鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2014回】 チャンスをモノにする

2016年07月05日 | 住宅コンサルタントとして
経営とは不思議なもので、
日々、コツコツと努力をしていてもなかなか成果につながりませんが、
ある日、突然成果につながり、順調に推移する時が来ます。

ようやくこれまでの苦労が報われた・・・。
やっとこれから順調に推移していくことだろう・・・。

結果が出るのは、誰にとっても嬉しいもの。
しかしながら、結果が出るということは、
当然ながら受注後の業務量が劇的に増え、
組織内も個人も忙しくなるのです。

これまで受注が少なかったから、いろんなことを考えたりつくったりすることが可能だった。
新規のお客様へのアプローチや仕掛けもできた。
しかしながら、受注後の業務でそういう時間が激減するのですね。

こういう局面になったとき、2通りの考え方に分かれます。

1つは今の受注をとにかくこなすこと。
他の業務はストップし、受注をこなすことでいっぱいいっぱいになり、
次の対策を打てないんですね。

もう1つは、受注をこなしながら、これまでと全く同じ取り組みを継続すること。
新規のお客様へのアプローチも黙々とおこなったりします。
時間が無いとか、忙しいとか言い訳をせず、
とにかくこのチャンスを掴まなければ、また元の状態に戻ってしまうという危機感を
組織全体で持っていたりします。

この場合、当然ながら後者の方が間違いなく成長していく訳です。

一時的に受注が一気に来て、急に忙しくなったこのチャンスを絶対に逃してはいけません。

この時、1か月や2か月、休みを取れなくとも、歯を食いしばって乗り越えるべきなのです。

基盤ゼロから今の好業績企業をつくった創業者などは、
皆、このプロセスを踏んでいます。

このチャンスを掴めるか逃すかで、自社の将来が決まるのです。

チャンスを逃さないようにしたいですね。
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