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長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

楽しい休日

2011-02-17 08:13:43 | Weblog
今日は休み。
朝いつものように起きて、お店にいって焙煎をしようと
思ったけど、空模様が怪しいので、久しぶりに軽くジョッギング。
これから、朝ごはん。
ここんところ、卵かけごはんの研究?というわけではないけど、
いろいろな実験をしていたので、今日は「珈琲の樹」にいって
夏樹くんのコーヒーとペリカンのパンを食べようと思う。

昨日はスケッチの会だった。全員女子・・・という今時の
トレンドの縮図みたいな会になった。
昼のまかないは、親子どんぶり・・・・おいしい卵がいつも
あるので、少し半熟でとろとろにして、みつばを散らし、
いぶりがっこで食べたら、昼寝をしたくなるほど幸せな気分になった。
スケッチの会は、「料理をスケッチする」というテーマだったので、
久保さんの織部の長皿(長さが60cmくらい)に、漬物を盛り合わせ
たり、大きな備前の四方皿に、無農薬の野菜を盛り付けたりした。
みんな個性的なスケッチをしていた、だんだん研かれて、それぞれの「個」
がでてきて、いい。
スケッチが終わったら、黄瀬戸の片口に、焼きあごをあぶって、
そこに熱い熱燗を入れ、「あごの骨酒」にして、「おでん」と「
うなたま雑炊」などを酒肴にして、談論風発。
3日続けて、少し飲みすぎた。

金曜日は、「ダメから始める中国語」
この会も、「ほぼ女子軍団」の日だけど、ついつい飲みすぎる。
日曜日は、「1日体験の竹細工」だ。夜は「タケシィーの三線ライブ」
三線は、琉球王朝時代の貴族のたしなみの楽器。酔いながら演奏し、
踊る、こんな「人間の原風景」を彷彿させるようなライブがせまって
きた。あっという間に、毎日が過ぎるけど、たのし。

書の会

2011-02-16 08:02:22 | Weblog
易学の勉強会で盛り上がって、月曜日は少し飲みすぎた。
昨日は書の会。この会のメンバーのゆーさんが縁あって、台湾式の
足裏マッサージ、リフレを勉強し、ぼくが実験台になっている。
足は第二の心臓といわるけど、体中の細胞や臓器と繋がっていて、
体調とか生活習慣とか、こころのおこどころなどが、つぶさにわかるらしい。

書の貞本先生も、実験台に・・・
中学校くらいから、ときどき飲んでいたという彼の臓器は
やっぱり、人よりも丈夫らしい。でもなにごとも「過ぎたるは・・」
で、やはり中庸というのが肝心で、肝臓も心臓も、ながく持続可能に
するのは「ほどほど」の精神が必要らしい。
ゆーさんが蕎麦会の時に隣に座った。リフレの後は、お湯を飲むのが
体にいいらしい。「ゆーさんと、ゆを飲む」。
しばらくして、みんなといっしょに酒を飲んだ。
気のおけない仲間たちと、食事をする、酒を飲む。最高。
「おいしいものを食べる」よりも「おいしく食べる」ほうが
時代にあってきたと、つくづく思う。

今日は「スケッチの会」
近くの十間橋には、あいかわらずカメラマンがおしかけている。
誰でも同じようなものを撮れる時代なので、新鮮味がない。
スケッチをしている人が時々いる。おもわず「ごくろうさま」
と声をかけたくなる。
天真庵も撮影禁止にして、1年になる。最初は、お客さんが
減ったけど、お茶を一服している至福な刹那の時に、誰かまわず
「カシャッ」とやられるのは、たまらない。凛然とまではいわないが、
浄化されて美しい時が流れるようにやっとなった、という感じ。
当たり前だけど、お客さんと共に、楽しんだり、勉強していきたい、
と思う。

金曜日は、「ダメから始める中国語」
この会の人たちから「味噌つくりを教えて」という波が始まった。
最近は、どんな勉強会でも「味噌」や「醤油」や「納豆」や「豆腐」
などの「手作り」の話で盛り上がる。
世界的に人口が増え続け、食料や資源が足りなくなり、結果貧富の格差
が、いろいろな騒動を起している。
「足るを知る」を知ったり、無駄をなくしたり、自分でできることは、
買うのではなく、つくる・・・・そんなことが、これからは大切に
なってくる。
そして「月曜の朝は卵かけごはん」。

20日の「タケシィーの三線ライブ」も楽しみだ。
25日は「赤松林太郎くんのピアノライブ」
ヨーロッパのピアノの会社と最近、契約をしたあらしい。
彼もあぶらがのってきた。世界に飛翔する日本人のひとり。
26日が「お花」。林太郎くんもメンバー。
27日が「竹細工」
28日が「論語の会」(順受の会)

二月は逃げる・・・圧倒的な速さで駆け巡っていく。
ぼやぼやしていては、時にも運にも女(男)にも突き放されるバイ。

♪雪が降る あなたがこない でも不思議な人がくる

2011-02-15 08:38:58 | Weblog
昨日は朝から雪だった。

「月曜の朝は 卵かけごはん」

いい感じのスタートだ。やはり日本人に生まれたからには、
朝は、ごはんにお味噌汁がいい。そこに漬物があればいい。
産みたての卵があれば、立派なご馳走だ。

何年かぶりの雪だった。そんな日は、ほんとうに不思議な人が
くる、くる・・・
3月4日に、秋山さんが地唄舞の三味線ライブをやる。昨日打ち合わせ
をしていた。久保さんの白いぐいのみで、熊本の「とうべい」
を酒肴にして飲んでいたら、熊本弁をしゃべる青年がきた。
「受験にきた」ということ。「ごくろうさん」と答えたら、
「オヤジに頼まれごとをいわれて、ここにきました」とのこと。
「何?」と答えると、「ヨネクラケンジさんのお墓を聞いてきてくれ」
とのことだった。7年前に47歳で旅立った「気骨の会」のメンバー。
「佐賀にある、ということしかわからない」と答えた。彼の親しくしていた
友だちに電話してみたけど、それしかわからない。
「合格したら、また遊びにきいや」といって、元気に帰られた。
今朝メールを開いたら、在りし日のヨネクラくんの写真が青年から
届いた。感謝。

夜は「易の会」
易というのは、この世を構成する天地自然の理、そのものだ、
ということが、感覚的にわかった。怪しげな「押上のおっちゃん」
が頼もしく見えた。

今日は「書の会」
書というのも、白紙の宇宙に墨を置くことによって、もっと白い
宇宙を広げていく、そんな芸術だ。自分の呼吸と、天地の波動が
ぴったりといかないと、うまくいかない。とても奥深い芸。

明日は「スケッチ倶楽部」
水曜日の営業の最後の日。
再来週から、毎週水曜・木曜が定休日。第一水曜日の夜は
密かに「かっぽれ」は、やっている。ただいま空席待ち?
定員4名で、しっかりやっています。いつかは、秋山さんの三味
にあわせて、発表会をやってみたい、と思う。
♪あ、かっぽれ かっぽれ 今日は雪見で かっぽれ・・・




少しあやしげな押上のおっちゃん

2011-02-14 07:23:14 | Weblog
1年の計は元旦にあり、というけど、
いよいよ旧暦でいうところの、卯年、そして60年に
1度の還暦みたいな辛卯(かのと・う)が始まった。
せっかく60年に1度、がらがらぽん、みたいな感じで
ひとまわりするので、そんな年回りは、昔から辛いことが
多いらしいけど、新しいことに挑戦してみたいと思う。
「厄年」というのも、気持ちのもちかたでは、「人の役にたつ
年にしよう」と思えば、元気になる。厄払いの神さまだって、
ほんとうは、お金がほしいわけでなく、「がんばって人の役
にたってや」と応援してくれるにちがいない。

今日から新しいことがふたつ始まる。
朝の8時から10時まで「卵かけごはん」が始まり始まりなのだ。
毎週のように千葉の蕎麦や野菜や卵をやっている農家に訪ね、
蕎麦は下総農業高校の人たちがつくる「しもっこ蕎麦」を採用し、
ねぎも関係の元気のでるものをいただき、朝食は生みたて卵の
「卵かけごはん」を食べているうちに、この元気のでる朝食を
紹介したくなった。お昼の営業にさしつかえない程度に、
15人限定くらいで今日から始める。味噌汁、香のもの付で500円也。

夜は「易」の勉強会が始まる。生徒は相変わらず女子が多い。
来週の21日の月曜日は、先生が二階で「易をみる日」になった。
新宿の母ではなく、「押上の父?」「押上のおっちゃん?」
原宿で10年くらい、それでなりわいをたてていた先生の出番だ。

明日は「書」
明後日は「スケッチ倶楽部」
金曜日が「ダメ中」こと「ダメから始める中国語」
土曜日が「エリカ庵」


別府竹製品協同組合

2011-02-13 08:12:54 | Weblog
最近、竹細工の問い合わせが多い。
農業をやる若者も増えてきているらしいが、「ものつくり」
を真剣にやろうという人も多くなってきてように思う。
こんな金融も政治もい経済も、混沌としている時代には、
「確か」なものといえば、「自分」や「自然」に回帰するしかない。
自分に投資すると、お金にはかえられないような、「豊かさ」とか「幸せ」
とか「ゆとり」などがこころのに貯金されるように思う。
ぼくのHPに「別府竹製品協同組合」の新しいHPをリンクしてみた。
中国の「文人」たちは、隠居の場として、竹薮の中に草庵を結んで
余生を楽しんだ。その影響から日本の文人たちも「竹」を雅号に
入れるのが流行した。「九」というのも中国では永遠を表し、縁起
がいいといわれ、好んでつかわれる。ちなみに、ぼくの煎茶の雅号は
「南九」。明後日やる「書」の貞本さんが、つけてくれた。

今日は「エリカ庵」。今月は寒くて体調を壊しやすい月でもある。
19日(土曜日)も、続けて、エリカ庵をやる。
自分の体をリセットできるくらいのい時に、一度リセットするのは
賢明なことだと思う。もどらなくなったら、いろいろおしまいになるから。

明日は朝8時から10時まで、「卵(たま)かけ朝ごはん」が始まる。
毎週、月曜日の朝は、「月見」にかけて「卵(たま)かけ朝ごはん」
夜は「易学の日」 新しいことが始まり始まり。
梅がほころぶ時は、「うみなさい」という言霊のように、新らしいことが
始まる。


雪中酒ライブ

2011-02-12 08:43:00 | Weblog
昨日の夜は、難波研さんのプロデュースした「音を視る」
というコンサートだった。
朝から雪がふっていた。まるで都塵を流し、空気を凍らす
くらい冷たい日だったけど、縁ある人たちが集まってくれて
満席になり、こころまで満タンな気持ちになるコンサートやった。
もともと難波さんは、ピアニストの大宅さんの知り合いで、1月4日の
コンサートにこられる予定だったけど、お母様の病状がいかんともしがたく、
欠席された。そして昨日、2月11日がそのお母様の誕生日。
なんとか元気に回復されて、次回のコンサートにはきてもらいたい、
そんな思いが伝わってくるような音が視えた。奇しくも愚妻の誕生日も
昨日だった。紀元祭、国の始まりの日に生まれた運命をもつ。

次のライブは20日の「タケシィの三線」。
ある日、タケシィが三線をもって珈琲を飲みにきた。
薩摩琵琶のももちゃんと知り合いだと名乗った。
ちょうど、その時、みかみくんもカウンターにいて、
興味深そうだったので、一曲お願いしたら「蘇州夜曲」
をひいてくれた。ももちゃんを紹介してくれた「りんちゃん」
のひいじいちゃんは、蘇州夜曲をつくった西條八十じいだ。
不思議な縁を感じて、ライブをやることになった。
その「りんちゃん」も4月の9、10日と連日で天真庵ライブを
やることになった。

奥村りん(フィドル/バイオリン)
坂田憲治(イーリアンパイプ)
梅田千晶(ノンペダルハープ)
大塚僚子(空間デザイン)


もうひとりの「りんちゃん」こと、赤松林太郎くんは、昨日は
お花でお世話になっている沼津の奇僧のお寺でコンサートを
やった。25日(金)には、天真庵でピアノをひいてくれる。
これまた楽しみな日だ。花をやったり、歌舞伎や能に興味を
もったり、幅の広いアーティストだ。そのうち、白くぬって
舞踏あたりに挑戦するかも。そんな勢いがある・・
その時は減量せんとあかんけど・・・

今日も寒いけど、元気に蕎麦を打った。
これから焙煎。寒い日というのは、たいへんだけど、
蕎麦も打ちやすいし、珈琲の焙煎にも適している、と思う。
いい1日になりそうだ。「もなか屋」もやりまっせ。




なんばしよっとね?「音を視る?」・・・

2011-02-11 08:41:41 | Weblog
という、不思議なコンサートが、本日ある。
だからお店は16時で閉店。

作曲家の難波研さんが、カフェとか小さな開場で、
感動的な音を視る、というおもしろい企画。
初めてのこころみなので、どのようなものになるか
わからないけど、なんだかウキウキしている。

20日(日)の、タケシーの三線(サンシン)もそうだけど、
小さな空間でこそ奏でられる音楽というのがあることに
最近気付いた。語り会う、酒を酌み交わしながら語り会う
のは、2人くらいがちょうどいい。お茶会は、大寄せよりも、
5人までがいい。そして、音楽を生で聴くのは、ぜいたくだけど
20人くらいまでがちょうどいい。

難波研作品個展
~音を視る~
Instrumental theater live #1

【演目】

・Soft for violin alone (2010)

・Melt - Solo for bass clarinet alone (2010)

・B. A. D. 1-b for clarinet alone with live electronics (2010/初演)

・B. A. D. 2-b for bass clarinet and violin with live electronics (2010-2011/初演)

【演奏】

立花純平 (Violin)
須永真純 (Clarinet, Bass clarinet)
谷地村啓 (Live electronics)

13日(日)は、エリカ庵
南国育ちのリカさんのふるさとから文旦が届いた。南の国の
人はあたたたかい。寒くてコチコチになった体をほぐしてくれる。

14日(月)の8時から10時は「卵(たま)かけあさごはん」の日。
夜7時からは「易学入門」
少し不思議であやしいおじさんが先生。でもある意味、この時代に
ぴったりな勉強会になりそうだ。


15日が「書をしよう会」
16日が「スケッチ倶楽部」



恵みの雨

2011-02-09 07:52:02 | Weblog
久しぶりに恵みの雨だ。庭の木たちも、お店の周りのプランターの
花たちも、喜んでいるみたい。
昨日は、また寒さがひさしぶりにもどってきたので、よけいに寒く感じた。
ボクシングもそうだけど、強いパンチばかりだすと、相手が強いパンチ
を受けるのに慣れて、きかなくなる。少し力を抜いて、軽いパンチでジャブを
だした後に、強めのフックを打つ、とか、やはり強弱のバランスが肝心だ。

昨日リフレをやってくれたゆーさんに、「はやめのバレンタイン」をもらった。
体に気をつかってくれて「薄めのチョコ」だと思ってあけたら、11日から
公開される「明日のジョー」の映画のチケットだった。こんなにうれしい
プレゼントはない。この映画でジョーと力石の役をするイケメンの俳優に、
ボクシングの指導をした梅津さんは、ヨネクラジムのトレーナーをしていた
時があり、ぼくもミット打ちや、サンドバッグを打つ方法などを、教えて
もらったことがある。やさしいけど、気骨があってとても気持ちのいいトレーナーだ。

夕方に、赤松林太郎くんが「これから関西にいきます」と挨拶にきた。仕事が
ひと段落した時に、いつもそうするように、久保さんの酒器で、山廃のぬる燗を
所望する。若いのに、ぬる燗を飲む姿がだいぶ大人になってきた。そろそろ江戸一
に連れていこうか、などと思っている。
ちょうど、土鍋で小豆を煮ていたら、その香ばしい香りを繊細なピアニストは
見逃さなかった。臭い逃さない・・・こちらのほうが正確な表現?
「それは・・・」というので、「これは、そばがきぜんざい用の小豆を煮ている」
と答えた。彼の好奇心は「うん」では終わらない。「どこの小豆を使ってはるんですか
?」ときた。「福岡の小豆や」と答え、妹がおくってきたビニールの袋に手書き
した「先日亡くなったおばあちゃんがつくった最後の小豆」というシールを見せた。」
ら、繊細なアーティストの目が潤んだ。ので、一期一会だと思い、そばがきぜんざいを
作って、漆器に盛って出した。歳をとって、酒量が減ってくると、塩大福や餡子を
酒肴にするのを最高だという酒徒がいる。ただし「若いうちにそれをやるとだめだよ」
といわれたことがある。昨日は「今日だけやで」とねんを押して、だした。
若いアーティストは結局4合の酒を空けた。「不老泉」という、妙にぴったりの酒だった。25日の天真庵ライブが楽しみだ。

「英語で蕎麦会」は、新しいメンバーも増え、にぎやかだった。
ピアニストの松岡美絵さんも常連になった。彼女は同郷(福岡)で、
ときどき九州弁で近況を語りあう。酒もいけるし、池袋近辺に住んで
いるので、彼女とも江戸一にいこう。松岡さんが天真庵でサティーを
やってくれてから、周りで(それを聴いた)ピアノを習い始めた人が、4人
いる。すごいことだ。あのゆっくりした調べを、まるで禅僧が座禅するとき
の呼吸みたいに、静かな息づかいでみごとに奏でる技は、神技に近いものを
感じた。これから、ますます活躍の場がひろがっていくだろう。


今日明日は連休。
野菜や卵の買出しにこれから出発。
勝浦においしい割烹があり、今日はそこで一杯やってこようと思う。
大塚の江戸一の近くに、10年ほど前まで、いい店があった。
そこの主人は、毎日魚を仕入れに勝浦までいっていた。
大学時代まで相撲をやっていて、後輩たちがよく飲みにきていた。
彼らといっしょに「相撲甚句」を歌いながら飲むのがよかった。
アマチュア相撲は、八百長がないのでいい。プロになる、というのは
どの世界でもたいへんなことだ。



今日の朝ごはん

2011-02-08 08:37:32 | Weblog
毎朝だいたい5時に起きて、お店に行ってそばを打つ。
蕎麦を打ち終わると、いったん家に帰り、朝ごはん。
今日は「さばの干物」が、ちゃぶ台の上にのった。
昔から、干物は、「島源」のものを食べることが多い。
食べてみたら、「違い」がわかる。天然干しなので、お天等さま
の恵みの味がするし、魚が「ここで日干しにされて食べてもらってよかった」
みたいな顔をしている。ときどき、ここの親戚筋の人が、蕎麦を食べにくる。
生き方が正直で、だからけっして利益がでて、大もうけしていないけど、
ふれあっているだけで、こちらの気持ちが「しゃん」となる。
こんな真面目に生きている人がつくった干物を食べる。真剣に食べないと、
と思う。

2月14日(月)バレンデーの朝から、毎週月曜日の8時から10時まで
「たまかけ朝ごはん」をやることになった。
当たり前だけど、無農薬のお米、国産の大豆で自分でつくった味噌をつかった
味噌汁、平飼いで、遺伝子交換されていない肥料で元気に育った鶏の卵、
自家製無添加の漬物をつけて出す。醤油は天真庵の「かえし」やで。いろいろ「八百長」みたいなお店も多いけど、これを食べたら「しゃん」とするような朝ごはんを提供
できたらと思う。火曜日もやろうと思ったけど、「月見」にかけて、
月曜日だけやることになった。感謝。

昨日は「タイムドメインの日」。
タイムドメインをつくったよしいさんも、正直な人だし、
雨の日も風の日も、昨日みたいに寒い日も、北区の自宅から
大きなスピーカーをかかえて、天真庵にやってくる「イワジー」
もすごい。もう10年くらい続けている。

昔から「正直ものはバカを見る」なんていわれているけど、凡人には
ばかばかしく思えるところに、けっこう素敵な光がいっぱいあるのかも
しれない。

今日は「英語で蕎麦会」
この会もビル・スメールという友だちが名前ももじって「ビールとスルメ
で英会話」といって、11年前にはじめたのもだ。今は「岩本」さんが
講師。この会に参加したのがきっかけの「ゆーさん」がきて、
今日は「リフレ」をやってくれる。台湾式の「足裏マッサージ」だ。
彼女はおとうさまを元気にするために、とある有名な師匠について
マスターした。それ以来、月に一二度、実験台になっている。「痛い」
とさけぶこともあるけど、終わったあとは、体がいれかわったくらいに
楽になる。

11日は「建国記念日」
難波研さんが企画したコンサートがある。

今月は20日に「三線ライブ」
25日が赤松林太郎くんのピアノライブ。

音楽というのも正直で、一期一会のかたまりみたいでいい。
とくにライブがいい。ゆれる音にこころも揺れる。
このときめきなくして、なにが人生、なにが芸術、といった感じ。



メトロポリタン美術館

2011-02-07 08:15:53 | Weblog
池袋でギャラリーを始めたころ、毎年のように
ニューヨークにいっていた。二階にある南條先生の
寒山拾得の絵も、2000年にNYのソーホーの
ギャラリーで個展をやった時に描いたものだ。
次の年に「テロ」があったので、Tシャツに寒山拾得を
たくさん描いてもらって、ニューヨークのギャラリーに寄付
したこともあった。ニューヨークで好きな場所といえば、セントラルパーク
と近くにあるメトロポリタン美術館。

昨日は「竹細工の教室」だった。1日だけの特別教室に森上先生が
わざわざ大分からきてくれた。彼の作品もまた、メトロポリタン美術館に
展示されている。大分の新聞の記事を紹介すると・・・


別府市原町の竹工芸家、森上仁さん(55)=伝統工芸士=が制作したオブジェ2点が、米ニューヨークのメトロポリタン美術館に買い上げられた。同美術館では竹工芸の現代作品は初めてという。「現代の作品が認められたという意味でとてもうれしい。今後も意欲的に制作し、自分の作品を残していきたい」と喜んでいる。

 同美術館は、1870年に開館。世界三大美術館の一つにも挙げられ、世界有数のコレクションを誇る。
 ニューヨークで4月に開催された国際的な美術品の展示会に出品した森上さんの作品が、同美術館の日本美術担当の学芸員らから評価され、7月に買い上げの契約が結ばれた。
 昨年制作した「大洋」(直径約50センチ、高さ約30センチ)と「秋風」(幅約30センチ、高さ約50センチ、奥行き約15センチ)。「『大洋』はボタンのつぼみがふわっと開きかけたようなイメージ。『秋風』は秋に吹く涼しげな風をシンプルな形で表現した」という。
 限界まで細くした幅0・4~0・6ミリの竹ひごを使っているのが特徴。竹ひごが波打つような柄に編んでいき、全体のバランスを取りながら仕上げる。イメージを形にしながら編むことで、独自の作品を生み出している。
 森上さんは生まれも育ちも別府市。両親や親せきも竹職人で、竹を身近に感じる環境で育った。高校卒業後、1年間会社勤めをしたが、19歳の時、県別府産業工芸試験所(現・県竹工芸・訓練支援センター)に入所し、竹工芸家としての道を歩み始めた。日展や現代工芸展など多くの公募展で入賞を重ねている。
 同市竹細工伝統産業会館(東荘園)の職員、安部哲也さん(51)は「日本の竹の技術と芸術性が世界的に認められたことで、販路も広がるのではないか。今回の買い上げは別府の竹業界にとっても喜ばしく名誉なこと」と話している。

秋10月には、大分の竹細工の展覧会を天真庵でやることになった。
11月は木曾の漆器の展覧会も予定しているので、とても楽しみ。

昨日は、めちゃくちゃに忙しくて、早朝からうった蕎麦が2時で売り切れ。
夜の森上さんの歓迎会は、蕎麦なしの「ぬき」になってしまったが、
竹の和で広がっていく無駄のない不思議な縁の宇宙が、じつに幸せな
雰囲気を醸し出していた。一階では、「みそつくりぱーと3」
こちらの和も、優美にじわじわと広がっていく感じ。天恩感謝の日々。