鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1603回】 価格を見極める目を持つ

2015年05月22日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界だけでなく、いろんなところで値引きがおこなわれています。

家電量販店に行くと、「ここから更に現金値引き」という表記があったり、
スーパーの精肉売り場に行っても、「本日、30%値引き」という表記があったり・・・。

あれ、皆さんはどう思いますか?

私は、家電量販店の最終売価を表示しないやり方がズルいと思ってしまいます。

「そんな交渉させんと、最初から価格明記した方が、お客様の手を煩わせないんとちゃうん?」

と思います。

スーパーの精肉売り場で、「本日30%値引き」というものも、
実際に普段の日に売られている価格からかなり盛られた金額になっていて、
そこから30%引いていたりしますから、いかがなものか、と思ってしまいます。

電動歯ブラシの本体を安くし、先端のブラシをかなり高く売って利益をいただく手法。
プリンター本体を安く売って、交換用インクで利益を取る手法。

本当にいろんなビジネスモデルが存在します。

ただ、消費者として知っておかなくてはならない物事の本質は、
企業は利益が無ければ存続できないということです。

必ず、どんなお店・企業も利益を取っています。

だから価格表示のテクニックに騙されずに、
商品やサービスの本当の価値を見る目を養うことが一番大切ですね。
コメント
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