鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2013回】 経営者であれば、誰もが通る道

2016年07月04日 | 住宅コンサルタントとして
今、ご縁を頂戴しているクライアント様の中で、
社員さんの定着率が圧倒的に高く、
しかも社員さんの人間力や能力のアップにも積極的に取り組まれているクライアント様がいます。

ライバルのレベルも上がってきていますから、これからの時代、
1組のお客様を巡って非常にハイレベルな競争が繰り広げられる訳ですが、
全く持って心配が無いくらい、あらゆる面でレベルが高い。

もうこの会社で家づくりをされるお客様は本当に幸せだなぁ、と思います。
そして経営者として本当に素晴らしい会社をおつくりになられたなぁ、と
個人的に心の底から思っています。


しかしながら、社長が若かりし頃は、
スタッフさんの定着などで本当に苦労された、ということを教えていただきました。

優秀な人から辞めていく。
年月をかけて育ってもらったスタッフさんも、一人前になったら辞めていく。

もう本当につらい経験をされたそうです。

この経験から、どうすれば社員さんが自社で長く働きたいと思うのか、
その一点を考え、学ばれ、そうなるように改革を続けてこられたそうです。


経営者は本当に孤独な仕事。

社員さんどころか、幹部・役員の方ですら、経営者の本心を理解できていなかったりもします。
(でも自分や自分の一族の私利私欲しか考えない、最低な経営者もまだまだ居たりしますが・・・)

自ら頑張り、社員さんのことを思っても裏切られることはしょっちゅう。

でも中小企業の経営者であれば、誰もが通る道なのかもしれません。

そんな経験が経営者の器を大きくし、人として魅力的な深い人間にしてくれるのでしょう。

私自身、未熟ですが、少しでもこうした経営者の方のお役に立てるよう、
日々研鑽を重ねていき、学び続けたいと思います。
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