鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1597回】 次世代型の住宅会社

2015年05月16日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、本当にゼロから立ち上げのお手伝いをさせていただいた、
住宅会社様にお伺いしておりました。

住宅業界全体としては冷え込んでいますが、4月のお申込みが6件。

営業専任スタッフは1名、設計やコーディネートの仕事を兼ねている準営業としては2名。
その中での単月6棟のお申込みは素晴らしいです。

もちろん、1月から3月までも好調ですし、5月にいただける申込みの見込みも4件あるのです。

ただ、受注は順調なのですが、受注後の本契約から着工に至るまでの課程で、
やはりスムーズにいかない、という問題はありますが、その原因も明確。
だから、何をすれば良いのかも明確なので、すぐに手を打っていただくことになりました。

商品、マーケティング、接客、お客様との関わり方。
全てが私が理想とするカタチで進めていただけている、数少ないクライアント様です。

このご縁は本当にありがたいですし、私にとっては宝物のようなご縁。
感謝しても感謝しても、全く足りないくらいのご縁なのです。

更に住宅事業3年目にもかかわらず、受注における紹介の割合が40%あり、
まだまだこの比率が上がってくる予感もします。

同じ市場で展開している他の住宅会社は、
なぜこの会社がたかだか2年半でここまで業績が伸びたか、
おそらく全く分からないことでしょう。

しかも今年に入ってから、ほとんどチラシを打たずにこの成果。
まあ、これも同業者から見れば、異常でしょう。

ここのところ、住宅会社はこれまでの発想や成功体験を捨てなければならない、
ということを言い続けているかと思いますが、間違い無いですね。

お客様の価値観の変化についていけなければ、業績が悪化し、
市場から退場せざるを得ないでしょう。

今、市場で起こっていることを自分なりに肌感覚で分かっているつもりなのですが、
もう本当に業界は変わらなければなりません。

次世代型の住宅会社にならなければ、支持されないのです。

このことを理解していただける会社が全国に後50社程度できると、
業界は一気に変わるかな、と思います。

次世代型の住宅会社を目指す経営者の方。
是非、一緒に目指しましょう!
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【第1596回】 モデルハウス建設の前に・・・

2015年05月15日 | 住宅コンサルタントとして
これまでのビジネスモデルから新しいビジネスモデルに移行していただく場合、
モデルハウスを建てていただく提案をさせていただくことが多いです。

土地+建物に投資をしていただく訳ですので、
クライアント様はリスクを負うわけです。

最近は設計からコーディネートまで、
ビジネスパートナーさんのお力を借りるケースが多いですが、
最近、感じるのは、ただセンスの良いモデルハウスをつくってもあまり意味がないということ。

自然素材や高断熱の商材をふんだんに使って、
機能性や性能をうたう時代は終わったと感じています。

では、何をテーマにモデルハウスを建設すればいいのか?

私は「こんな家だと、人生楽しく過ごせますよね?」という、
暮らしの提案がバッチリ入っていないと無駄だと感じています。

もうハードだけを売る時代が、完全に終わったのです。

お客様は家を欲しいのではなく、幸せで楽しい毎日が欲しいのです。

モデルハウスの設計をする前に、まずコンセプトを決めなくてはならないのですが、
どんなお客様がターゲットで、そのお客様がどんな趣味をお持ちで、
何にこだわっているのかを明確にした状態で、設計士さんに依頼しなければ、
今のお客様が求めている暮らしの提案にならない訳です。

このポイントを理解せず、従来の建設業の発想で

「40坪4LDKでモダン系で格好良く設計して下さい」

というような依頼をして出来たモデルハウスでは、お客様の心を掴むことはできないでしょう。

モデルハウス建設の前にやるべきことは、従来の建設業の発想を捨てることなのです。
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【第1595回】 良い人が採用できないと言う前に・・・

2015年05月14日 | 住宅コンサルタントとして
これからの時代、住宅会社はスタッフの採用にますます苦労するでしょう。

人口減により、市場が縮小していくことに加え、
消費者の感性が高くなって、これまでのように建築業の発想だけでは
お客様が自社を選んで下さらなくなったのです。

要するに、1棟の契約をいただく難易度がかなり上がっている訳です。

ゆえに就職先を探している学生さんからすれば、
住宅業界というのはしんどく、厳しい業界だと映るでしょうから
採用は簡単ではありません。

そんな中、いろんな会社が「良い人が採用できない」というお悩みをお持ちだと思います。

こういう時、どうすればいいのでしょう?

私の個人的な意見ですが、何かを実現しようと思えば、
先に実現した後の状態をつくっておくことが重要だと思っています。

昔、読ませていただいた、中谷彰宏さんの本に書かれていましたが、
年間50冊以上の本を出版される中谷さんは、
売れる前から今と同じ量の原稿を書いていたのだそうです。

だから、いろんなところからオファーが来るようになられたのでしょうし、
オファーがたくさんあっても対応が可能なのだと思うのです。

また、役者さんがいきなりヒット作に恵まれて、一気にブレイクするようなケースもありますが、
ヒット作に恵まれる前から縁起の稽古を積み重ね、高い演技力を持っていたのです。

会社の中で課長に任命される人は、平社員の時から課長レベルの仕事をしていた方です。
だから課長に任命される。

社員さんの採用も同じだと思うんですね。

要するに、良い会社を先につくっておく。
社員さんが働きやすい制度を先に作っておく。
だから良い社員さんが入ってきてくれるのだと思うのです。

良い人が採用できないと嘆く前に、やっておくべきことがあるのです。
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【第1594回】 商売で何が最も大切か?

2015年05月13日 | 住宅コンサルタントとして
商売で最も大切なことは何か?

答えはシンプルで、お客様や市場からの信頼です。

良い仕事をして、お客様に喜んでいただき、信頼される。

「あの会社、メッチャ良い仕事してくれるよ!」
「オススメだよ!」

といろんなところで良いクチコミが発生し、
自社を応援して下さる方々が自然と増えていく。

こうなると、ドンドン商売がやり易くなり、見込みのお客様も増えていくので
お客様捜しに苦労すること無く、目の前のお客様に良い仕事が出来るようになっていく。

善の循環が生まれていく訳です。

一方、イマイチな仕事やお客様に不満を抱かれる仕事を続けていくと、
全く応援してくれる方が増えていかないので、
いつも見込みのお客様に苦労する会社になってしまいます。

そうすると、本来、目の前のお客様やOB様のために時間やコストを割くべきところを
新規のお客様を探さなくてはならないため、そっちに時間とお金を使うようになる。

そうしてドンドンやせ細っていくのです。

このお話は、このブログの中で何度もお伝えしていますので、
よくご理解をしていただいていると思いますが、
とにかく信頼され、応援される仕事をしていかなくてはならないのです。

目先の数字を追いかけるあまり、この商売の本質を忘れてしまっては、本末転倒。

先日、クライアント様の社長がスタッフさんに向かって

「数字のことは良いから、とにかくお客様に喜ばれる仕事をしよう!」

とおっしゃっていましたが、格好良かったです。

自社を応援して下さる方が増えていくような仕事をできていますか?
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【第1593回】 今の20代の方に伝えたいこと

2015年05月12日 | 住宅コンサルタントとして
私が経営コンサルタントの世界に入った時、
クライアント様の経営者はもちろんのこと、
クライアント様の大半のスタッフさんは私より年上でした。

しかしながら、気がつけば私も42歳。
もう完全にオッサンです(涙)。

今ではスタッフさんの大半が私よりも年下になってしまいました。

ただ、若いスタッフさんといろんなお話をさせていただく中、
ちょっと感じることがあります。

この世にたくさんの人がいる中で、何かご縁があったから知り合えたと思いますので、
どうせなら、知り合った若い方が、充実した人生を送って欲しいなぁと感じる訳です。

オッサンの独り言として、受け止めてもらえれば嬉しいです。

個人的に思うのは、親に感謝しなければならないということですし、
ここまで育ててもらった両親に親孝行しなければならないと思うのです。

じゃあ、親孝行って何なんだ、ということですが、
何かをプレゼントするとか、旅行に連れて行くことも親孝行かもしれませんけど、
親が子どもに最も求めていることは何かというと、

「(自分の子どもに)幸せになって欲しい!!!」

ってことなんじゃないかと思うのですね。

逆に最大の親不孝は何かというと、世間に迷惑をかけるようなことをしでかすとか、
充実してなくて、不満たらたらの日々を過ごしていることだと思います。

だから子どもとして、充実した幸せな人生を送っていることを
親に見てもらわなきゃダメなんです。

そのためには、自分の将来をしっかりと考え、夢を持って
その実現のために日々、努力しなければならないのではないか、と思うんですね。

しかしながら、最近の若い方に多いと感じてしまうのは、
自分の将来についてあまり考えることなく、ただなんとなく毎日を過ごしている人です。
(←私の感じ方が間違っているかもしれませんが・・・)

私自身、一所懸命何かに打ち込んでいる子どもの姿を見ると感動しますしとても嬉しいですもん。
例え結果が出なくとも、真剣に生きている子どもの姿を見るだけで
親は嬉しい(=親孝行)のではないかなぁ、と思うのです。

ですから、自分の将来をもっと真剣に考え、
目標を持って努力を積み重ねることが大事なのではないか、と思います。

そして20代でしっかりと量稽古をやっておくと、30代、40代でそれが活きてくるのです。

素晴らしい30代、40代を迎えるには、
自分の子どもに良い環境をつくってあげるためには、
20代の間に目標を持って、しっかりと量を積み重ねることだと個人的に思っています。
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【第1592回】 商品説明よりも大切なこと

2015年05月11日 | 住宅コンサルタントとして
売れない営業マン、お客様の心をつかめない営業マンの特徴の一つは、
商品説明がやたら長いということです。

商品の良さをお客様に理解していただくことは不可欠ですが、
その部分がやたら長ければ、お客様の本音としてはうんざりしていることでしょう。

人間、「聞きたい」と思っているときに商品やサービスの説明してもらえると、
前のめりで話に聞き入ってしまいますが、
そうでないときにいろんな説明をされると、売り込まれていると感じるものです。

ゆえにポイントは、「どうすればお客様は聞きたいと思ってもらえるのか?」ということでしょう。

日々、普通に生活をしていると、例えば洋服屋さんで、本屋さんで、食材店さんで、など
いろんなところで売り手側の接客を受けることがあります。

どんな時に皆さんは、「この人の話、聞きたいな!」と思うでしょう?

まずは自分が消費者の立場になったとき、
自分の感情の動きをもう一人の自分で客観的に掴むことです。

私の場合、「この人の話、もっと聞きたいな!」と思うのは、
自分が知っていることよりも数段上のレベルの提案をしていただいた時だったりします。

「さすが、プロ!」

と思わせてくれる店員さんの話なら聞きたいなぁ、と思うのです。

聞きたいと自分が思ってからだと、店員さんの話がスーッと入ってくる感じなのですね。

商品説明より大切なことは、お客様に「聞きたい!」と思っていただくこと。
そのために、接客時、皆さんはどんなことを心がけますか?
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【第1591回】 親としての幸せ

2015年05月10日 | 住宅コンサルタントとして
自分にとって何が一番幸せか?

私の個人的な意見ですが、
家族全員で楽しい時間を過ごしている時が、やはり一番満たされた感があります。

親として、やはり子どもが楽しそうに、幸せそうにしてくれているのを見る時、
最も幸せを感じるような気がします。

ただ、子どもの成長と共に少しずつ幸せを感じる要素が変わってくるのでは、
と最近、特に感じるのです。

長男が高校一年生、次男が中学三年生の我が家。

まだ子どもが小さい頃は、楽しそうにしてくれているのを見ているだけで幸せでした。

でも最近は、子どもたちが自分の意志で「○○やりたいんだけど・・・」と言ってくれたり、
スポーツや勉学に自ら取り組んでいる姿を見ている時が、とても嬉しいのです。

「宿題しなさい」
「勉強しなさい」

という言葉は、我が家では一切言ったことが無いのですが、
宿題や課題をクリアするのに、自分で考え、時間をうまく活用しながら取り組んでいる子どもを見て、
個人的にはニヤニヤしています。

この自発的な姿を見ている時、とても嬉しいですし、応援したくなるのです。
そしてそれが、親として最も幸せな瞬間なような気がします。

今日は母の日ですが、長男は嫁に対してとても感動する言葉を言ってくれたようですし、
6月に喜寿を迎える父のお祝いに関しても、長男は長男なりに考えてくれているようです。

次男は次男で、部活でフラフラになりながら、宿題をこなそうと
睡魔と戦って懸命に勉強に取り組んでくれていたり、
日頃の何気ない会話の中に子どもっぽさが残っているのが、親としてたまりません。

またとても情に厚く、友達に対しても親に対しても良いモノを持っています。

今年の夏、カナダに留学する企画があるのですが、
ある日、帰宅すると次男が寄ってきて

「行かしてもらって良いですか?」

と言ってきてくれたのです。

もうこれもたまらなく嬉しかったです。

子どもが自発的にいろんなことに取り組み、自分なりに人生を考え、努力する。
この姿を見ると、自分も頑張らなくては、と前向きな気持ちになれるのです。

結局、子どもからいろんなことを教えてもらっていると思う今日この頃です。
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【第1590回】 これまでの建材業界

2015年05月09日 | 住宅コンサルタントとして
全ての建材店さんがそうだとは言いませんが、
これまでの建材店さんは、付加価値の低い仕事しかしてこなかった、というのが、
最近、私が思っていることです。

大半の建材店さんは、メーカーさんや商社さんが持ってくる商品を
取引工務店さんに情報としてお届けするだけ。

また、工務店さんから注文された商材を指示された日に、指示された場所に納品するだけ。

要するに、自分たちで何かを考えるということが極端に少なく、
お客様なり仕入れ先さんに言われたことだけをやってきた建材店さんが非常に多い、ということなのです。

言われたことしかやらない、というのは、ビジネスの世界で見れば
付加価値はそんなに高くないですよね?

この世にない商品やサービスを提供したり、お客様が求めていること以上の提案をして、
はじめて付加価値の高い仕事をしたと言えるのではないでしょうか?

付加価値が低い訳ですから、当然、頂戴できる利益も少なくなる訳です。

一方、私が知る限り、バイヤー部門を設け、世界から魅力的な商材を日本に引っ張ってきて、
それを取引先に販売している建材店(というか、商社)や
売れる商品(=住宅)をパッケージにして取引先に販売している建材店(というか、メーカー)は
しっかりと収益をあげることができています。

当然です。
付加価値の高い仕事をしている訳ですから・・・。

これまで、住宅業界は本当に恵まれていました。
だから大して頭を使わなくとも利益を上げることが出来たのです。

残念ながら、良い時代は完全に終わりました。
私が思うに、これまでの発想で経営していれば、
建材店の70%は淘汰されることでしょう。

これからの建材店はどうあるべきか?
そんなことをお伝えするセミナーを6月に開催します。

6月12日に福岡で。
6月18日に東京で。

今年、最初で最後のセミナーです。
ご興味のある方は、HPやFB、メールなどでお問合せ下さい。
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【第1589回】 柄でも無く新人研修

2015年05月08日 | 住宅コンサルタントとして
私の専門分野をあげるとすれば、住宅業界におけるマーケティング、商品開発、営業の強化です。

しかしながら、クライアント様からいろんな要望を頂戴すれば、
何とかして出来る限りのことをさせていただきたいので、いろんなチャレンジをおこないます。

その結果、自分の専門分野以外のこともいろいろサポートできるようになってきました。

で最近、ちょくちょくさせていただいているのが、新人さんの研修です。

昔の私を知っている友人からすれば、「お前が新人研修!?」と大爆笑されそうですが、
至って真面目に新人さんや若手社員さんに集まっていただいて、
いろんなことをお伝えさせていただきます。

礼儀作法や社会人としてのマナーは、
専門の方が多々、おられるでしょうから、その部分は他の方にお任せします。

私がさせていただくのは、ビジネスパーソンとしての心得的な部分。

社会人になって、私自身は最初、不遇の時代が長かったのです。

5年間で5回の転勤。
子会社への出向。
営業がやりたくて入社したのに、施工管理やアフター、時には施工のお仕事しかできなかった。

自分自身、ふてくされていた時期が結構長かったのですが、
その時、自分が何を考え、どう前向きな気持ちで仕事に取り組むようになっていったのか?

営業をさせていただくようになってから、最初の1年はパッとしなかった中、
どうやって営業のセンスを学び、お客様からたくさん買っていただけるようになったのか?

私は、人よりもおそらく、たくさんの挫折や失敗を経験してきました。

そのときはとてもつらかったですし、ふてくされていた時期もありましたが、
だからこそ、自分の将来について考え、自分と向き合うことができたのだと思います。

そしてたくさんの本を読み、素直にそこから学んだことを実践し、
少しずつ状況が変わっていった、その経験をお伝えさせていただいているだけなのです。

自分がやりたいことなんて、すぐに出来るようになる訳がない。
今、自分が納得できる環境で働くことができていなかったり、
成果を出すことができないことが、将来的に自分にとても大きなプラスをもたらすかもしれない。

だから今、やれることをやりましょう。
そしていずれ家庭を持って、子どもを持ったとして、
頑張る姿を子どもに見せることが最高の教育なんだ、というようなことを
若い方にお伝えさせていただいているだけなのです。

結果が出ない中でも、前を向いて仕事に向き合える心を持っていただければ、
とても嬉しく思います。
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【第1588回】 先読み力

2015年05月07日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、無事にイタリアから帰国しました。

ヴェネツィアからコペンハーゲン経由で成田まで帰国し、
成田から羽田まで移動。
そして羽田から伊丹空港に飛んで、自宅まで帰ってくる予定だったのですが、
コペンハーゲンから成田に行く飛行機が、機材変更などによるトラブルで
2時間半遅れることになっていました。

2時間弱遅れても間に合うように計算して、羽田-伊丹の航空券を予約していたのですが、
自分の想定以上の遅れになってしまったため、
もともと手配していた、羽田空港経由で伊丹空港までの飛行機に間に合わないかもしれない。

結果、コペンハーゲン空港内で、飛行機が間に合わない場合も想定し、
成田から東京駅経由、新幹線で帰るためのチケットも手配し、
成田に到着した時点でどちらかをキャンセルする、ということにしました。

昨日はGW最終日。
夕方の東京から地方への新幹線は座席が取れなくなることが予想できましたので、
とにかく最悪の事態を想定し、複数の手を打ちました。

結果、飛行機には間に合わず、新幹線を使って帰宅しましたが、
大きなスーツケース2個を持って新幹線に乗って、他の方の邪魔にならないよう、
スーツケースをしまうのに便利な車両の後部座席を確保し、
ストレス無く帰ることができました。

人間、日々生きていると、思う通りにいかないことが多々、あります。

起こってしまったことを四の五の言ってもしょうがありません。

こういう時、先を予測し、最悪の事態に備えて複数の手を打つことが重要だと思います。

こうした思考は、ビジネスでも非常に役に立つと思っています。

今、自分が選択したことが、どういう結果になるのか?
最悪の事態を想定した場合、どんな対策を打たなくてはならないか?

ビジネスや経営の力というのは、ある種、どれだけ先読みできるのか、
と言えるのかもしれません。

先読み力。
ここを鍛えるために、どんな取り組みをすればいいのでしょう?
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【第1587回】 イタリア視察ツアーを終えて

2015年05月06日 | 住宅コンサルタントとして
今回の視察で、共同購入するMADE IN ITALYの家具の品質、デザインが明確になりました。

日本の家を素晴らしいものにしてくれる、素晴らしい家具を提供することができるようになります。

もちろん、イタリアの職人さんが端正こめてつくった、本革を仕様したソファとダイニングチェア。
どんな空間にも合うよう、デザインは奇をてらわず、シンプルに・・・。

更にダイニングテーブル、TVボード、ローテーブルの5点セット。

このプロジェクトが、いよいよ動き出すのです。

ご興味のある方は、お気軽に弊社HPからお問合せ下さいね!

そうそう、弊社のHPをリニューアルしました。

「鬼山住宅コンサルティング」でググって下さいませ。

ちょっと洒落た感じで制作をお願いしましたが、
なかなかの出来だなぁ、と思っています。

ちなみに名刺もリニューアルします。

クライアント様に、常に変わり続けなくてはいけません、と日々お伝えしているので、
弊社も当然、変わっていかなくてはなりません。

なぜ変わらなければならないか?
それはもちろん、皆様、おわかりですよね?

常に進歩する。
この言葉をキーワードに、これからも精進していく所存です。
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【第1586回】 パドヴァの家具メーカーさん視察

2015年05月05日 | 住宅コンサルタントとして
ヴェネツィアから車で40分程度のところにある街、パドヴァにやってきました。

BONALDO社さんの家具を視察するためです。

初めておじゃましたのですが、もうそれは素晴らしいショールームで、
こういうショールームをつくれば、お客様の購買意欲は高まるよなぁと思いました。













デザイン性も抜群のショールーム。
さすがはイタリア。





チェアーをこんな感じで展示されているんです。
ステキですよね!







お昼はBONALDO社さんがご用意して下さった軽食を皆でつまみながら、
いろいろなコミュニケーションを取らせていただきました。

スタッフの皆様、とてもあったかいんです。
オーナー様のご人徳なのでしょう。

イタリア人のこういうとこ、大好きです。

いつか、BONALDO社さんとも一緒に仕事がしたいです。
いや、絶対にしよう!

こうした素晴らしいご縁を提供して下さった、ビジネスパートナー様。
それからお忙しい中、我々の対応をして下さった、イタリアの各企業のスタッフ様。
またGWの中、お時間を割いてご参加して下さったクライアントの皆様。

本当にありがとうございました。
心より感謝いたします。

今日、いよいよ日本に帰ります。

また夏に戻ってくるよ、イタリア!
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【第1585回】 ヴェネツィアのテキスタイルメーカーさん

2015年05月04日 | 住宅コンサルタントとして
ヴェネツィアに来ました。





相変わらず、美しい街です。
個人的に大好きです。

さて、ヴェネツィアに来た理由は2つ。

1つはイタリアでもおそらく最も古いテキスタイルメーカーさんを視察させていただくこと。
それからヴェネツィアからすぐのところにあるパドヴァにある
家具メーカーさんを視察すること。

昨日は午前中にミラノからヴェネツィアに移動し、ホテルにチェックインし、昼食。
その後、テキスタイルメーカーさんにお邪魔しました。



このテキスタイルメーカーさんは、おそらくはイタリアで最も歴史がある会社だそうで、
あのプラダやグッチにも自社の商品を卸しておられるそうです。



またマライア・キャリーさんの自宅にも、この会社の製品が使われているそうで、
実際にカタログにマライア・キャリーさんと自宅の写真も掲載されていました。

これらの機械で、凹凸のある、複雑なデザインのテキスタイルもつくられるのだそう。
歴史を感じる機械の数々にただただ、圧倒されました。





手織りの複雑なデザインだと、
生地として1日に15センチ~30センチ程度しかつくることが出来ないとのこと。
当然、価格はメチャメチャ高くなるのです。



セレブしか使用することができませんよね。

明日はヴェネツィアからパドバというところまで移動し、
パドヴァにあるBONALDO社さんの商品視察に行ってきます。
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【第1584回】 EXPO MILANO2015

2015年05月03日 | 住宅コンサルタントとして
ミラノ万博の視察に行ってきました。

私、万博にはこれまで一度も行ったことが無く、
万博とはどんなイベントなのか、全く知りませんでした。

今回、初めて万博に参加したのですが、
結論から言うと、各国の展示よりも
会場の雰囲気や会場内に建設されている建物の方に心を奪われました。

会場内はこんな雰囲気。









開催国のイタリアのコーナーは、5月2日なのにもかかわらず、
会場がオープンした時間にまだ最終調整中で、いつ開くか分からないとのこと。

さすが、イタリア(笑)。







個人的にはモロッコの展示に心を奪われました。

世界中からいろんな人が訪れるにあたって、
何を来場者に伝えるのか?

マーケティングが上手な国とあまり上手でない国があり、
残念ながら日本も上手ではありませんでした。



あれ、誰が指揮をとっているんでしょうね・・・。

明日はミラノからヴェネツィアに移動し、テキスタイルメーカーさんの視察に行く予定です。
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【第1583回】 レザーについて学ぶ

2015年05月02日 | 住宅コンサルタントとして
ミラノ2日目は、今回の視察ツアー最大の目的である、
家具の共同購入の製作を依頼しているレザー、並びにソファの工場に行きました。

レザーってどのようにつくられるのか、知っていますか?

私、全然知りませんでしたので、いろいろと教えていただきました。

皮の良し悪しの見分け方。
どういう部分の皮をどのように使うのか?
皮はどの部分が高価なのか?
実際にソファに使用する場合、どういう加工をしなければならないのか?





皆さん、真剣に学ばれています。

そしてレザーの工場から移動し、それらのレザーを使ったソファの工場に移動し、
実際にいろんなソファを見させていただきました。



これ、最高の寝心地です。
このソファがあれば、ベッドは要りません。
ただ、価格は100万を軽く超えますが・・・。

私たちが共同購入するソファは、秘密です。
スッキリとシンプルなソファで、どんな空間にもマッチしそう。
皮の肌触りも最高でした。

その後、ブルガリホテルに移動し、
ラグジュアリーな空間の作り方について、学びました。



メインバーはこんな感じ。

更にトイレも抜群にステキでしたよ!

その後、レストランに移動し、とてもおいしいディナーをいただきました。









明日はミラノ万博にいってきます。
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