発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

Go to anywhare but here ここでないどこか、続きは福岡の東の方と、宮崎の山の方

2020年12月06日 | 物見遊山
◆福岡市東区志賀島の金印公園。教科書の金印はこの辺で見つかった。

 見えるのは、能古島、博多湾を挟んで福岡博多の町、東には清潔な未来都市の人工島=アイランドシティである。人工島は、まだあちこちで工事が続く。
 子供のころ描かれた未来都市には、空中透明チューブの中を走る乗り物が登場するが、実際の人工島の乗り物は、普通の西鉄バスと、連接バス。そして、モバイル端末で呼ぶオンデマンドバスである。鉄道はない。見た目は昔ながらのジャンボタクシーだが、システムと法体系が整備されれば、オッシャレーな無人運転の乗り物となるのだろう、と、去年暮れの福岡モーターショーを思いだす。ところで来年はモーターショーはあるのだろうか。
 福岡の香椎浜から橋を渡って人工島、それから橋を渡って海の中道を進み、西戸崎からさらに橋を渡れば志賀島だ。
 空中浮揚の実物大金印屋外展示は和む。透明ケース越しに博多湾が見える。
「なんでこんなところに?」
 いかにも金印が埋まっていそうな遺跡遺構からは離れた場所である。今も淋しいところだ。冬の海となればことさら。
「委奴國」とは何か。貰ったのはどこの誰なのか。新説は常に求められている。

◆ここは高千穂町。
撮影時の気温は̠-1℃。今冬初の氷点下は宮崎県である。遠方オファーが消えうせた今年は、遠くには行っていない。と言いながら遠くにいる。宮崎の山あいは寒くて、五ヶ瀬というところには天然雪のスキー場だってある。となりの日之影町で、冬はジビエ(?)よね、とウズラの焼き鳥を買う。実際はケージ飼いかもしれないが、チキンよりは鉄分多め、濃いめのワイルドなお味。あと、宮崎シャインマスカットキャラメル。高知ゆずキャラメル、萩夏ミカンキャラメル。ご当地キャラメルは、コンパクトなお土産である。



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