長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

岬の先の喫茶店の近くの小さな蕎麦屋

2014-10-31 08:19:39 | Weblog

先週までは北海道の新そばを楽しんだが、今週からは千葉の新そば。

知り合いの酒々井の蕎麦屋が、店の前をそば畑にして、下総農業高校の人たちと

協力してつくったものだ。蕎麦の花が畑一面に咲くころ、いつも写真が届く。きっと

一日中、うれしそうにそば畑を眺めながら蕎麦を打っているのだろう。

「そばもん」そのものの蕎麦が大好きな主人。不思議な縁で、ヨネクラボクシングジム

の近くの蕎麦屋で出会って以来のつきあい。

時々、南房総の山奥にある蕎麦屋に蕎麦を手繰りにいくことがある。看板もなにもない変な蕎麦屋?

そこには、小さな湯船の温泉があって、蕎麦を手繰る前にひと風呂浴びる楽しみがある。

先日は風呂から見える山の木々が紅葉していて、石と紅葉のコントラストが、福島の「塔のへつり」

を彷彿させて、日本の秋の最高峰の景色だ。風呂からあがると、ビールの小瓶を頼む。そのまま

日本酒でもいいのだが、ビールについてくる「枝豆」が美味いので、「まずビール」という。

その後は千葉の地酒「不動」をぬる燗にしてもらい、卵焼きで一献。「蕎麦屋の卵焼き」は、左党

にはたまらない酒肴だ。ウマイ!蕎麦前は2合まで、と決めているのだが、一合オーバーして、

なめこおろしで3合目を楽しんだ後に、締めの蕎麦を手繰る。新そばを食べると、風邪をひかない

というけど、温泉とぬる燗と新そばが重なると、エボラもへったくれもない元気な気分になる。

さて今日は「みそか」。明日から11月。

今日の夜は「ダメから始める中国語」。まいこ先生は、この日のために名古屋

から颯爽とやってきて、ニーハオ、シャーシャエー、チーパッパと、元気な中国語を

教えてくださる。この会も、左党と蕎麦好きが多く、蕎麦番町みたいなんもやってくるので、

今日はみんなで、新そばを堪能しようと思う。

明日は「国貞雅子&大石学ジャズライブ」があるので16時閉店。

ふたりの新しいCD「M」が大好評だ。朝から聴いていても気持ちいいし、あきない。

昼聴くと、なんか人生が楽しく感じられるし、夜聴くと、酒が美味くなる。死んだ友達を

偲んだり、田舎の両親や友なんかを偲んだりするにもいい。「家族葬」なんかを

やる時にうってつけの一枚。「こころのふるさと」っていいね。