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こんにちは。
★★2012年1月は週1の更新で予定しております。★★
1月もあとわずか。
今月の就活関連記事から気になった
深刻になりつつある「就活鬱」を取り上げます。
■深刻な「就活鬱」
※※※
就職氷河期より厳しい状況が続く中、就職活動中の大学生に対する「心のケア」の取り組みが始まっている。長引く就活に疲れたり度重なる不採用の結果に落ち込んで鬱状態になったりするケースがあるためだ。
(ある大学生は)就活中の昨年8月、医師から鬱病と診断された。
何社も落ち続けるうち、不安や焦りから涙が止まらず夜も眠れなくなった。
ようやく内定を得たが、今も一日の大半をベッドの上で過ごしている・・(略)
※※※
日本経済新聞2012年1月25日社会面から
就活の悩みから鬱状態になる学生もいると思います。
実際に相談を受けたことも多いので
そういう事例をベースにして
できるだけの問題解決のヒントを書き綴っていこうと思います。
■いろんな原因がある
ある女子学生は「エントリーシートが書けなくて悩んでいる」と相談にきました。
最初は
「書く内容について、うまく書けずに悩んでいるのだろう」
と思っていたのですが
ずっと話を聞いているうちに
「小さいとき、『手書きの文字が汚い』と言われてショックだった」
「だから、自分の字を見た企業の人から、『汚いと思われること』がすごく怖い」
ということがわかってきました。
★★
エントリーシートが書けない、という悩みが
決して『内容が書けない』のではなく、
じつは『手書きの字の悩み』ということでした。
★★
就活の悩みのなかには
就活が引き金となって出てきた
『別の理由の悩み』が原因の場合もあります。
就活に関する具体的な悩みと
就活に伴って出てきた固有の悩みが
ごっちゃになっていると
その漠然とした悩みが膨らんで
まったく押しつぶされてしまう危険があります。
■細かく、ゆっくり噛み砕くように
漠然と膨らんでしまった大きな悩みは
細かく、ゆっくり噛み砕いて
ひとつづつ解決するという方法がベストだと思われます。
このことを思いだして
心の不安を細かく整理してみませんか。
(お手伝いしてくれるカウンセラーの先生が、キャリアセンターに必ずおられます)
悩みの細分化で、個別に解決を考えていきましょ。
そして就活に関する悩みのうちで
『悩んでいる自分以外の人の、ものの見方や考え方』を知っておくと
悩みの整理や解決のヒントにもつながることがあります。
■相手にも苦しみがある、という事への理解
『自分を認めてくれない企業』が多すぎることに
おそらく無数の就活生は
『世の中から自分は否定され続けている』と感じているでしょう。
不採用やリストラを決定する側の心理について
ちょっとのぞいてみよう。
※※※
社員をひとりクビにした日、6歳のリードが家に帰ってきたときに「今日、失業したんだと家族や小さな息子に話さなきゃいけないなんて、彼はどういう思いをするんだろう」って考えてしまった。
つらかったよ。
でも、誰かがやらなきゃいけないんだ。
チームをすばらしい状態に保つのは僕の仕事だとずっと思ってきた。
※※※
スティーブ・ジョブズ(Ⅱ)
ウォルターアイザックソン
井口耕二訳
講談社2011年から
人事部の担当者や経営者が下す決断のなかで、従業員の生活を左右する
決断ほど、じつは一番苦しい仕事なのかもしれない。
仕事だと割り切って、自分の良心と判断に正当性という麻酔を与え続けなければ
とても『絶えられない苦しみ』を背負う孤独な経営者も、何人か知ってます。
自分を不採用にした企業の担当者(あるいは経営者)もまた、
別の次元の苦しみを背負っているのかもしれないと気がつくことで
ほんの多少ではあっても、就活の悩みが軽くなることもあるかもね。

~・~・~
相手への理解力と社会への認識力が高くなると
おそらく現在の就活の苦しみの7割は解決できるよ。
そのヒントは、社会人の信頼できる先輩たちが
いろんな経験値で教えてくれます。
だから身近な相談相手を探してみよう★
~・~・~
では次週更新まで!
(2月からは週2回更新を予定です)
☆またね☆


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