鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1611回】 底力をつける

2015年05月30日 | 住宅コンサルタントとして
どんな企業でも、調子の波はあると思います。

メチャメチャ好調だった企業が、市場環境が変わって業績が苦戦することはよくあります。

業績が下がった時、どう考え、どう実行するかが企業の底力。

さまざまな試行錯誤をして、改善を繰り返し、
業績がなかなか苦戦する中、見事に立ち直られるケースをたくさん見てきました。
その逆に、過去の成功体験を忘れられず、さまざなま改善提案を実行されないまま、
旧態依然のやり方で取り組んでおられるケースもありました。

業績が良くないのをスタッフ個人の能力のせいにしてしまう経営者もいますが、
要は限られた戦力で最大の結果を出すのが経営者の仕事。

経営者が現場に出て実務をやることで満足し、
業績不振の原因は、自分と同じレベルの成果を出さないスタッフの個人的能力のせいに
してしまうような経営者もいました。

一所懸命に取り組んでいても、自分たちのやり方が通用しなくなる時が、いつか必ず来ます。

そのときに、マーケティングを変え、接客を変え、商品を変える。
過去の成功体験におぼれることなく、お客様が求めていることを追求し、
ライバルを徹底研究し、とにかく改革を実行する。

非常時にそういうことができる体質の会社をつくっておきたいものです。

そしてそれが企業の底力だと個人的に思っています。
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