昨日は歩いて浅草にいってきた。
正確にいえば、かっぱ橋に用があったのだが、
ほとんどのお店がしまっていた。
浅草界隈は、すごい人でごったがえしていた。
今年の正月は、高野山の宿坊で過ごす予定だったが、
スケジュールがうまくいかず、断念。
東京で正月を過ごすときは、浅草で「新春浅草歌舞伎」
を見るのがならわしになっている。まさか当日券があるとは
思わなかったけど、一等席が残っていたので9000円で
購入し、観音裏のいきつけのお店で、お屠蘇がわりにぬる燗
を飲みながら、江戸の正月気分を味わいながら時間をつぶす。
3時になって浅草公会堂にもどり、「奥州安達原」
を観る。この作品はもともと人形浄瑠璃で、源氏が安倍貞任
らを討伐した戦の後日談の復讐劇だ。
主役の貞任の妻と、貞任の二役を、中村勘太郎が演じ、八幡太郎
義家を、弟の中村七之助が演じた。
劇の途中に、「つぶやき」のような声がした。「この子役はいい」
とか、「うーん、ここは少し表現が違う」
みたいなことを、いっている。
振り返ってきると、彼らの親父、中村勘三郎が後の席にいた。
自身も歌舞伎座で公演中だが、合間をぬって、息子たちの演技を
観にきているのだろう。徹頭徹尾、「役者バカ」なところを垣間見る
ことができた。最近ネットの中でツイッターというのが流行っている
けど、やはりつぶやきも、歌舞伎も「生」がいい。とくに生の歌舞伎役者
のツイッターが聞こえたとは、こいつは春から演技がいい。
上機嫌になって、芝居がおわった後は、公会堂の前の「中清」で、
中庭をみながら、てんぷらで、ぬる燗を楽しんだ。できたら「上喜元」
あたりを飲みたかったが、明治3年創業の老舗のぬる燗は、「黒松 白鹿」。
鹿をどんなに飲んでも、トラやオオトラにはなれない。
明日は夕方6時から「事始めコンサート」。
こちらも役者が3人そろって、新春の喜びを奏でてくれるに違いない。
正確にいえば、かっぱ橋に用があったのだが、
ほとんどのお店がしまっていた。
浅草界隈は、すごい人でごったがえしていた。
今年の正月は、高野山の宿坊で過ごす予定だったが、
スケジュールがうまくいかず、断念。
東京で正月を過ごすときは、浅草で「新春浅草歌舞伎」
を見るのがならわしになっている。まさか当日券があるとは
思わなかったけど、一等席が残っていたので9000円で
購入し、観音裏のいきつけのお店で、お屠蘇がわりにぬる燗
を飲みながら、江戸の正月気分を味わいながら時間をつぶす。
3時になって浅草公会堂にもどり、「奥州安達原」
を観る。この作品はもともと人形浄瑠璃で、源氏が安倍貞任
らを討伐した戦の後日談の復讐劇だ。
主役の貞任の妻と、貞任の二役を、中村勘太郎が演じ、八幡太郎
義家を、弟の中村七之助が演じた。
劇の途中に、「つぶやき」のような声がした。「この子役はいい」
とか、「うーん、ここは少し表現が違う」
みたいなことを、いっている。
振り返ってきると、彼らの親父、中村勘三郎が後の席にいた。
自身も歌舞伎座で公演中だが、合間をぬって、息子たちの演技を
観にきているのだろう。徹頭徹尾、「役者バカ」なところを垣間見る
ことができた。最近ネットの中でツイッターというのが流行っている
けど、やはりつぶやきも、歌舞伎も「生」がいい。とくに生の歌舞伎役者
のツイッターが聞こえたとは、こいつは春から演技がいい。
上機嫌になって、芝居がおわった後は、公会堂の前の「中清」で、
中庭をみながら、てんぷらで、ぬる燗を楽しんだ。できたら「上喜元」
あたりを飲みたかったが、明治3年創業の老舗のぬる燗は、「黒松 白鹿」。
鹿をどんなに飲んでも、トラやオオトラにはなれない。
明日は夕方6時から「事始めコンサート」。
こちらも役者が3人そろって、新春の喜びを奏でてくれるに違いない。