発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

音楽(鑑賞)の神様、今日もありがとう♪

2020年01月11日 | 物見遊山

◆ニューイヤーコンサート

 1月としては暖かい夕方、福岡天神FFGホールのニューイヤーコンサートに行く。銀行のご招待である。オーケストラは、九州交響楽団。700席弱のホールは、マイクロフォンが見当たらない。ということは、100%アコースティック?  電気増幅一切なし? 全席自由なもので、四列目のまん中GS席に行く。このあたりの席に来ると弦のビブラートやピチカートが皮膚に反響してくる。

 「こうもり序曲」(「トムとジェリー」のアニメで、トムが指揮する猫オーケストラの曲)にはじまり「ラデツキー行進曲」で終わる。女性の演奏者は色鮮やかなロングドレスなんか着てたりする。華やか。

 よく聞く曲でも、聞き落としていた部分があって、あそこに入り組んだピチカートが入ってるんだなとかが近くで見てはじめてわかったりする。

 今回の指揮者藤岡幸夫氏のお話が楽しかった。曲が作られた背景なども解説。学校の運動会でよく使われる「天国と地獄序曲」(かけっこのBGMにしてカステラ一番文明堂)は、およそ教育現場に相応しくないとんでもない喜歌劇ストーリーなんですと。この曲はヴァイオリンソロが長いのだけど、コンマスさすが。チェロ首席奏者、若くてすごくうまい。

 ソプラノ歌手の歌も楽しい。「春の声」なんて、すごく難しいと思う。

  で、入場のときにもらったプログラムに当たりカードが入っていて、秋山和慶氏指揮のマーラー9番のCDをいただく。ああ幸せ。音楽鑑賞の神様、どうもありがとうございます。


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