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長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ねんどや土や味噌をコネル

2011-02-05 08:09:01 | Weblog
昨日は、コネルのまいかさんの「ねんど教室」だった。
まいかさんは、押上の駅前の、スマイルキッチンというかわいらしいカフェ
の近くにある古色蒼然に近い一軒家を改装して、雑貨屋を昨年はじめた。
大阪生まれで、こてこての関西弁を、こねる、もとい、しゃべる。
昨日味噌をつくりにきた渡辺愛子ちゃんも、信楽の土をこねて、うずくまる
なんかを作る。二階にあるバンダヂの上に、彼女の代表作(勝手にきめた)
みたいなうずくまるが置いてあって、先週はそこに「わびすけ」を投げ入れた
ら、うぐいすの声が聞こえたような気がした。明日は、まいかさんが、味噌を
こねる。音楽家が作る味噌、陶芸家がつくる味噌、樹脂ねんど作家がつくる味噌・・・
みんな個性的な味噌になりそうだ。多士済々な人たちが、それぞれの人間性あふれる
味噌をつくり、それがそれぞれの家庭で、調味料になったり、焼いて酒肴にしたり、
夏はとれたてのきゅうりにつけたり、冬はふろふき大根にしたり・・・千変万化して
大活躍する。こんなに春夏秋冬楽しめる食材は、世界中さがしてもそうあるものではない。14日から始める「農家の朝ごはん」にも、味噌が大活躍するだろう。

きのうは文庫くんが遊びにきた。いよいよ看板を掲るらしい。
今日明日の「もなか屋」の女将が、揮毫することになっている。
「押上文庫」・・・今日は、第三回目?五回目?のオープニング
みたいなミーティングがあるらしい。

誰かを誘って「押上文庫」にいこうと思い、「ピアノの詩人」いわれたコルトーの
CDを聴いていたら、赤松林太郎くんが、遊びにきた。開華「立春朝搾り」
を飲みながら、「コルトーですね!」ときた。さすが・・・と思ったら、
彼が勉強したパリ音楽院は、コルトーが創設した学校らしい。
今月の25日の夜に「赤松林太郎ソロピアノコンサート」をやる。
彼の前回のコンサートにきたある古刹の老師が、「赤松さんは、座禅したまま
隅田川を渡れるような人ですね」とほめちぎった。禅問答みたいだけど、
気持ちのいい賛辞である。粋なことをいうので、飲んでいる席で
「老師・・」とよびかけたら、しかとされた。「老」が気に入らぬ風だった
らしい。これからは「和尚」と呼ぶことにしよう。
本人は「実にわたしは平凡な人間」といってたけど、立派な奇僧。

明日は「竹細工の会」
新しい先生がピンチヒッターでこられる。終わった後は、二階で
歓迎会。一階では、三回目の「味噌つくり」。
毎日、いろいろ不思議な縁で紡がれた奇人たちが、やってくる。