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試写会「ウォール・ストリート」@日経ホール

2011-01-23 21:17:56 | 映画感想
2011/1/21、大手町の日経ホール。
ここは初めての来訪。

610席でぱっと見はニッショーホールのような感じだった。
詳しくは別記事にて。

冒頭、ラジオNikkeiのアナウンナー(多分、中野雷太)のMCで二人の舞台挨拶があった。

一人はラジオNikkei(日経ラジオ社)の代表取締役社長、鈴木健司。
前作も日経ラジオ社と20世紀フォックスの共催で試写会をやったとのこと。

もう一人は20世紀フォックス日本代表、ジェシー・リー。
韓国出身で、韓国の大学を出て韓国で就職しているが、1992年には早稲田大を出て、
1993年、韓国の20世紀フォックスに入り、1996年から日本代表になった人らしい。

さて、映画は、1987年の「ウォール街」(Wall Street)の続編。

原題は「Wall Street Money Never Sleeps」と、
劇中のマイケルダグラスの台詞が副題についている。



マイケル・ダグラス、シャイア・ラブーフ、キャリー・マリガン、ジョシュ・ブローリン。



ここで前作の復習をしておこう。

ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)は投資会社の幹部。
バド・フォックス(チャーリー・シーン)は証券会社の営業マン。

バドは自分の父の勤めるブルースターエアラインの内部情報をゴードンに漏らして取引を行う。
やがて業績不振に陥ったブルースターエアラインの株価を操作して売り抜け、
その後会社を解散してぼろもうけするつもりのゴードンに対し、
裏切られたバドは株価操作を仕返して、ゴードンに損害を与えた上に
インサイダー取引で告発、ゴードンを破滅させる。



ゴードンはその後、裁判で8年の刑を言い渡されて服役、2001年に出所する。
その後は株取引や企業買収などには手を染めず、経験をいたした講演や出版で稼いでいた。
そんな2008年が物語の舞台である。



証券マンのジェイコブ・ムーア(シャイア・ラブーフ)は、
核融合の研究をする会社に入れあげていた。
しかし、投資家の関心は先のエネルギーではなく直近のもうけ先であり、
幹部とはいつも揉めていた。

ある日、ジェイコブは社長のルイス・ゼイベル(フランク・ランジェラ)から
145万ドルのボーナスを受け取る。
同棲中のウィリー(キャリー・マリガン)にダイヤの指輪を買うなどひとしきりの贅沢をした後、
100万ドルを友人に託してゼイベル社の株を買わせる。

しかし、ゼイベル社は住宅ローンやデリバティブの破綻でつぶれかけているとの噂で、
株価は下がり続け、会社存亡の危機に陥った。

金融庁に集まった証券各社や銀行の幹部は、ゼイベル社の株を二束三文で買う救済案を提示した。
ルイスは失意の中で翌日、地下鉄に飛び込んで自殺してしまう。

結局ゼイベル社はつぶれ、ジェイコブのボーナスも雲散霧消してしまう。
ジェイコブはブレトンのせいだと決めつけて、嘘のうわさを流してブレトンに損害を与えるが、
逆にその腕をブレトンに見込まれてしまう。

ジェイコブは結局ライバルのブレトン・ジェームスの会社に入るが、
父同様のルイスを死に追いやった真相=噂の出所を探っていた。

ウィリーはゴードンの娘で告発サイトなどを運営していたが、
父の裁判以来家族は崩壊、父を憎んでいた。

ジェイコブは、ウィリーに内緒でゴードンに近づき、
ゼイベル社をはめた張本人を探すのを手伝わる。
ゴードンはウィリーとの仲を取り持つことを条件に
ジェイコブにいろいろとアドバイスをする。

この後、ゴードン、ジェイコブ、ウィリーの三者三様の愛憎劇に
金が絡んで、物語は予想外の展開を見せる。



最後、●●●●がいい人になっちゃったなぁ、って感じでした。
テーマは結局金より家族でしょうか。

前作では、オリバー・ストーン監督はゴードンを金の亡者、悪として描きたかったらしいが、
ゴードンを目指して証券会社を希望する若者が多く出て問題になったらしい。

キャリー・マリガンは「プライドと偏見」の四女、キティ。
「17歳の肖像」ではジェニーでアカデミーにノミネートされた。
「パブリック・エネミーズ」にも出ていたらしい。



アメリカは、2011初頭に株価がリーマンショック以前まで戻りましたが、
日本の株安はいつまで続くんでしょうか。

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