昨日は沖縄の三線ライブやった。
お客さんのやく9割が女性、しかも若くてきれいな女性だった。
天真庵の夜は、ほぼ毎日のように、「寺子屋」とか「コンサート」とかを
やっているけど、どの会も女性が多い。20年続いている「論語の会」(順受の会)
だけは、「♪女の座る席がない」という昔の大学の寮歌みたいなバンカラな感じが残っているが・・・
ときどき、うちのお店が縁で、結婚する人がいる。でも最近は、深刻な人材不足?なのか、男女
ともに「願望」はあるのだけど、その道遠し、みたいな人が多いような気がする。
「寿」という文字は、田んぼの中で男のチンポがたっている象形文字らしいけど、どうも
愚息ともども「ひきこもり」という輩が多いのかしらん。もちろん、いい女がいないと、男はひきこもるけど・・
昼間に新婚ほやほやの新そばみたいなカップルが蕎麦を手繰りにきた。新郎くんはぼくのそばのお弟子様。
茨城県の八郷(やさと)という風光明媚な里山に囲まれた楽園みたいなところで、有機農業をやっている。
「暮らしの実験室」で検索すると、彼らの暮らしの実験がよくわかる。東京や、都市に住んでいると、土とか
空気とか水のせいもあるけど、どうも「野趣」がない人だらけのような気がする。
野菜、というのも「野生のなっぱ菜」が言霊。きれいなだけで、そろっていて、虫も喰っていないようなもの
とは、似て非なるもの。うそだと思ったら、一度「暮らしの実験室」の野菜や卵をお取り寄せしてみるといい。
みてくれは、悪いけど、食べた瞬間に、薬つけの腐りかけたからだの細胞が「これだ」と叫ぶと思う。
今年ももうすぐ彼らが「村おこし」よろしくたちあげた「八豊祭り」(やっほうまつり)がある。ヤフーも
同じ「ヤッホー」からきたらしいが、こればかりやっているとアッホーになり野趣がそがれるかもなんばん。
コンビニやネットのおかげで、いつでもどこでも、身の回りのものが調達され、便利になったけど、こんな
暮らしはみな「お金」に換算された、金・金・金が菌のように蔓延した世界。ときどきは、田舎の里山や
海にいって、本来の自然をとりもどすことも大事やと思う。
今年も暮らしの実験室では、蕎麦の種をまき、収穫際の時に、ぼくが蕎麦を打つことになった。
えらそうに「お弟子さま」といっているけど、彼らのほうが、時代の最先端を、人間らしく自由に生きて
いるように思うし、学ぶこと多し。おふたりのお祝いに、久保さんの志野のドラバチをさしあげた。
少し先輩の天真庵で20年使って、「美人になった」志野の四方皿を見せた。
たぶん彼らが、自分でつくった野菜を調理して、その志野にのせたり、糠漬けにしたものを載せたり、
時には蕎麦を載せたり・・・・しながら、いい器量の器になっていくことだろう。こんな些細な日常が
とても「豊か」に思えてくる。けっして、お金に換算する必要もないホンモノの幸せはそのあたりに
あるのだろう。天恩感謝。
明日の朝は「卵かけごはん」
ここで伝授している「卵かけごはんの特別なレシピ」は、実は昨年秋に「暮らしの実験室」
に泊ったよく朝に、伝授されたもの。
火曜日は「英語で蕎麦会」 スカイツリーの広場で待ち合わせをして、ガイジンさんに声
をかけ、ぽん引きよろしく天真庵に連れてきて、いっしょに蕎麦を喰いながら英会話。
岩本先生も月に一二度、遠山郷にいって野趣満天の生活を実験中。おもしろい生き方を
する人がまわりに多くなってきた。
9月は、またおもしろいライブがふたつ。
4日(金) les・KOMATIS ライブ
演奏:Nobie (ヴォーカル)・片倉真由子(ピアノ)・太田朱美(フルート)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
24日(金) 『倍音の森』 ライブ演奏:田嶋真佐雄(コントラバス)・熊坂路得子(アコーディオン)
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