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◆1500人を守り抜いた出光興産◆出光佐三の経営者『愛』だ!

2010-09-07 07:12:14 | 日記
こんにちは

昨日は内定取消しをテーマにしました。

従業員の解雇と同じように、内定取消しを判断する会社は
経営者の本質・力量が『その程度か・・』と思うのです。


新卒の就活生も、既卒でリストラの悲哀を
体験した人も、企業と社員の「あるべき姿」
という事を一緒に考えてみたいと思います。


出光興産の創業者、出光佐三(1885- 1981)のエピソードを
覚えておくとかならず役にたちます。


◆子を捨てる親があるか


出光佐三は経営者として人員整理に絶対反対を貫く
気骨にあふれた人でした。


※※※

だが出光は首を横に振った。
「何が人員整理、何が経営合理化。いやな言葉だ」


「わが社は一人の退職者も出さぬ」

「それでは会社はやっていけますまい」

顔色を変える重役たちに声を励まし


「どんなことがあっても首は切らぬ。」

※※※
邑井操「人望力」PHP文庫より


昭和20年の敗戦で、海外から引き上げてきた出光興産
の社員は1500名いました。

敗戦の混乱で国は疲弊し、会社も経営が厳しい。

特に石油統制によってメインの仕事もままならない。
社員を大量に整理しなくてはならない緊急事態でした。


出光が語ったといわれる内容です。
(再び邑井操「人望力」PHP文庫より引用紹介)

※※※

家計が苦しいからといって、子を捨てる親があるか。
あれば鬼だ。

苦しいからこそ子をかばうのが親ではないか。



自分の食うものを減らしても子に与えてこそ親ではないか。

断じて整理などしない。出光の財産は社員にある。
出光の宝は人材にある。


人さえいれば再建は必ず成る。敗戦ぐらいで肝をつぶすな。

※※※

このセリフはそのまま
出光=自分たちの会社と読み替えて
語り継いで欲しいと思うのです。



◆ここに実例があるのだ。


『経営上の判断として内定取り消し・解雇は必要なものだ』
と本当に、すっぱり言い切れるものだろうか?


そうでもあるまい。


私は出光興産の出光佐三の実例をあげて
静かに反論してみたいと思います。


リストラをせず会社を再生させた経営者も確かにいたのだ。

就活で自分が目指す会社や
また転職しようとしている会社に
はたして出光佐三のごとき経営者がいるかどうか。


きちんと調べてみよう。


ではまた



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6 コメント

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公開コメントへの補足 (tarebonkuma)
2010-11-13 17:51:51
元社員さんのコメントに補足説明しますね。

※パワハラ自殺の労災認定

1999年に出光興産子会社の経理担当社員だった男性=当時(43)=が自殺したのは、上司だった課長の暴言などが原因だったとして、名古屋市内の遺族が労災認定を求めた訴訟の判決が2010年10月18日、東京地裁で行われ、労災を認めなかった国の処分を取り消した。

ブログで紹介した出光佐三が存命であれば、どのような気持ちでいるのだろうかと改めて思います。

返信する
ツイッター紹介されました☆ (tarebonkuma)
2010-11-12 21:10:03
ツイッターでこの日のブログを紹介いただきました!chan0830さん御礼です☆





返信する
違うと思います。 (出光興産元社員)
2010-11-11 21:09:36
コメントありがとうございます。


松下に関しては複数名お知り合いの方がおり、勤務実績なしのものが言うのであれですが。

松下の場合、JXホールディングスの今回の1000人希望退職者のように募られています。

しかし、出光では、自殺事件のような理不尽なことが行われております。また、「学歴や男女差別などない」と人事は表では言うものの、裏では言ってる本人が「それ以外でどう判断するのか」という始末です。

やはり、難しいのでしょうか。

返信する
創業者が存命ならば・・ (tarebon)
2010-10-11 10:30:45
元社員さんコメント御礼です。

企業が大きくなると、創業者の理念継承は難しいものですよね。現実には松下電器(現:パナソニック)にしても同様なのだろうと思います。

企業は創業者の精神を取り戻せ!という声を社員・従業員は改めてうったえてみるのも必要なことなのかもしれません。
返信する
嘘ですよ (出光興産元社員)
2010-10-11 01:06:44
今は普通にやらせ解雇する会社です
返信する
出光と松下の実例を見よ (tarebon)
2010-09-07 07:27:28
紹介した出光佐三のほかに、『経営の神様』松下幸之助も社員を整理せずに不況下で経営建て直しを実現させたことがあります。

いかに会社が経営理論でリストラ・解雇を正当性を主張しようとも

理論を越えて、経営者の人間性が『正当かどうか』が試されます。

今、彼らのような創業経営者がもう一度出てきて欲しいものですよね!
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