長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

立春か

2011-02-04 08:20:13 | Weblog
昨日は、節分だった。1年前のその日は、雪が
降っていて、かっぽれの途中で電話がきて、ワカの訃報を知る。
あれから1年たった。昨日は朝ごはんを千葉の農家で食べた。
自然の中で平飼いされた元気な鶏の卵をごはんにかけて、
「たまかけごはん」。枯れてはいるけど、どこか春へむけて萌芽
しそうな里山の景色は、見ているだけで元気になる。
新しい節目なので、この「農家の朝ごはん」をメニューに
加えることにした。月曜日と火曜日の朝(8時から10時限定)
珈琲はつかない、12時までは入れない。ごはんとたまごと漬物とお味噌汁。14日(火)の8時から始まる。看板ものれんもしまったまま。てんぱらずに、知る
人しか知らない、そんな感じの「農家の朝ごはん」。ワンコイン500円。

考えてみたら、天真庵の蕎麦は、「しもっこ蕎麦」といって、下総農業高校
の人らが丹精こめてつくった蕎麦だ。ときどき、蕎麦をとりに千葉にいくと、
彼らがつくったネギや、漬物や、梅干なんかを土産にもらったりする。
鶏蕎麦のネギは、だいたい千葉の農家から買ってくるし、「ぬき」に使う
餅麦や、そばがきぜんざいにつく「黒豆茶」は、四国のカリスマ的な農業人から
ちくってもらっている。珈琲の焙煎なら、だいたいのことはわかってきたが、
この「黒豆茶」の焙煎は、まだ未知の世界だ。
最近は、じわじわとファンが多くなってきたけど、「そばがきぜんざい」(黒豆茶つき」というのは、うちのメニューの中では栄養・うまみ・価格のバランスでは最高峰ではなかろうか?

休みのたびに、朝はやくから、田舎の方へ買出し?いや都会を脱出して
いるが、その日は煎茶のお稽古があったりするので、日帰りになる。
最近は縁のある町にいくと、その街にある居酒屋で飲んだり、泊ったり
することもしたくなってきた。
ので、3月からは、水木連休にしようと決めた。旧正月というかほんとうの
元旦に、そのふたつ(月・火曜の朝に「農家の朝ごはん」 水木休み)
を決めた。今年は、世界中の人たちも「決起」したり、合併を決めたり、
新しい道を決めたり・・・「決」ことが多い年になりそうだ。

今日は「ねんど」
明後日が「竹細工」

土にふれたり、竹にふれたり、自然体で生きたいものだ、いつまでも。