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相続手続き、銀行口座、その2

2013-08-09 21:34:42 | 手続き
死んだ母が複数の銀行口座を持っていた。

三菱東京UFJは比較的簡単に終わったが、
三井住友はちょっと時間がかかるだろうと思っていた。

と言うのも、三井住友は2つ口座があって、
一つは年金受け取りなどに使っていたもの。
もう一つは公共料金などの引き落としに使っていたものだ。

引き落としは父の使っていた口座を引き継いだものだろう。

どちらも残金がたくさんあるわけではない。

年金はもう停止しているし、他に入金があるわけでもないので
こちらの口座は解約して払い戻し。

引き落としに使っていた口座は当面名義変更で存続させる。
各公共料金などの名義変更は手続きしてから2カ月はかかるし、
解約した方がいいかもしれないものもあり、時間がかかるからだ。

事前に聞いていた話では「解約は簡単、名変は面倒」でまさにその通り。

三井住友銀行小阪支店では、相続担当の方がおられるそうで、
日によって立て込んでいたりすることもあるようで、
あらかじめ日時をお約束させていただいて訪問した。

三井住友も「相続センター」のようなものがあるらしいが、
死亡届を出したときに相続手続きの説明資料をいただいていたので、
それに沿って書類を用意しておいた。

ただ、三菱東京UFJでは相続届にあった解約した口座の
「払い戻しを受ける口座」を書くところがなく、
何か書類が必要なのかも書いてない。

三井住友にある口座に振り込んでもらうつもりだったけど、
通帳写しとか、キャッシュカードとか何も持ってこなかった。

これがすぐ近くの支店なら今度持ってくる、で済むところだけど、
東京と大阪と離れているので、取りに帰るにも時間と金がかかる。

また名義変更のために「新銀行印」を持って来いとは書いてあるが、
そのために、例えば、こういった本人確認書類が要る、などと書いていない。

最近は金融庁のお達しかどうか知らないけど、本人確認が厳しく、
免許証だけじゃダメなこともあるようだから(複数種必要らしい)
書いといて欲しかったな。

幸い今回用意した書類で確認できたから良かったけどね。

まずは、三井住友の書式「相続に関する依頼書」を提出。
被相続人の「出生から死亡までの全戸籍」を提出。
被相続人全員(依頼書に署名した全員)の印鑑証明を提出。

ここまでは三菱東京UFJと同じ。

違うのは最初から被相続人の戸籍謄本を要求されなかったこと。

細かく見ると、手続きの説明書には
(1)被相続人と同一の戸籍にいる場合(三菱東京UFJでも同じ)
(2)結婚して被相続人の戸籍から除籍になった相続人の場合、
   被相続人の戸籍謄本で相続人の除籍後の氏名が確認できる場合
は要らない、と書いてあったが、氏名が同じだからって
同一人とは限らんじゃん。

この点は後で
「謄本などで不足がありましたらご連絡し、ご足労いただくかもしれません」
とかいうので、
「それが困る。内容の不備はしょうがないけど、
 必要なものが漏れてないかしっかり確認してくれ。」
と言い返してしまった。

その場では要らないと言われて後々やっぱり要ると言われても困るわけで、
要らないと思うけど念のために預かっとくと言われた方がまし。
用意してあったんだしね。

ま、それはともかく、通帳とキャッシュカードを返す。
キャッシュカードはどうすんでしょうね。
三菱東京UFJではその場で鋏を入れてましたけど。

さて、ここからが面倒。
最初2通の解約届を出されて、被相続人、相続人の両方の名を書き、
捺印したけど、一つは解約でなく名義変更だよ(依頼書にもそうしてある)
というと、解約届の1枚は破棄、口座名義変更届を持ってきた。

キャッシュカードはクレジット機能付きだったので
クレジットの退会届を提出。

戸籍謄本はコピーして返すので、しばらく待つようにと言われて待つ。
ここまで約30分。
結構かかったなと思いつつ、待つがこれが長い。

30分待ってもお呼びがかからず、フロア担当の行員の方が心配して
様子を聞きに行ってくれた。

更に5分ほどして呼ばれ、ちょっと手続きの順番の記憶があやふやだが、
ここから名義変更手続きになったと思う。
(ひょっとしたら解約と同時だったかも)

口座名義変更届を提出。
「名義変更は新規口座扱いとなりますので」との説明。
「えっ、じゃ口座番号は変わるの?」
「いえ、口座番号は変わりません。」

じゃ
「名義変更は新規口座開設と同等の本人確認が必要です」って言えよ、
と心の中で思いながら、免許証を見せる。

事前に聞いていたところでは複数の本人確認書類が要るとのことだったので、
戸籍謄本も住民票も手元にあったけど提出はせず。
まあ、ごちゃごちゃしてたし確認なので、見せたかもしれません。

カードは従来通り「磁気カード」で良いですね、と言うので
「ICチップ付き」との違いを聞く。

ICチップ付きはコンビニATMなどで対応していないところがあるとのこと。

ただ、非対応ATMで1日の引出/振込の限度額を指定できるから
それだけの差なら同じにできなくもない。
ちなみにコンビニATMは使わないので限度額は0(=使えない)にしました。

名変届にはこのほかに「反社会勢力ではない」宣言の署名とか、
新暗証番号、新銀行印など、何カ所か署名捺印するところがあり、
その都度、実印だったり、銀行印だったりややこしい。

このあたりは言われるがままです。

5分ほどで残りの手続きは終わり、その場で待つように言われる。

暫くすると領収証[授受簿(相続専用)] を渡され、説明を受ける。

この時、多分マニュアル通りなんでしょうけど、
先に書いた「謄本などに不足がありましたら」の説明をされ、
(特に名変口座は)後からあれがないとか言われても困るので
この場でわかる範囲では漏れがないようしっかり見てほしいということと、
なぜ被相続人の戸籍謄本が要らないのかを問いただす。

もちろんちゃんと説明は受けました。

解約口座についてはセンターで処理後、支店で手続きをして
「依頼書」に届け出た住所に送るとのこと。

名変口座の分はどうなるのか、と聞くと、
やはり届出住所に送る、とのことだった。

おそらくはほとんどのケースが解約なんでしょうね。
判らないことは後ろの古参行員に確認すること多し。
変なことばっかり聞いてごめんね。

結局全部終わったのは支店に着いてから、約90分後でした。

解約分と名変分の通帳が一緒なのかどうかと、名変分のキャッシュカードは
一緒なのか別なのか聞くの忘れてた。

多分、簡易書留とかで来るんでしょうけど、別々に送られると、
郵送の都合で別の日に届くこともある。
不在で取りに行くことを考えて、できれば一回が良かったので。

改めて領収証を見ると、預かった通帳や証書は領収証と引き換えに返すとある。
郵送してくる話とどう整合するのか。

例えば、領収証は郵送してきたものを受領後に返送するのか、
捨てちゃってもいいのかなども聞けばよかった。

まあ、いずれにしても書類に不備不足がなければ、
1週間から10日ほどで手続きが終わるそうだ。

電気、ガス、水道、電話、いずれ止めなくちゃなんないとは思うけど
引き落とし口座が金額不足にならないよう気を付けなければいけない。


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