心分かち合えるものあるというのは、変え難いもので、何にも変えることができない。
世に棲む日日〈2〉 (文春文庫) | |
司馬 遼太郎 | |
文藝春秋 |
2巻から高杉晋作が登場する。
だんだん面白くなる。松陰のことがもう少し、赤裸々に書いてあると
松陰の醍醐味、人物の大きさが理解出来るような気もして少々物足りなさ
を感じた。話のなかでは、あっさりと消えていく。高杉が心底傾倒する
松陰の描写を読むと、過大さが先走りするわけでもなく、この時代の説明や、
時代描写が興味をそそる。
松下村塾に高杉は通うのだが、それほど、松陰とは数多く接している感じではなく、
その過激な思想に影響され、倒幕の攘夷論を突き進める中核となる。
本巻では、晋作の強烈なキャラクターや思想というものには、多くはふれてないが
その片鱗を見せる。その凄さが発揮されるのは、次巻である。
愚業には、良からぬ結果が付きまとう。
正しい行為は、自分のなかにやどったものに、素直に聞いてみる。
やはり読書はいい。その瞬間、ストーリーへのめり込む。余計なことは、考えなかったりする。
何処かに賢者というものは、いるものだ。よっしゃって思わせるものあったりする。
通るもの通らないものあるが、後て後てにまわると、戦況は不利になる。普通のことであるけど。
重ねがさね、真央さんの勇姿を見れなくなるのは、残念極まりない。昨日の優勝で尚更、そう思う。前に進む姿と強い気持ちは、あの華やかなスケートからは、想像しずらいが、周りの期待を含めると、想像を絶するものがあるのだろう。
世に棲む日日〈1〉 (文春文庫) | |
司馬 遼太郎 | |
文藝春秋 |
世に棲む日々 1を読んだ。前から読みたかった本でやっと手にした。
1巻目は、松陰の若かりし日が生き生きとと描かれ、幕末の切迫感がない時期を
松陰は、元来持っている情熱敵な性格と行動力で東西を奔走し、その先々で志し
高いひと人々と振興を深める。走り回る若い時期なので物語としては、面白味にかける。
後の巻で話しの佳境を迎えそうだが、序章として2巻以降に期待したいと。
ひと嵐さって、そしてまた、来週大嵐が吹く。アホなサイクル。こんなこと、10分で終わる内容なのに、重箱飾りすぎ。
やるべきことは、たくさんあるけど、こっちも生身。復旧作業は、必要。ちょっとだけ休憩。
思考が行きづまる感覚は、気持ちの整理と問題を別に捉えて、頭の中を切り替えないと。肝要なこと。