鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1595回】 良い人が採用できないと言う前に・・・

2015年05月14日 | 住宅コンサルタントとして
これからの時代、住宅会社はスタッフの採用にますます苦労するでしょう。

人口減により、市場が縮小していくことに加え、
消費者の感性が高くなって、これまでのように建築業の発想だけでは
お客様が自社を選んで下さらなくなったのです。

要するに、1棟の契約をいただく難易度がかなり上がっている訳です。

ゆえに就職先を探している学生さんからすれば、
住宅業界というのはしんどく、厳しい業界だと映るでしょうから
採用は簡単ではありません。

そんな中、いろんな会社が「良い人が採用できない」というお悩みをお持ちだと思います。

こういう時、どうすればいいのでしょう?

私の個人的な意見ですが、何かを実現しようと思えば、
先に実現した後の状態をつくっておくことが重要だと思っています。

昔、読ませていただいた、中谷彰宏さんの本に書かれていましたが、
年間50冊以上の本を出版される中谷さんは、
売れる前から今と同じ量の原稿を書いていたのだそうです。

だから、いろんなところからオファーが来るようになられたのでしょうし、
オファーがたくさんあっても対応が可能なのだと思うのです。

また、役者さんがいきなりヒット作に恵まれて、一気にブレイクするようなケースもありますが、
ヒット作に恵まれる前から縁起の稽古を積み重ね、高い演技力を持っていたのです。

会社の中で課長に任命される人は、平社員の時から課長レベルの仕事をしていた方です。
だから課長に任命される。

社員さんの採用も同じだと思うんですね。

要するに、良い会社を先につくっておく。
社員さんが働きやすい制度を先に作っておく。
だから良い社員さんが入ってきてくれるのだと思うのです。

良い人が採用できないと嘆く前に、やっておくべきことがあるのです。
コメント
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