オミクロン変異株（追記あり）

オミクロン株の世界的拡散がいまメディアの話題の中心になっている。

この変異株がどれだけ感染力が強くて、どれだけ重症化リスクが高くて、どれだけワクチンの効果をすり抜けるのか、
まだ何もわかっていないようだ。
というか、わかっていないからこそマスメディアも取り上げているわけだが、私にとっても関心事は「オミクロン」

世界的パンでミットの中で、初めて発見された国の名を冠して呼ぶとその国やその国の出身者に偏見が及ぶとして、
ＷＨＯがギリシャ文字を使って変異株に名称を付け始めたのはいつだったか。

アルファ株とデルタ株が有名だが、新たな脅威とされたのがオミクロン株。

ここで、
ん？　イプシロン株じゃなくて、オミクロン株？

デルタの次はイプシロンだが、オミクロンと言うことは既にデルタの後にも数多くの変異が見つかっていて、
そのほとんどは特に問題なく（デルタと同等かそれ以下の脅威）取り上げられていないと言うことになる。

ちなみに、ギリシャ文字を順に書くと次のようになる。
（読み方は他にもあるが、代表的なもの。ほかの文字もあったらしいが消滅）

１：Α　α　アルファ
２：Β　β　ベータ
３：Γ　γ　ガンマ
４：Δ　δ　デルタ
５：Ε　ε　イプシロン（エプシロン）
６：Ζ　ζ　ゼータ
７：Η　η　イータ
８：Θ　θ　シータ
９：Ι　ι　イオタ
１０：Κ　κ　カッパ
１１：Λ　λ　ラムダ
１２：Μ　μ　ミュー
１３：Ν　ν　ニュー
１４：Ξ　ξ　グザイ（クシー）
１５：Ο　ο　オミクロン
１６：Π　π　パイ
１７：Ρ　ρ　ロー
１８：Σ　σ　シグマ
１９：Τ　τ　タウ
２０：Υ　υ　ウプシロン
２１：Φ　φ　ファイ
２２：Χ　χ　カイ
２３：Ψ　ψ　プサイ（プシー）
２４：Ω　ω　オメガ

つまり、デルタ株は４番目に発見された変異株だが、今話題のオミクロン株は１５番目になる。
５番目のイプシロンから１４番目のグザイまでは、大して話題にもならなかった。
（この行、一部誤り。正しくは次の通り、経緯は追記参照ください）

つまり、デルタ株は４番目に発見された変異株だが、今話題のオミクロン株は１３番目になる。
５番目のイプシロンから１２番目のミューまでは、大して話題にもならなかった。

初めて新型コロナウィルスが検知されてから２年ほどだったと思うが、大きな変異が１３回も起きていると言うことで、
世界的な収束までに残り９個で足りるのか、オメガ迄使い切ったらどうするのか、と余計な心配をしてしまう。

怖いか怖くないかは別として専門家の予測はあまり信用していない。
そもそも日本ではなぜ感染爆発が遅かったのか、なぜ収束しつつあるのか。
人流だの、三密だの言われている。
確かにそういう面もあるだろうが、現象から後追いで言っているだけで、論理的な根拠は全く感じられない。
（だからと言って、感染防止をしなくていいと言うわけではない）

昨年は新型コロナ対策でみんなが手洗い、うがい、マスクを励行した。
そのおかげで、インフルエンザに罹患する人が極端に減った。
ここまではほぼ自明だが、今年はインフルエンザの免疫を持つ人が少ないので大流行すると言われていた。
しかし、今のところ大流行どころか、インフルエンザに罹る人は昨年以上に少ないらしい（今のところです）

私自身１７日に発熱し、１９日には３９度越えの熱に苦しんだが、１９日の検査でインフルエンザＡ型に罹患が判明。
かかりつけの病院では、インフルエンザ陽性となる人はほとんどおらず、何故インフルエンザ？　いったいどこで？　
と医師の間でも話題になったらしい。

今後どうなるかはわからないが、専門家の意見だって株のローソク足を見て今後どうなるああなると言っているようなもので
予測は怪しいと思っている。

そういえば、原油価格だって大方の経済専門家の予測に反して下落しているからね。
予測なんてそんなもん。

繰り返すが、だからと言って感染対策を怠っていいことにはならないので。その点は誤解無きよう。

＊　追記ここから　＊＊

各変異株とそれが最初に確認された時期を並べてみた。
No 記号 読み 確認時期
1 Α α アルファ 2020/09
2 Β β ベータ 2020/05
3 Γ γ ガンマ 2020/11
4 Δ δ デルタ 2020/10
5 Ε ε イプシロン（エプシロン） 2020/05
6 Ζ ζ ゼータ 2021/01
7 Η η イータ 2020/12
8 Θ θ シータ 2021/01
9 Ι ι イオタ 2020/11
10 Κ κ カッパ 2020/10
11 Λ λ ラムダ 2020/12
12 Μ μ ミュー 2021/01
13 Ν ν ニュー -
14 Ξ ξ グザイ（クシー） -
15 Ο ο オミクロン 2020/11
16 Π π パイ
17 Ρ ρ ロー
18 Σ σ シグマ
19 Τ τ タウ
20 Υ υ ウプシロン
21 Φ φ ファイ
22 Χ χ カイ
23 Ψ ψ プサイ（プシー）
24 Ω ω オメガ

ニューとグザイは（わざと）飛ばされたらしい。
ニューは、ｎｅｗと紛らわしいことが理由らしい。
グザイは、よくある名前だそうだが、浅学寡聞にして聞いてことはない。
一説によれば、グザイは英語ではＸｉと書き、どこかの国の国家主席の英語表記と被るので、
ＷＨＯが敢えて避けたと言う話もある。
それがただの都市伝説かどうかは別として、オミクロン株はグザイ株だった可能性もある。

＊　追記終わり　＊