2010/8/10、109シネマズ木場。
毎月10日は、109シネマズの日で、一人1000円。
3D作品は、1300円で見ることができる。
*
DreamWorksの3Dアニメ。
日本国内公開の3Dは吹替え版のみ。字幕は2Dのみ。
英語版の声は、ジェイ・バルチェル、ジェラルド・バトラー、アメリカ・フェレーラなど。
ジェイ・バルチェルは「トロピック・サンダー」のひょろっとした兵隊、
「魔法使いの弟子」のデーブ。
アメリカ・フェレーラは「アグリー・ベティ」
*
バース島。古くからこの島に住むバイキングの一族。
古くから住んでいる割には家々は新しい。
と言うのも、島を襲い家畜をさらうドラゴンの群れが、吐出す炎で家を焼いてしまうから。
今夜もまたドラゴンが島を襲う。
ドラゴンに立ち向かう族長のストイック(声:ジェラルド・バトラー、吹替:田中正彦)は、
ヒック(声:ジェイ・バルチェル、吹替:田谷隼)の父。
ヒックは密かに作った武器で、現れた最も恐れられているドラゴン、
ナイト・フューリーを撃ち落とす。
しかし、その後の失態で他のドラゴンたちまで逃がしてしまう。
次の日、ヒックは自分が撃ち落としたはずのナイト・フューリーを探しに森の中へ。
そしてボーラ(複数の石をロープでつないだ投擲武器)に絡まっている
ナイト・フューリーを発見する。
ヒックはナイト・フューリーにとどめをささず、逃がしてしまう。
しかし、ナイトフューリーは尾翼の片方を失っていてちゃんと飛ぶことができない。
ヒックは、ナイト・フューリーに魚を与え、手製の尾翼を作り、
手懐けることに成功する。そしてうまく飛ぶことも。
一方でドラゴンの特性を知り、アスティ(声:アメリア・フェレーラ、吹替:寿美菜子)を
凌いで訓練で1番になる。
しかし、1人前になるには競技場でドラゴンを殺さねばならない。
ドラゴンは殺せない、ついにヒックは決断をするが、、、、。
**
奥行きを意識した画面構成になっていて、3Dが効果的。
ピントもぼかし方、合わせ方もなかなか効果的でした。
ヒックのサラサラの髪に大人たちの毛糸のようなゴツイひげ。
素材の質感と言い、表情などもよくできていたと思う。
水、特に海面の様子は実写じゃないかと思うことしばしば。
その実写にも見える海面を船の切る波、ウェーキ(航跡)も見事でした。
原語では声優の台詞にアニメの顔や口の動きを合わせていると思うが、
吹替えもほとんど違和感なくマッチしていた。
口と明らかに合わないのは「Go」と「行け」くらい。
*
非常にわかりやすいストーリー展開で、ファンタジー物の王道、ある意味ベタだが、
違和感やとってつけた感はない。
キャラの顔つきはどちらかと言えば欧米人っぽくなく、これまた親近感を持たせる。
ヒックはHiccupとつづり、ヒカップと読むが(しゃっくりのヒックの意味)
これをヒックとした点、Astrid(アストリッド)をアスティ、
Gobber(ゴッバー)をゲップ(元の意味に近づけるならペッペくらいか)
とするなどは、親しみやすくなっていてよかった。
(但し、ダジャレ、語呂合わせの類の意味は伝わらない)
しかし、トゥースはもともとToothless(歯無し)であり、
歯が猫の爪のように出たり引っ込んだりするので、
最初、ヒックがドラゴンに歯が無い(toothless)と勘違いするところからきている。
ドラゴンに名前を付けるシーンがないので、
いきなりトゥースと言われても、ね、と言う感じはあった。
アメリカでの興収はドリームワークスのアニメとしては「シュレック」シリーズを除けば、
「カンフー・パンダ」をわずかに抜いてトップ(シュレックシリーズが4本で実際には5番目)
続編(2013年公開)の話が出ている模様。
毎月10日は、109シネマズの日で、一人1000円。
3D作品は、1300円で見ることができる。
*
DreamWorksの3Dアニメ。
日本国内公開の3Dは吹替え版のみ。字幕は2Dのみ。
英語版の声は、ジェイ・バルチェル、ジェラルド・バトラー、アメリカ・フェレーラなど。
ジェイ・バルチェルは「トロピック・サンダー」のひょろっとした兵隊、
「魔法使いの弟子」のデーブ。
アメリカ・フェレーラは「アグリー・ベティ」
*
バース島。古くからこの島に住むバイキングの一族。
古くから住んでいる割には家々は新しい。
と言うのも、島を襲い家畜をさらうドラゴンの群れが、吐出す炎で家を焼いてしまうから。
今夜もまたドラゴンが島を襲う。
ドラゴンに立ち向かう族長のストイック(声:ジェラルド・バトラー、吹替:田中正彦)は、
ヒック(声:ジェイ・バルチェル、吹替:田谷隼)の父。
ヒックは密かに作った武器で、現れた最も恐れられているドラゴン、
ナイト・フューリーを撃ち落とす。
しかし、その後の失態で他のドラゴンたちまで逃がしてしまう。
次の日、ヒックは自分が撃ち落としたはずのナイト・フューリーを探しに森の中へ。
そしてボーラ(複数の石をロープでつないだ投擲武器)に絡まっている
ナイト・フューリーを発見する。
ヒックはナイト・フューリーにとどめをささず、逃がしてしまう。
しかし、ナイトフューリーは尾翼の片方を失っていてちゃんと飛ぶことができない。
ヒックは、ナイト・フューリーに魚を与え、手製の尾翼を作り、
手懐けることに成功する。そしてうまく飛ぶことも。
一方でドラゴンの特性を知り、アスティ(声:アメリア・フェレーラ、吹替:寿美菜子)を
凌いで訓練で1番になる。
しかし、1人前になるには競技場でドラゴンを殺さねばならない。
ドラゴンは殺せない、ついにヒックは決断をするが、、、、。
**
奥行きを意識した画面構成になっていて、3Dが効果的。
ピントもぼかし方、合わせ方もなかなか効果的でした。
ヒックのサラサラの髪に大人たちの毛糸のようなゴツイひげ。
素材の質感と言い、表情などもよくできていたと思う。
水、特に海面の様子は実写じゃないかと思うことしばしば。
その実写にも見える海面を船の切る波、ウェーキ(航跡)も見事でした。
原語では声優の台詞にアニメの顔や口の動きを合わせていると思うが、
吹替えもほとんど違和感なくマッチしていた。
口と明らかに合わないのは「Go」と「行け」くらい。
*
非常にわかりやすいストーリー展開で、ファンタジー物の王道、ある意味ベタだが、
違和感やとってつけた感はない。
キャラの顔つきはどちらかと言えば欧米人っぽくなく、これまた親近感を持たせる。
ヒックはHiccupとつづり、ヒカップと読むが(しゃっくりのヒックの意味)
これをヒックとした点、Astrid(アストリッド)をアスティ、
Gobber(ゴッバー)をゲップ(元の意味に近づけるならペッペくらいか)
とするなどは、親しみやすくなっていてよかった。
(但し、ダジャレ、語呂合わせの類の意味は伝わらない)
しかし、トゥースはもともとToothless(歯無し)であり、
歯が猫の爪のように出たり引っ込んだりするので、
最初、ヒックがドラゴンに歯が無い(toothless)と勘違いするところからきている。
ドラゴンに名前を付けるシーンがないので、
いきなりトゥースと言われても、ね、と言う感じはあった。
アメリカでの興収はドリームワークスのアニメとしては「シュレック」シリーズを除けば、
「カンフー・パンダ」をわずかに抜いてトップ(シュレックシリーズが4本で実際には5番目)
続編(2013年公開)の話が出ている模様。
とはいえかなり完成度が高い素晴らしい作品なのですが、ジブリvsディズニーの大物対決の陰で苦戦しているようですね。
あれ?いつ名前付けたの?って思いました。
英語版だとあそこで「歯がない」(toothless)となって、つながるんでしょうけど、唐突でした。
ヒックの名前がHiccup(しゃっくり)なのも知りませんでした!
やっぱり字幕版で見るべきでした!
他のキャラの名前も語呂合わせというかダジャレと言うか、吹き替え版では伝わりませんでした。
字幕版はやっているところが少ないです。
それで、トゥースなんですね~。
オードリーを宣伝に使いたいがために、日本語吹替スタッフがトゥースにしたのかと思ってました(笑)
日本向きに名前を変えてあるのはいいのですが、
元々の意味を損なってしまったのはちょっと残念でした。
>ヒックのサラサラの髪に大人たちの毛糸のようなゴツイひげ。
>素材の質感と言い、表情などもよくできていたと思う。
CGの技術を見せ始めた頃、
「CGで出せないのは髪の毛の質感」と言ってたことを思い出します。
(何の作品だったか憶えがないんですけど)
最近のCGアニメの飛躍には驚きますもんね~。
ストーリーをより感動的にしてくれます。
名づけになるほどですね。
トゥースの響きはどうしてもオードリー春日が過ぎる(笑)
彼の起用は正解だったんだろか?
ベタ好きな私には、素直に感動できる作品でした。
キャラの名前も語呂合わせのようです。
7人の小人と同じ類ですね。
でも、トゥースがToothだとは思いませんでした。
なお児童書ではトゥースはトゥースレス、ゲップはゴバーのようです。
元の意味からすればゲップよりペッペかも。
おっしゃるように、このアニメの3Dは実に「効果的」であり、また「水、特に海面の様子は実写じゃないかと思う」ほど素晴らしいものでした。
なお、巨大な「怪物ドラゴン」をヒックが倒してしまう問題ですが、クマネズミとしては、評論家の前田有一氏が、この映画にわざわざ政治的な意味を読み取って、余りにノーテンキなことを述べているので、持ち出したにすぎません。
こうしたアニメについて、「政治的な意味合いを持たせ」たり、「何かになぞらえて観」たりしたら、その面白さを十分に味わえなくなってしまうと思っています。
ご意見了解です。
前田氏は
>わざわざ政治的な意味を読み取って
評論してしまう性(さが)なんでしょうか。
だとしたら、ちょっと可哀想かもしれません。