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日本テレビの内定取り消しを無効として裁判に訴えたミス東洋英和の笹崎里菜さん。
www.bijogoyomi.com
(美女暦(BIJO ごよみ) 笹崎里菜)
今週、ライバル局の社長が独自の見解を出しました。そこからいこう。
※※※※※※※※※
フジテレビは28日、東京・台場の同局で定例会見を行い(~中略~)亀山千広社長(58)は、東京・銀座のクラブホステスのアルバイト経験を理由に、東洋英和女学院大4年の笹崎里菜さん(22)が日本テレビからアナウンサー職の内定を取り消された件を質問され、
「(フジは)内定を出した以上は採用すると思う」
と独自の見解を話した。清廉性に欠ける理由で内定を取り消されたが、「それは僕らじゃなく視聴者がどう見るかに委ねたい」とした。
※※※※※※※※※
2014年11月28日 17時53分 サンケイスポーツ
★★★定期更新は★★★
原則週2回(木・日)+増刊で予定です。
12月もどんどんいきます。
★★★☆☆☆☆★★☆☆
■公正な採用選考をめざして(厚生労働省)
採用選考に関する指針があることを、まず覚えておこう。
(最新版はハローワークやキャリアセンターに常備されていますから閲覧してみてください)
※※※※※※※※※
★採用基準が、本人の適性、能力のみを基準とした適切なものであったとしても、選考方法が適性・能力以外の要素を把握するものであれば、把握された内容はどうしても採否決定に影響を与えることとなり、また、それらの事項を尋ねられたくない応募者に心理的打撃を与えることになって、結果として就職差別につながる恐れがあります。
★応募者の適性・能力が的確に評価されず、本来採用させるべき適性・能力が高い応募者が不採用となってしまえば、応募者にとって不公平であるばかりか、採用企業にとっても社業の発展に役立つ優秀な社員の採用機会を失ったという意味で損失となります。
※※※※※※※※※
厚生労働省「公正な採用選考をめざして」から抜粋
(注:手持ち資料は平成22年度版)
■彼女のスタンス
笹崎里菜さんと日本テレビ人事部との往復書簡から気になる一節。
※※※※※※※※※
(5月2日付 日本テレビ人事局長→笹崎)
アナウンサーには、極めて高度の清廉性が求められます。他方で、銀座のクラブでホステスとして働いていた貴殿の経歴は、アナウンサーに求められる清廉性に相応しくないものであり(中略)
ホステスとしてのアルバイト歴だけを意図的に申告しなかったわけですから、貴殿の行為は、重要な経歴詐称に他ならず、弊社との信頼関係を著しく損なう背信行為であって、昨年9月12日付誓約書4項の「貴社への申告に虚偽の内容があった場合」に該当するものです。
※※※※※※※※※
※※※※※※※※※
(5月8日付 笹崎→日本テレビ人事局長)
わたくしが、経歴詐称などという恐ろしいことをしたとの記述を拝読し、とても信じられない思いでございました。
昨年9月5日に、御社(日本テレビ)において、その場で記入するようにと渡されました「自己紹介シート」には、確かにアルバイト歴の記入欄がございましたが、すべてのアルバイト歴を余すところなく記入すべきというものではございませんでした。
(中略)
もし、わたくしに、隠そうという意図があったのであれば、どうして、その後、人事のご担当の方に、銀座のお店のお手伝いについて、お話を申し上げたのでしょうか。
※※※※※※※※※
週刊現代2014.11.17発売“ミス東洋英和VS日本テレビ「往復書簡」を公開する”から。
裁判については現在進行形なので、
考える材料として再び厚生労働省の指針を読み解いていこう。
■「採用選考時に配慮すべき事項」
前掲の厚生労働省の指針から
※※※※※※※※※
★労働者に求められる適性と能力の内容は、職種の職務内容によって異なります。
★そのため、応募者からどんな事項を把握することが適当か、あるいは適当でないかは、一概に断じられるものではなく、職務内容に応じて、把握することが真に合理的であるかどうかという観点で判断しなければならないものといえます。
★しかしながら、少なくとも、「本人に責任のない事項」や「本来自由であるべき事項(思想信条にかかわること)」は、本人の適性・能力に関係のない事項であると考えられます。
★このため、これらの事項を、応募用紙(エントリーシートを含む)に記載させる・面接時において尋ねる・作文を課すなどによって把握することは、就職差別につながる恐れがあります。
※※※※※※※※※
厚生労働省「公正な採用選考をめざして」から抜粋
(注:手持ち資料は平成22年度版)
就活生の理論武装というほどではありませんけど
知っておけば多少なりとも就活で役立つ場面もあるかと思います。
■企業と対峙するとき
就活生だれもが直面するわけではありませんが、内定トラブルなどで、どうしても企業と対峙せざるおえない場合の鉄則を覚えておこう。
・まず「自分の主張に間違いはない」という確信をもつこと。
・一人だけで戦わず、必ず味方をつけること。
・味方とは「社会的に自分をサポートしてくれる」立場の人たちだ。
・大学のキャリアセンター、弁護士、企業関係者など、なるべく多くの人を巻き込もう。
・自分のために戦わず、同じ就活生、あるいは後輩のためといった「大義名分」を大切に。
・ある程度のところで矛を収めて、現実的な妥協に持って行くことも知恵だ。
11月のラストに。
いよいよ年末、がんばっていきましょう。
またね。
2014.11.30
★★★定期更新は★★★
原則週2回(木・日)+増刊で予定です。
11月もどんどんいきます。
★★★☆☆☆☆★★☆☆
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今週、ライバル局の社長が独自の見解を出しました。そこからいこう。
※※※※※※※※※
フジテレビは28日、東京・台場の同局で定例会見を行い(~中略~)亀山千広社長(58)は、東京・銀座のクラブホステスのアルバイト経験を理由に、東洋英和女学院大4年の笹崎里菜さん(22)が日本テレビからアナウンサー職の内定を取り消された件を質問され、
「(フジは)内定を出した以上は採用すると思う」
と独自の見解を話した。清廉性に欠ける理由で内定を取り消されたが、「それは僕らじゃなく視聴者がどう見るかに委ねたい」とした。
※※※※※※※※※
2014年11月28日 17時53分 サンケイスポーツ
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■公正な採用選考をめざして(厚生労働省)
採用選考に関する指針があることを、まず覚えておこう。
(最新版はハローワークやキャリアセンターに常備されていますから閲覧してみてください)
※※※※※※※※※
★採用基準が、本人の適性、能力のみを基準とした適切なものであったとしても、選考方法が適性・能力以外の要素を把握するものであれば、把握された内容はどうしても採否決定に影響を与えることとなり、また、それらの事項を尋ねられたくない応募者に心理的打撃を与えることになって、結果として就職差別につながる恐れがあります。
★応募者の適性・能力が的確に評価されず、本来採用させるべき適性・能力が高い応募者が不採用となってしまえば、応募者にとって不公平であるばかりか、採用企業にとっても社業の発展に役立つ優秀な社員の採用機会を失ったという意味で損失となります。
※※※※※※※※※
厚生労働省「公正な採用選考をめざして」から抜粋
(注:手持ち資料は平成22年度版)
■彼女のスタンス
笹崎里菜さんと日本テレビ人事部との往復書簡から気になる一節。
※※※※※※※※※
(5月2日付 日本テレビ人事局長→笹崎)
アナウンサーには、極めて高度の清廉性が求められます。他方で、銀座のクラブでホステスとして働いていた貴殿の経歴は、アナウンサーに求められる清廉性に相応しくないものであり(中略)
ホステスとしてのアルバイト歴だけを意図的に申告しなかったわけですから、貴殿の行為は、重要な経歴詐称に他ならず、弊社との信頼関係を著しく損なう背信行為であって、昨年9月12日付誓約書4項の「貴社への申告に虚偽の内容があった場合」に該当するものです。
※※※※※※※※※
※※※※※※※※※
(5月8日付 笹崎→日本テレビ人事局長)
わたくしが、経歴詐称などという恐ろしいことをしたとの記述を拝読し、とても信じられない思いでございました。
昨年9月5日に、御社(日本テレビ)において、その場で記入するようにと渡されました「自己紹介シート」には、確かにアルバイト歴の記入欄がございましたが、すべてのアルバイト歴を余すところなく記入すべきというものではございませんでした。
(中略)
もし、わたくしに、隠そうという意図があったのであれば、どうして、その後、人事のご担当の方に、銀座のお店のお手伝いについて、お話を申し上げたのでしょうか。
※※※※※※※※※
週刊現代2014.11.17発売“ミス東洋英和VS日本テレビ「往復書簡」を公開する”から。
裁判については現在進行形なので、
考える材料として再び厚生労働省の指針を読み解いていこう。
■「採用選考時に配慮すべき事項」
前掲の厚生労働省の指針から
※※※※※※※※※
★労働者に求められる適性と能力の内容は、職種の職務内容によって異なります。
★そのため、応募者からどんな事項を把握することが適当か、あるいは適当でないかは、一概に断じられるものではなく、職務内容に応じて、把握することが真に合理的であるかどうかという観点で判断しなければならないものといえます。
★しかしながら、少なくとも、「本人に責任のない事項」や「本来自由であるべき事項(思想信条にかかわること)」は、本人の適性・能力に関係のない事項であると考えられます。
★このため、これらの事項を、応募用紙(エントリーシートを含む)に記載させる・面接時において尋ねる・作文を課すなどによって把握することは、就職差別につながる恐れがあります。
※※※※※※※※※
厚生労働省「公正な採用選考をめざして」から抜粋
(注:手持ち資料は平成22年度版)
就活生の理論武装というほどではありませんけど
知っておけば多少なりとも就活で役立つ場面もあるかと思います。
■企業と対峙するとき
就活生だれもが直面するわけではありませんが、内定トラブルなどで、どうしても企業と対峙せざるおえない場合の鉄則を覚えておこう。
・まず「自分の主張に間違いはない」という確信をもつこと。
・一人だけで戦わず、必ず味方をつけること。
・味方とは「社会的に自分をサポートしてくれる」立場の人たちだ。
・大学のキャリアセンター、弁護士、企業関係者など、なるべく多くの人を巻き込もう。
・自分のために戦わず、同じ就活生、あるいは後輩のためといった「大義名分」を大切に。
・ある程度のところで矛を収めて、現実的な妥協に持って行くことも知恵だ。
11月のラストに。
いよいよ年末、がんばっていきましょう。
またね。
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