鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2031回】 マナーや礼儀を身につけ、規律ある組織をつくるには・・・?

2016年07月22日 | 住宅コンサルタントとして
自分の会社のオフィスや敷地内に、知らない方がおられたら、皆さんはどうされますか?

自分が所属している部署に、ではないが、
自社に電話がかかってきていて、何度か鳴っているのに誰も出ない。
そういう時、皆さんならどうされますか?

自分の仕事が猛烈に忙しいからか、机の周辺がモノで溢れている後輩がいるとします。
皆さんならその後輩になんて言いますか?

社会人ならば、お給料を頂いている身であれば、知っている人だけでなく知らない人でも
自社の敷地内におられれば、お客様と思ってお声掛けしなくてはなりません。

また自分の所属とは違えど、お客様を待たせていることになるのですから、
当然、自社にかかってきた電話は取らなくてはなりません。

職場は個人のスペースではありませんから、机の上や事務所内をキレイにしなくてはなりません。

こんなの、常識です。

お客様や社外の方と会話するときは敬語が基本ですから、
相槌に「うん」とか言わない。

コミュニケーションをとる際、相手の方をしっかりと見て、うなづいたり相槌を打つのもマナーです。


こういう常識を知らない人、マナーを知らない人、組織に自由を与えるとどうなるか?

もう勝手に自分に都合の良い解釈をして、成長しないビジネスパーソンになってしまいます。

机の上が散らかっていて、事務所内の見た感じを悪くしているのに、

「俺的には、これで片付いているんですよ!」

とか、ナメたことを言ったりしますし、電話にすぐ出ないのも、

「自分はちょっと取り込んでいて、手が離せなかったんです」

とか言い訳をする奴になるのです。

全て、主語が自分。
思考の中心も自分。
周囲の仲間やお客様に対する配慮、思いやりが無い奴になるのです。


こうした基本的なマナーを守れ、規律ある組織をつくらなければなりません。

では、そういう組織をつくっていくためには、どうすればいいか?

外部の研修に社員さんを参加させるだけでは、絶対にマナーや礼儀は身につかないし、
規律ある組織はできないのです。

こういう組織をつくるには、日々、上の立場の人が模範を見せ、
更にスタッフさんが出来ていない時はその場で即、注意し続けるしかないのです。

外部機関にアウトソースして、組織が良くなることなんてあり得ないのです。

組織の雰囲気をつくっていくのは、トップであり、上司です。

本気で何回も、定着するまで言い続け、指摘し続けなくてはなりません。

そして規律ある組織をつくっていかないと、業績は上がらない時代になりました。

業績が不振の会社は、まずはそこからやらないといけないのです。
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