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年々動きが遅くなるのを見越してか「準備は早めに」という家内の声にせかされホームセンターへ。高齢者は毎日が休日、ウイクデーだがセンターは同年配の夫婦連れで大賑わい。この日は店外に並ぶ葉牡丹と若干の花をの苗を買う。店内で急ぎではないが、来たついでに買っておこうと花の肥料や除草剤などを買う。レジは混雑、商売繁盛をうかがわせる。
息子が高校を卒業し進学で一人暮らしを始め、更に就職では独身寮へ入る。そんなことから夫婦だけの生活も30年以上になる。独身の間はよく帰省していた。結婚し嫁と子ども(私らの孫)を連れでの帰省を待ち受けるようになりいろいろ準備をした。孫の学齢が上がるにつれ帰省間隔は広がり、いつかこじんまりした越年準備に変わる。
それでも続いているのは葉牡丹を植えること。なぜだか分からないが、母の受け売りか、植えればその後の手間暇をほとんど必要としないことかもしれない。植え付け準備していた所へ、それなりに配置は庭師気分で考えるが、狭い植えしろにそれほどの工夫をせずとも終える。ちょっといい感じになる。外回りの掃除もぼつぼつ始めた、暖かそうな日に残りを手がける。
葉牡丹の支払いでレジに。前の夫婦は色んな種類の苗を、私の見た目では150株以上も持ち帰る。どれほどの広さの花畑、植え付けも手入れも大変だろうとと同情しながら、あの家も早めの越年準備かとわが家に合わせて思う。夏ほどの水管理をしなくて済むのが冬の花のいいところ。残りの越年準備はなんだろうか。