鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2037回】 現実を受け入れる

2016年07月28日 | 住宅コンサルタントとして
相模原の施設でおこった、凄惨な殺傷事件。

犯人は絶対に許せません。

しかしながら、テロ行為にも似た、不特定多数の方に危害を加える行為が
日本、それから世界で本当に多くなってきているような気がします。

秋葉原、土浦、大阪教育大付属小学校などでおこった、悲しい事件。

犯人に共通しているのは、何をやってもうまくいかない中で、
社会そのものやある一定の人に対する怒り、憎しみを持つようになった、ということでしょう。

でも世の中、うまくいかないことや、努力したにもかかわらず結果が出ないことなんて、
数えきれないくらい、皆経験しているものなのです。

自分よりも良い学校に行っている人。
自分よりも収入が高い人。
自分は恋人はいないけど、恋人と良い関係の人。
自分より友達が圧倒的に多い人。
などなど、自分よりうまくいっている人なんて、数えきれないくらいいるものです。

そういう現実を受け入れ、自分ができる範囲の中で
楽しみややりがいを見出いしていけるようにならなくてはいけないのに、
自分がうまくいっていないことを周囲や世の中のせいにしたり、
うまくいっている人そのものに恨みを持ったりしたのだと思います。

こういう悲しい事件を起こさないようにするためには、
幼少期における正しい教育が欠かせないような気がします。

知識を教えるだけでなく、

「思い通りにいかないことなんて、世の中、数えきれないくらいある」
「自分と価値観が違う国や人なんて、多々存在する」
「自分に与えられた環境の中で、どうやりがいを見出していくのかが大切」

というような生きていく上での考え方、知恵を伝えていかないといけないような気がします。

ということで、我が家では子どもたちにまた、こういう話をしたのでした・・・。

現実を受け入れる大切さを改めて感じますね。
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