昨日は大学時代の友達が蕎麦会にきた。
仁和寺の近くの古色蒼然としたアパートに
住んでいた。界隈は「京都魔界スポット」
に必ずでてくるところで、彼のアパート(4部屋)
の東南の部屋のベッドに寝ると、ときどき
「金縛りにあった」ということを友だちたちがいった。
「まさか・・・」と半信半疑だったが、やはり気持ちが
悪いので、なるべくそこには寝ないようにしたけど、
あるとき酔っ払って、そこに寝た夜に、でた。
みんなは、その部屋にでる女性らしき幽霊に「たみちゃん」
という名前をつけた。
そのアパートは古くて、太いロープで耐震というか、
かろうじて支えている、といった感じだった。
天真庵の建物を最初見たとき、その仁和寺のアパート
の印象がだぶった。
その友だちとは、大学の近くにあった「安兵衛」
といううらぶれたおでんやでよく、名誉冠の
徳利を並べた。バイトの金が入ったときには、
ふたりで20本くらいは空になった白い磁器の徳利が並んだ。
大学では「法律相談部」というのにお互いが属し、机を並べて勉強し、
夕方になると、徳利を並べて、人生の勉強をした。
そんなふたりが昨日は、エリカ庵で、ベッドを並べて、エリさん、リカさん
に、整体をやってもらった。「寄る年波」というやつだ。
でもまだ枕を並べて、討ち死にするわけにはいかないので、
「まだまだがんばろう」ということになった。
人生の「中じきり」みたいな50代というのは、いろいろな
意味で、半生を反省したり、悔いたりすることしきりだけど、
残りの人生こそ人生だと思うと、希望もわいてくる。
「お金をもらっても、若い時代にもどりたくない」
というくらい、おもしろい50代、60代を生きていきたいものだ。
仁和寺の近くの古色蒼然としたアパートに
住んでいた。界隈は「京都魔界スポット」
に必ずでてくるところで、彼のアパート(4部屋)
の東南の部屋のベッドに寝ると、ときどき
「金縛りにあった」ということを友だちたちがいった。
「まさか・・・」と半信半疑だったが、やはり気持ちが
悪いので、なるべくそこには寝ないようにしたけど、
あるとき酔っ払って、そこに寝た夜に、でた。
みんなは、その部屋にでる女性らしき幽霊に「たみちゃん」
という名前をつけた。
そのアパートは古くて、太いロープで耐震というか、
かろうじて支えている、といった感じだった。
天真庵の建物を最初見たとき、その仁和寺のアパート
の印象がだぶった。
その友だちとは、大学の近くにあった「安兵衛」
といううらぶれたおでんやでよく、名誉冠の
徳利を並べた。バイトの金が入ったときには、
ふたりで20本くらいは空になった白い磁器の徳利が並んだ。
大学では「法律相談部」というのにお互いが属し、机を並べて勉強し、
夕方になると、徳利を並べて、人生の勉強をした。
そんなふたりが昨日は、エリカ庵で、ベッドを並べて、エリさん、リカさん
に、整体をやってもらった。「寄る年波」というやつだ。
でもまだ枕を並べて、討ち死にするわけにはいかないので、
「まだまだがんばろう」ということになった。
人生の「中じきり」みたいな50代というのは、いろいろな
意味で、半生を反省したり、悔いたりすることしきりだけど、
残りの人生こそ人生だと思うと、希望もわいてくる。
「お金をもらっても、若い時代にもどりたくない」
というくらい、おもしろい50代、60代を生きていきたいものだ。