目しています。
つまり政治家にとっては特に
蓄積された教養や思考訓練こそ武器なのです。
たとえ政治家には ならなくても
人生のいろんな場面でリーダーシップを取ろうとしたら
こういう武器は欠かせないなあと思うのです。
◆常に先を見て、事前準備をしておく
チャーチルはいろんな場面で
(たとえ酒に酔っていても)
相手の話にユーモアで瞬時に切り返しができました。
これは普段から
彼が訓練して鍛えていたからできるのです。
もともと彼は数々の名演説をすべて事前に
「自分で原稿を書いて」
準備万端で挑んでいました。
最近の大統領や首相のように
スピーチライターに任せてはいません。
サッチャーの場合も
社会的な女性への偏見に対してくるであろう
質問を予想し、きちんと想定していたから
客観的な事実で切り替えしができました。
◆この長期戦略こそ
サッチャーはイギリス政界で野党の頃から
自分たちが政権を取ったら
どのように国家を運営していくか
をずっと考えていました。
そのポイントは3つありました。
・イギリス経済の衰退を逆転させる(経済発展)
・すべての政策はコストを計算すること(公共支出の見直し)
・すべての政策が継続的であること(長期戦略)
最初の二つは日本でもよく見られることですね
しかしなんといっても最後が一番重要です
すべての政策が継続的であること。
◆仕事は旗印を鮮明にしよう
サッチャーは保守党の政権として、在任中は
労働党と激しく議論を戦わせていました。
あるとき労働党の議論に対してこのように切り返しました。
あなたがた労働党の旗は赤旗でしょう。
われわれの旗はユニオンジャック(英国旗)です!
その主張はいったい
赤旗のためなのかユニオンジャックのためなのか?
政治家は国家のために仕事をするものだ。
あなた方の旗は何なのだ?
※
ここのブログテーマは あくまで
キャリアと人生の問題解決のヒント
政治議論ではありません。
チャーチルやサッチャーの態度から
いろいろなヒントを見つけられればいいかなと思います。
では
週末と月末いかがお過ごしでしょうか?
今週ずっと紹介しているイギリスの首相
チャーチルのエピソードからラストいきます。
◆私は元に戻るけど、あなたは・・
酒好きのチャーチルはあるとき
二日酔いの状態でふらふらになって
議場に出てきました。
ある女性議員が彼に注意をしました。
あなたは
ひどくお酒に酔った顔
でございますのね!
チャーチルはすかさず言い返しました。
あなたこそ
ひどく不細工な顔
でございますのね!
「私の酔い」は明日になったら
普通に戻りますがね
→「あなたの顔」は明日になっても・・
※
「酔っている間の発言は記憶が無いので無礼講」
という意味では参考になります。
※
一般的にこの話法の真似はしないほうが安全です。
さて、イギリス初の女性首相となったサッチャー
はチャーチルとは対照的に厳格な性格です。
◆私は首相である、それ以上なにが?
首相に選ばれた直後、ある記者がサッチャーに
質問しました。
イギリス初の女性首相になられるご感想を一言!
サッチャーは一言だけ
私は首相です。それ以上は何もありません。
→
私は首相という役割・職責を担うポジションである。
その仕事において男女の性別の差異は無関係である。
※
サッチャーはチャーチルのようなユーモアではなくて
首相の役割という「客観的な事実」で切り返しました。
◆雌雄のライオンは教養と思考訓練を欠かさず・・
チャーチルとサッチャー
男性と女性
まるで正反対の対応。
ですが私は
2人の政治家に共通して見られる
「とっさの時に、どのような反応や切り替えしができるか」
に注目しています。
つまり政治家にとっては特に
蓄積された教養や思考訓練こそ武器なのです。
たとえ政治家には ならなくても
人生のいろんな場面でリーダーシップを取ろうとしたら
こういう武器は欠かせないなあと思うのです。
◆常に先を見て、事前準備をしておく
チャーチルはいろんな場面で
(たとえ酒に酔っていても)
相手の話にユーモアで瞬時に切り返しができました。
これは普段から
彼が訓練して鍛えていたからできるのです。
もともと彼は数々の名演説をすべて事前に
「自分で原稿を書いて」
準備万端で挑んでいました。
最近の大統領や首相のように
スピーチライターに任せてはいません。
サッチャーの場合も
社会的な女性への偏見に対してくるであろう
質問を予想し、きちんと想定していたから
客観的な事実で切り替えしができました。
◆この長期戦略こそ
サッチャーはイギリス政界で野党の頃から
自分たちが政権を取ったら
どのように国家を運営していくか
をずっと考えていました。
そのポイントは3つありました。
・イギリス経済の衰退を逆転させる(経済発展)
・すべての政策はコストを計算すること(公共支出の見直し)
・すべての政策が継続的であること(長期戦略)
最初の二つは日本でもよく見られることですね
しかしなんといっても最後が一番重要です
すべての政策が継続的であること。
◆仕事は旗印を鮮明にしよう
サッチャーは保守党の政権として、在任中は
労働党と激しく議論を戦わせていました。
あるとき労働党の議論に対してこのように切り返しました。
あなたがた労働党の旗は赤旗でしょう。
われわれの旗はユニオンジャック(英国旗)です!
その主張はいったい
赤旗のためなのかユニオンジャックのためなのか?
政治家は国家のために仕事をするものだ。
あなた方の旗は何なのだ?
※
ここのブログテーマは あくまで
キャリアと人生の問題解決のヒント
政治議論ではありません。
チャーチルやサッチャーの態度から
いろいろなヒントを見つけられればいいかなと思います。
では