鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5043回】 ホンモノを見て、ホンモノに触れることが重要

2024年10月20日 | 住宅コンサルタントとして
自分を成長させようと思うのであれば、
若いうちに圧倒的な量をこなすと共に、
ホンモノを見て、ホンモノに触れることを
定期的におこなうことをおススメしています。

ホンモノとは、イミテーションではないもの。
ホンモノとは、一流のもの。

これをちゃんと分かっているかどうかは、
ビジネスパーソンとして深みが出るかどうか、
ということにつながるような気がしています。

私自身、そのことを痛感したのは、
日本一の住宅営業マンからいろいろと
学ばせていただく機会があったからです。

今でもハッキリと覚えていますが、
その営業マンが使っていたペンケースは、
何と20年以上前に購入したグッチの本革だったのです。

20年以上使っているとは思えないくらい、
ちゃんと手入れされていて、しかも美しかった。

更に起業後、
イタリアに精通しているビジネスパートナーさんと
知り合うことができて、
ミラノサローネに行ったり、
ミラノにお住いの方の自宅を拝見したり、
オフィスを見学させていただいたりしたのですが、
もうそれはデザイン的、素材的にホンモノだらけで、
自分の自宅(当時は建売を購入)とは雲泥の差でした。

ホンモノの素材で家を建てると、
年月の経過と共に味わいが増していく。

だから手を入れながら、ずっと住み続けられるんだ、
という当たり前のことを体感することができました。

そういう体験をしてからは、
まずは自宅を自然素材のみを使って建て、
合皮の製品や造花などを一切、持たなくなり、
高くともホンモノの製品を購入し、
手入れしながら使い続ける、という選択をしました。

結果、例えばキャリーバッグも10年以上、
メンテナンスしながら使っていますし、
靴やジャケットも10年以上、使い続けていて、
結果としては安く済んでいるような気がします。

何より、ホンモノを見極められるようになったかと思います。

そしてそれは服やバッグだけではなく、
人を見る目も上がったような気がしますし、
お店を選ぶ際にもハズレがかなり減ったかと思います。

ホンモノを見て、ホンモノに触れることを
皆さんは意識して行動できていますか?

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