長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

新そばを新人が打つ会

2014-10-17 08:30:35 | Weblog

先週くらいから、北海道産の「新そば」を打っている。蕎麦好きには

たまらない季節。

昨日は「気骨の鮨会」だった。魚にも季節があるけど、世界中から築地

に集まってくるので、そんなありがたみが薄くなっている感がある。

蕎麦も地球の反対側のオーストラリアからでも入ってくるので、どれが「新そば」

かわかりにくい。でも打っていると「違い」がわかるし、昔から「釜前は風邪をひかない」

といわれるくらい、釜で茹でる時の空気が違ってくる。

御存じ、蕎麦の大切な栄養分の「ルチン」は茹でた蕎麦湯のほうに多く含まれて

いるので、蕎麦を喰った後に、蕎麦湯を入れて飲むと、血圧を調整してくれたり、

血管を若返らせてくれたり、美肌効果、抗酸化作用があったり・・・薬事法にひっかかる

くらい体にいい。空気までいいとなると、蕎麦湯割で蕎麦焼酎を飲みながら談論風発

すると、持続可能の健康人生に近づけるかもなんばん。

明日はベテランの蕎麦弟子が新そばを打ちにくる。

明後日の「日曜蕎麦大学」には、新人さんが二人入学してくる。

大道無門・・・禅の言葉だけど、入学試験も男女も年も身分も関係

なく、学びたい人には、門もなく自由なのが、いい。

「いつも身近にそば」をというのは、「あなたのそばがいい」というより、いい。

明日はジャズライブがあるので、16時閉店。すぐに満席になってしまったけど、

きっとニューヨークから時々きて天真庵でやてくれる定期ライブになりそうな予感が

する。24日の「ルナ」のジャズも楽しみ。秋は、みんなが「哲」できて、いいね。

明日は炎色野に久保さんがくる。天真庵では、蕎麦から珈琲からお茶道具まで、

「ほぼくぼ」というくらい久保さんの器でひしめきあっている。でも「生くぼ」

とはめったにふれあうことができないので、ぜひいってみてください。炎色野さん

のまわりは「渋谷の縮図」か「東京の縮図」みたいなところで、五感を解放させながら

歩いていると、「東京」の今がよくわかるところ。スカイツリーやそのまわりを回っても

「東京」とは似て非なるものしか見えないよ。