鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第75回】 今こそ、規制緩和を

2011年03月16日 | 住宅コンサルタントとして
東北地方を襲った大震災で、建築資材の供給がストップすることが
ほぼ確実となっております。

日本の針葉樹合板の大半は、三陸沖にある工場でつくられていました。

それらの工場が、今回の震災で全く機能しなくなりました。

もちろんこういう事態ですので、まずは公共性の高い道路や鉄道、港や飛行場の復旧に
資材が最優先で供給されなくてはなりません。

その間、住宅現場や土木現場には資材が完全に供給されなくなるでしょう。

国内の工場が生産量が大幅にダウンしているわけです。
でも、被災地の仮設住宅や道路、鉄道の復旧に大量の資材が必要となります。

こういう時期だからこそ、日本に今はびこっている規制を緩和して、
輸入資材を大量に仕入れ、一気に品物不足を解消すべきだと個人的に思います。

官僚が自分たちの利権を確保するために、
さまざまな規制をかけ、さらに検査機関をつくって高い検査料を搾取しています。

その検査機関がOKしたものしか、日本の住宅に使ってはいけないことになっています。

こういう現状だからこそ、こんなアホくさい規制はいったん止めてもらって、
とにかく供給量を維持して欲しいと思います。

被災地の復興・復旧を最優先でおこなうことには大賛成なのですが、
その間、日本全国で資材供給がストップすることで、
多大なダメージを業界的に受けることがもう明白です。

工事がストップすることで、資金ショートする会社も出るでしょう。

そこから連鎖倒産という事態が出ないとも限りません。

それを避けるために、業界的に動いて欲しいと思いますし、
利権を維持したいアホな役人も理解して欲しいと思っています。
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【第74回】 勇気を持つ

2011年03月15日 | 住宅コンサルタントとして
住宅の営業マンでよくあるのが、お客様のご要望にトコトンお付き合いし続ける人です。

プラン変更に何度もお付き合いしたり、土地探しに何度もお付き合いしたりして、
最終的に自社ではなく、他社で契約されたりする・・・。

それまでに自分が費やした時間、
それから社内のいろんなスタッフの方が費やした時間を考えると、
こういうことが頻繁に起こってはいけません。

また、お客様の貴重なお時間も奪ってしまっているのです。

こうならないためには、お客様にご決断を迫る勇気を持つことが大切です。

営業フローの中に、「プラン申込み制度」や「設計契約制度」を設け、
どこかのタイミングでお客様に当社と家づくりを進めていくのか、
それとも当社ではなく他社で家づくりを進めていくのかについて、
契約する前にご決断いただくことが大切です。

ダメならダメ、と早くお断りを頂いた方が貴重な時間をお互いが有効に使えます。

また、お客様にもいろんなタイプがいらっしゃいます。

「俺はお客様なんだから、言うことを何でも聞けよ!」

という、ちょっとご遠慮したいタイプのお客様から、

「いろんな会社があって、それぞれいろんな都合がありますものね・・・」

と、ちゃんとこちら側の都合を考えてくれるお客様もいらっしゃいます。

こういうお客様は、仕事をさせていただいていても、こちらも気持ちが良いですし、
こういう方のためなら頑張りたい、と思えたりします。

そしてこういうお客様のために仕事が出来ることが、商売人としての最高の幸せです。

仕事は本来楽しくやらなければなりません。
だから、出来ればいいお客様、価値観が同じお客様の仕事をした方が幸せなのです。

こういう内容を書くと、「営業マンは好きなお客様だけを選んで営業すればいいんだ」と
勘違いする人がたまにいたりするのですが、そうではありません。

あくまでも、目標を達成しなければなりません。

目標を達成できていないのに、お客様を選ぶなどということはあってはいけません。

好きなお客様といかにたくさん出会えるのか、という努力をやり続け、
最終的に好きなお客様とお仕事をさせていただいて、
目標を達成できるようになければならないのです。

そのために、途中の段階で、お客様にご決断を頂ける勇気を持ちたいものです。
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【第73回】 温かい仲間

2011年03月14日 | 人として
今回の地震で、関東・東北エリアの全てのクライアントとようやく連絡が取れました。

スタッフの皆様は全員無事、ということが分かり、正直ホッとしております。
ただ、クライアントのスタッフのご家族の中で、
行方が分からない方もまだいらっしゃる、とのことで、そのことはまだ胸が痛みます。

安全なところに避難してくれているといいのですが・・・。

こういう大惨事の中、多数の犠牲者が出てしまうことは、とても悲しいことです。

今回は、防ぎようのない津波の威力を思い知らされる結果となりましたし、
大自然の力の前では人間の力は無に等しいということを改めて理解することとなりました。

それと同時に、生き残った自分達に何が出来るのか?
何をしなければならないのか?
こんなことを考えさせられます。

今回、地震があって、自分の親だけではなく、
クライアントの皆様、勉強会のメンバーの皆様から

「大丈夫ですか?ご無事ですか?」

という温かいメッセージを頂戴したり、

「先生のクライアントで東北の方もいらっしゃいましたよね?
何かお手伝い出来ることはありませんか?」

と、胸がジーンとくるメッセージを送って下さった方もいらっしゃいました。

また、大変な状況の中、自分たちの身の周りの報告をして下さった方もいらっしゃいました。

こうした素晴らしい仲間がたくさん居てくれることに、本当に感謝・感激です。

それと同時に、生かされていることに感謝し、
一人一人が被災者の方々のために出来ることをやっていきましょう。

現地は今、ガソリンや灯油が無く、本当に困っていらっしゃいます。
物資で送ることは、国にお任せし、その原資となる資金を提供することが、
地元の方々にとって一番いいのではないか、と私は判断しました。

被災地の皆様に少しでも元気や物資を提供できるよう
一人一人がやれる範囲でいいのでやっていきましょう!

是非、ご協力をお願いします。
(ちなみに、こういう非常事態に付け込んで、変なことをする輩もいますので、
ちゃんと信頼できる機関を通じてサポートしていきましょう!)
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【第72回】 全容が見えない

2011年03月13日 | 住宅コンサルタントとして
東北地方を襲った大地震の現状把握がまだ出来ていません。

被害状況が最終的に分かるのは、数か月間、かかるでしょう。

復興、復旧までの見通しも立ちません。

まだまだ寒い日が続きますが、現地の方々でまだがれきの下にいる方、
それから孤立した避難所にいらっしゃる方の体調がとても心配です。

一刻も早い救出を願うしかありません。

そして、被災地にたまたま住んでいなかった、たまたま居なかった我々は、
被災地の皆様のために、自分たちに出来ることをやるしかありません。

目の前で大切な家族や友人が流されてしまった方や、
避難場所で大切な方と再会された方のシーンを見ると、
胸が痛んだり、感動したり・・・。

被災地の皆様にとって、つらい日々が続くかと思いますが、
出来ることを日本中が1つになってやっていかなくてはなりません。

個人個人で出来る範囲があるかと思いますが、是非復興復旧のために、
皆で協力していきたいものです。
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【第71回】凄惨な地震

2011年03月12日 | 人として
大地震が起きました。

東北地方や北関東地方には、
日頃からとてもお世話になっているクライアントがいます。

クライアントのスタッフの皆様、それからそのご家族の皆様が
御無事であることを祈りながら、テレビを見ていました。

家や車が流されたりしたとしても、命さえ無事であれば、
何とかなります。

とにかくご無事でありますように…。

何度、お電話しても、クライアントのスタッフの1人としか
お電話がつながりませんでした。

逆に、他のクライアントから、「大丈夫ですか?」と心配していただきました。

私は大丈夫です。
クライアントのスタッフが心配です。

とりあえず、個人として、会社として出来ることをさせていただくつもりです。

1日も早い復旧を心から願っています。
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【第70回】 情熱が人を動かす

2011年03月11日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、夜、家に帰るとテレビがついていて、ついつい見てしまいました。

番組名も出演者も良く覚えていませんが、
香港を中心にアジアで寿司のチェーン店を展開する人の
これまでの軌跡が紹介されていました。

美味しい寿司を香港の人に食べてもらいたい・・・。
その思いで、今や一大チェーン店の香港人オーナーは、
まず自分が日本の寿司店で修業し、技術を徹底的に学びました。

そして、自分自身が技術をマスターし、
いよいよ香港に帰って寿司店をオープンしようという場面になって、
1つの問題点に遭遇します。

それは、「ネタの仕入れ」ということです。

旨い寿司をお客様に提供するのに、新鮮なネタ、旨いネタは欠かせません。
それを実現するために、彼はどうしても築地から仕入れたかった・・・。

しかしながら、外国人との取引の前例もない築地のお店は、
外国人だから、という理由で当時魚を売ってくれなかったそうです。

オーナーは、必死で一軒一軒のお店に

「旨い寿司を提供してお客様に喜んでいただきたいのです。
どうか、私に魚を売って下さい」

とお願いしましたが、どこも売ってくれない。

そんな中、ある一軒のお店が、遂に売ってくれる、と言ってくれたのです。
しかも、送料はそのお店持ちで・・・。

その理由を築地のお店のオーナーが語っていました。

「とにかく、お客様のため、お客様に喜んでいただくため、ということを
一所懸命訴えてくるんです。
その情熱に動かされたというか・・・」
(以上、全てウル覚えのため、言葉は正確ではありませんが、こんな流れでした)

自分が本気で、情熱を持って人に当たれば、
必ずそれに応えてくれる人がいるものです。

目の前のお客様に、情熱を持って接することが出来ているでしょうか?
そのお客様の幸せを本気で考え、ご提案することが出来ているでしょうか?

また、お客様のお役に立てるよう、オンオフを問わず、
日頃から自分の経験や知識を高める努力が出来ているでしょうか?

更に自分の大切な人を守るため、
力をつける努力が日頃から出来ているでしょうか?

一人の男の、真剣な生き様を拝見して、いろんなことを自問自答した夜でした。
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【第69回】 圧倒的な商品力の開発

2011年03月10日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、とある方から素晴らしい会社を紹介していただきました。

以前から何度か紹介していただいたのですが、
私自身の日程が1日も確保できず、おじゃまをすることが出来ないため、
直接連絡をして、お話をさせていただくことをしていなかったのですが、
たまたま日程が1日確保できそうなので、昨日、その方を介して
先方の専務さんとお話をさせていただきました。

受話器越しですが、ちょっと格の違いを感じました。

ホンモノなのです。

そして、ご紹介いただいた方からいろんなお話をお聞きすると、
もう行かずにはいられないくらい、落ち着きがなくなってしまいました。
(←子どもかっ!)

今、猛烈に忙しいとのことですが、
来週に再度アポをとるお電話をいれさせていただくことで
お話をさせていただきました。

そして、クライアントの社長に速攻電話を入れ、

「是非、一緒にいきましょう!」

と誘ってしまいました。

その会社の商品を劇的に変える可能性のある商品に出会える、と直感で感じたからです。

金額を上げることなく、この上なく上質の空間をつくることが出来る商材、
それからホンモノの雰囲気をおじゃまして感じてきたいと思います。

そしてそれは、クライアントの皆様の商品力を
劇的にアップすることが出来る可能性を秘めているかもしれません。

とてもワクワクした1日でした。
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【第68回】 いい家づくりに真剣に取り組んでいる真面目な会社が好き

2011年03月09日 | 住宅コンサルタントとして
個人的な好き嫌いの話をさせていただければ、
いい家づくりに真剣に取り組んでいる真面目な会社が大好きです。

お客様の方を向いて、真剣に良い家のことを考えている。
材料や素材の吟味も欠かさない。
そしてトップをはじめ、スタッフ全員が真面目であたたかい。

こんな会社を応援したくて、この仕事をやっています。

反対に、まるでゲーム感覚で経営している会社もありますが、
こういう会社は好きではありません。

何個ものFCを立上げ、加盟活動に力を注ぎまくっている。
分社をたくさんつくり、たくさんの社長をつくりたい、と発言していたりするのですが、
個人的には、自分たちのことよりもお客様や加盟店のことをもっと考え、
発言した方がいいんじゃないか、と思います。

お客様の方を向いて、真面目にコツコツ取り組んでいる会社が最後は勝つ、
ということが業界内の常識になればいいなぁ、と個人的に思っています。

会社がどのレベルかは、経営者とお話をすると大体分かります。

経営者のレベルと会社のレベル、スタッフのレベルは
驚くほど一致するのです。

ものすごく社長やスタッフが真面目で、人がいい。
帰るときにさりげなく全員で表までお見送りして下さるような、
そんな温かい会社を見ると、応援したくなるのです。

そして今、ご縁を頂いているクライアントの大半は、
そういう会社だったりします。

これは、私だけではなく、お客様も同じ気持ちだと思います。

古き良き日本のいい文化である、おもてなしの気持ちや感謝の気持ち。
そして近所付き合いが自然体で出来る会社になりたいものですね。
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【第67回】 捨てることでより深くなる

2011年03月08日 | 住宅コンサルタントとして
人間誰しも、欲張りなのかもしれません。

例えば、木造住宅を中心にやっている会社で、新しいお客様と知り合った。
そのお客様が、木造ではなく鉄骨で家を建てたい、という意思をお持ちだとします。

「当社は鉄骨も木造もRCも全てやります!是非、当社に見積させて下さい」

と半数以上の会社で言うのではないでしょうか?

あれもやる、これもやる、というスタンスは、会社の認知度、信用度が高い会社で、

「あの会社に是非やってもらいたい」

と市場やお客様から思っていただいているくらい、
ブランド化された会社であればいいと思います。

会社そのものが他の会社と差別化されているからです。

しかしながら、会社の認知度、信用度がまだまだの会社は、
どうしても会社の力よりも、商品やサービスの力で販売していかなくてはなりません。

そうした場合、商品としてあれもこれも扱っていると、自社の強みがぼけてくるのです。

例えば、木造住宅をやっている会社は、
鉄骨やRCよりも木造住宅が素晴らしい理由を答えられなくてはなりません。
そして、鉄骨やRCを捨てるのです。

また集成材ではなく、無垢の柱を使っている会社は、
無垢の方が集成材よりも素晴らしい理由を答えられなくてはなりません。
そして集成材を捨てるのです。

そうすることで、自社の商品説明に深さが加わり、
そうした商品に価値を感じて下さるお客様の心に刺さるのです。

ところが、

「RCも木造も、それぞれいいところがあって、お客様がご自由に選べます」
「集成材からも無垢材からも、お好きなものを選べます」

などと言っている会社の場合、そもそもその会社に依頼する理由が無くなってしまいます。

それくらいぼやけるのです。

こうしたことを理解出来ない会社は、正直ちょっとしんどいと思います。

捨てることでより深くなることがあるのです。

皆さんの会社は、欲張りではないですか?
商品の説明に深さはありますか?
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【第66回】 お客様をどれだけ見ているか?

2011年03月07日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は東京で仕事をした後、リッツカールトン東京に宿泊しました。

普通のグレードの部屋を手配したのですが、
ホテル側のご厚意により、部屋をグレードアップしていただき、
何だか普通の3LDKのマンションより広いんじゃないか、と思うお部屋で
快適な夜を過ごすことが出来ました。

リッツカールトンには初めて宿泊したのですが、
やはり何点かサプライズがありました。

まず、夕方チェックインの手続きを終え、預けておいた荷物を受け取ろうとしたのですが、

「お荷物は大丈夫でございます」

と言われたので、そのまま部屋に行こうと、フロントのある45階から49階に
エレベーターで上がりました。

エレベーターが49階に着いて、エレベーターを降りると、
その前には素敵なスタッフが立っていました。
そして、その手には、私たちの荷物が丁寧に持たれていました。

さりげない演出ですが、ちょっと感動しました。


そして、部屋に入ると東京タワーが目の前に立っていて、
スカイツリーも遠くにしっかりと見えました。

東京ミッドタウンの49階から見える景色に感動しながら、
レストランに食事に行く前に、部屋に備え付けのエスプレッソマシーンで
とてもおいしいエスプレッソを入れました。

そして、食事のため外出し、3時間弱して帰ってきたのですが、
部屋の中が外出前と変わっていたのです。

さっき使ったエスプレッソマシーンは元通りに、
もちろんカップもちゃんと取り換えられていました。

枕元には、さりげなくスイーツが置かれてあって、
トイレットペーパーやサニタリーもきれいにメンテナンスされていました。

部屋を出ている間にやっていただいたのでしょうが、
外出したことをちゃんと見ていてくれて、その間にさりげなくメンテナンスしてくれるなんて
本当にうれしかったです。

一方、昨日食事に行ったレストランはその真逆でした。

料金は一流なのですが、サービスは三流でした。

とにかく、ホールのスタッフが、お客様を全く見ていないのです。

料理がなかなか出て来なく、手持無沙汰になっているお客様に声も掛けない。
会計をしようと手をあげたりしているのですが、全く気付かない。

それほど広くないホールに、6名以上いるのにも関わらず、です。

料理を運ぶ、食べ終わったお皿を下げる、というのが自分たちの仕事だと思っているのでしょう。
お客様がどういう気持ちでいるのか、全くそこを感じ取ろうとしないのです。

なのに、サービス料が15%。

このレストラン(上場もしているグループのお店です)二度と利用することはないですが、
リッツカールトンとの差に唖然としました。


皆さんの会社では、お客様をちゃんと見ることが出来ていますか?
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【第65回】 分析し、改善を積み重ねる

2011年03月06日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアでの合同リフォームイベントに参加しておりました。

今回で3回目となるのですが、
結果から言えば、新規のお客様のご来場は、初日としては過去最高になりました。

前回の結果がイマイチでしたので、今回こそいい結果を出したいと思っておりました。

チラシを折り込むタイミングはいつがいいのか?
大きさは、今までの大きさでいいのか?
チラシに掲載する内容は、今までの内容でいいのか?
来場プレゼントは、今までのモノでいいのか?

自分なりに前回の結果を踏まえ、分析し、改善を加えました。

そもそも経営とは、常にPDCAのサイクルを回すこととも言えます。

仮説を立て、実践し、結果を分析し、改善策を考える。
このサイクルを徹底して回すことが大切なのです。

私自身、社会人になって一番最初に働いた住宅資材メーカーでは、
入社一年目からPDCAのサイクルを回すことが当たり前の空気になっていました。

どうすればもっとお客様に商品を買っていただけるのか?
訪問回数を増やすのか、面談時間をUPするのか?
お買い得度の高い切り口商品を設定し、それを売り込みながら見積をさせていただくのか?

いろんな仮説を立て、それを実践し、お客様の反応を分析する。
そして改善をする、ということを徹底的に叩き込まれました。

しかも、行動にしても、お客様の反応にしても、可能な限り数値化し、現状を押さえる、
ということについても徹底されていました。

この経験が、今もとても役に立っているのです。


コンサルタントという仕事をする上で、数値で現状を押さえなければなりません。
そしてそれは、経営者も同じなのです。

そうしたことが出来る前提で、仮説を立てて実践し、分析し、改善する、
という一連の流れが自分たちで出来れば、必ず会社は良い方向に進みます。

皆さんの会社では、分析し、改善する、ということが徹底出来ていますか?
数値で現状を押さえるということが出来ていますか?
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【第64回】 まだまだ配慮が足りない

2011年03月05日 | 住宅コンサルタントとして
コンサルタントという仕事の責任の重さを感じることがありました。

有用で有益な情報やノウハウを持ち、
それをクライアントやご縁のある方に活用していただくことで、
最終的に素晴らしい会社になっていただくお手伝いをすることが仕事です。

しかしながら、その提供の仕方、どこまでご提供するか、という線引きに関して、
自分自身の配慮が足りない、ということを痛感することがありました。

複数の会社の方々にご迷惑をおかけすることとなりましたこと、
深くお詫び申し上げます。

自分の配慮が足りなかったのです。

まだまだ人として、自分自身の未熟さを感じました。

こうしたことが起こった際、二度と同じ過ちが発生しないよう、
その原因を分析し、対策を打つことがとても重要です。

私の中で、情報やノウハウの提供に関して、
もっと明確な基準を設けさせていただくことに決めました。

自分なりに配慮をしているつもりでも、それはあくまで自分の基準。
市場で全てを決めるのはお客様なのです。

だから、お客様の反応が全てなのです。

自分自身、もっと成長しなければならない、ということを実感した1日でした。

もっと精進します。
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【第63回】 会話を深くするために

2011年03月04日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社や建築資材の営業マンで、結果が出ない人には、いくつかの特徴があります。

それは、

「会話がとても浅い」

ということと

「人として謙虚さ、素直さがなく、好かれない」

ということです。

この両方に該当する人は、まず営業マンとして結果が出ません。


では、「会話が浅い」ということはどういうことなのでしょうか?

例えば、天気の話一つとっても、会話が浅い深いがあると思います。

とても寒い日で、お客様から「今日はとても寒いですね」と話題を振られたとします。

「そうですね」
「ホント、寒いですよね」

と、その感想だけで終わってしまうと、キャッチボールが止まってしまいます。

その会話の後に、例えば

「ホント、寒いですよね。たまたま先週、○○に行ったのですが、
そこはもうコートがいらないくらい温かかったです。
ちなみに○○さんは、最近どこか、行きましたか?」

というようなことを付け加えてもいいですし、

「ホント、寒いですよね。
これだけ寒いと、また風邪をひいてしまいそうです。
ちなみに、○○さんは、今年何回風邪ひかれました?
後、ご家族の方とか、インフルエンザとか大丈夫でした?」

などと、いうような話でもいいわけです。

とにかく、振られた話題に対してそこに関連する話題を付け加えたり、
その話をさらに深堀出来るようになればいいのです。

例えば家づくりを検討しているお客様と初めて接客したときに、

「今のお住まいで何かお困りの点ってありますか?」

という質問をして、お客様が

「寒いのと、部屋数が足りないんです」

とおっしゃったとします。

ここで、会話を深め、お客様との信頼関係が構築できるかどうかが、次回アポ取得のために
とても大切になります。

「ちなみに、寒いってどれくらい寒いんですか?」
「部屋数が足りないって、後何部屋必要なんですか?ちなみに今のお住まいは何LDKですか?」

なんてレベルの会話をしていては、会話が浅すぎなのです。
お話になりません。

こういうレベルの会話力しかない営業マンは、年間3~4棟売れるか売れないか、
というレベルになってしまいます。

どんな風にして会話を深めていけばいいか、分かりますか?

そして、会話を深めるために、どんなことに日頃からチャレンジしなければいいか、分かりますか?
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【第62回】 品のある会社になる

2011年03月03日 | 住宅コンサルタントとして
スタッフの採用に関して、重要なことは何か?

住宅会社にしても、建築資材販売会社にしても、組織の一体化を図らなければならないため、
基本的に素直な人、前向きな人を採用していかなくてはなりません。

近年、クレーマー体質で、権利ばかり主張し、義務を果たさない、どうしようもない輩もいますので、
こういうスタッフは決して採用してはいけません。
(採用する前に見分けられればいいのですが・・・)

また、何でも否定から入る人、後ろ向きな人も採用すると、組織のパワーが落ちます。

では、どういう人を採用すればいいのか?

これはやはり品のある人、所作の美しい人、
言葉遣いが美しい人を採用した方がいいと個人的に思います。

品のある言葉遣い、食事の仕方、歩き方や座っている時の姿勢が美しい人は、
ちゃんとした躾を小さい頃から受けているということです。

三つ子の魂百まで、ではありませんが、小さい頃からちゃんと躾けられている人は、
やはり組織の中でも分をわきまえていたりしているような気がします。

さらに、両親が商売人のお子様であれば、
猛烈に仕事をすることが当たり前の環境で育っていますので、
仕事に対するスタンスが素晴らしい人が多い気がします。

先日、とあるクライアントの来年四月の入社予定の方を拝見したのですが、
前向きで目が澄んでいて、猛烈に仕事をするのを楽しみにしている感がありました。

「今どきの若い人は・・・」なんていう声をよく耳にしますが、
ちゃんと出来る人は存在するのです。

まあ、その比率は下がっているかもしれませんが・・・。

逆に、ちゃんと躾をされていない人、
親が定時に帰ってくるのが当たり前の仕事という家庭で育った人は、
業界的にちょっと向いていないと思います。

さらに、会社として一流を目指すのなら、
会社全体として品のある立ち振る舞いが出来るようにならなければいけません。

お客様が帰るときに、外までお見送りし、
さらにお客様が見えなくなるまでちゃんとお見送り出来ているか?

来社予定のお客様の情報が共有されているか?

飲み物は1時間に1回は取り換えにお伺いしているか?

お客様が座る机、椅子、使用されるかもしれないトイレ、洗面所、
さらには玄関はキレイになっているか?

こうした品のある会社に進化しなければ、質の高いお客様はついてきてくれません。

品のある会社になるには、品のあるスタッフを採用することと、
トップ自ら品のある行動をおこなうことが大切です。
そしてスタッフ一人一人に、その立ち振る舞いを体で覚えるよう、
徹底して指導していく必要があるのです。

皆さんの会社は、品のある会社でしょうか?
皆さん個人は、品のあるビジネスマンですか?
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【第61回】 驕るか謙虚な姿勢を貫けるか

2011年03月02日 | 住宅コンサルタントとして
結果を出そうと、自分なりに一所懸命頑張っていると、
その努力が実になり、結果が出ることがあります。

それまで年間4勝しかしていなかったプロ野球のピッチャーが14勝したり、
それまで年間4棟しか売っていなかった営業マンが14棟受注出来たり・・・。

単年度で結果を出すことは、もちろん素晴らしいことなのですが、
その1年をきっかけに大きく飛躍する人と、フロックで終わる人には
典型的な違いがあります。

それは、謙虚さです。

それまで大した結果が出ていなかった人が、たまたま1年を通していい結果が出た・・・。

そこで自分自身、どう考えるのかが分かれ目なのです。

「今まで全然会社に貢献できず、自分自身の給料すら稼げていなかった・・・。
だから、少しはお返しできたかな?
でも、まだまだ貢献が足りないから、来年も今年以上の結果を出すぞ!」

と思えたり、

「今年はたまたま運がよかっただけだ・・・。
もっと精進しなければ、来年はまた元の結果になってしまう・・・。
今年以上に精進するぞ!」

と思える人は、長期に渡って結果を出せる人です。

一方で、たかだか1年しか結果を出していないのに、
まるで天下を取ったような言動、立ち振る舞いをする方が稀にいます。

こういう人は、残念ながら継続してトップを取ることが出来ない人です。

そもそも、結果にだけ目が行ってしまって、その途中のプロセスや
基本的に継続して結果を出す人の思想になれていないのです。

仕事をする上でまず大切なのは、正しい思想です。
やり方、テクニック、ノウハウではありません。

正しいモノの考え方の上に、ビジネスモデルややり方、ノウハウが成り立っていなければ、
それは砂上の楼閣と同じなのです。

思想の部分で間違っている人は、決して長続きしないのです。

そろそろ年度末を迎える会社が多いと思います。

皆さんはタイプ的にどちらのタイプですか?
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