鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3762回】 上司としての姿勢

2021年04月18日 | 住宅コンサルタントとして

社員さんは、リーダーを。

リーダーは、マネージャーを。

マネージャーは、役員を。

そして役員は、社長を常に見ています。

 

自分の上司にあたる人が、仕事に真剣に向き合っていなければ、

部下は完全にシラケてしまいます。

 

そもそも、人の下で働いた経験が少ない方や無い方は、

こういうことを感覚的に分かっていないことが多いので、

そういう方がトップや役員になった場合、

とても注意が必要です。

(特に同族経営をされている会社は、注意が必要です)

 

これは以前にも書いたかもしれませんが、

私、大学生になりたての頃、

大阪のビル清掃会社でアルバイトをしていたのですが、

その会社の社長や社長の息子さんは、

仕事に向き合う姿勢が素晴らしかったのですが、

社長の弟さんが、もう最悪だったのですね。

 

バイトで入ってきた女性に手を出す。

勤務時間中に、その女性のバイトの子を

自分の車に乗せて、どこかに行ってしまう。

 

公私混同がひどい人でした。

 

そしてその社長の弟の背中を見ていたバイトリーダーが、

同じように自分はずっとさぼっていながら、

学生バイトである私たちをあごで使って、

現場の皆は納得できない中で、バイトをしていました。

 

この経験は、自分にとって本当に大きく、

こういうことをすると、部下はついていきたくなくなる、

ということを学ぶことができました。

 

そして社会人になって、仕事をさせていただく中で、

自分は本当に上司に恵まれました。

 

上司が真剣に仕事をし、

会議の時も更にその上の支店長や役員の話に耳を傾け、

部下の発表にもしっかりと向き合ってくれる。

 

会社の方針が現場の意向と異なっている場合、

なぜ会社の方針に従わなければいけないのかを

懇々と説明して納得させてくれる。

 

そういう上司の下で仕事ができたことで、

私自身、仕事が好きになりました。

 

でもその逆のことがあったとしたら。

 

例えば、こっちが真剣に会議で発表しているのにも関わらず、

上司がずっとスマホをいじっていたり、

会議に参加する意識がゼロなのにその場に居たとしたら、

 

「なんでこの人、この場にいるのかな?」

「なんでこの人が、上司や役員なんだろう?」

 

と、部下の方は思うのですね。

 

そういう姿勢であるのなら、

その場に参加しないか、職を降りる方が組織のためなのです。

(もちろん、姿勢が変われば全く問題が無いのですが・・・)

 

役職が上の立場の人は、そういうことを理解して、

仕事に向き合わなければ、強い組織はできないと

この仕事を通じて、私自身、感じています。

 

自分の仕事に対する姿勢が、常に見られている。

 

課長や部長、役員になる人は、

そういうことを理解していたいものですね。


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