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映画、VoD「ナイトクローラー」

2017-09-10 23:09:50 | 映画感想
以前から見たかった映画。
BDが高いので購入をためらっていたが、VoD(Hulu)で鑑賞。

一般的に言って、アメリカ版BDが10~15ドルくらいなのに比べると
大配給会社以外の日本版BDは高すぎて手が出ない。

アメリカ版に日本語字幕がつけばいいのにと思うが、いろいろあって難しいのかな。
映画は権利関係がややこしいからね。



ジェイク・ギレンホール、リズ・アーメッド、レネ・ルッソ、ビル・パクストン。

**

ルイス・ブルーム(ジェイク・ギレンホール)はコソ泥。

金網を盗んで警備員を殴り倒して腕時計を盗んだり。
金網を売った所で自分を雇うように上から目線で申し込むがあっさり断られる。

帰り道、たまたま自動車事故の現場に遭遇。
カメラマンのジョー・ローダー(ビル・パクストン)に聞いて映像をTV局に売る仕事を知る。

機材も何もないルイスは見かけた高級自転車を盗んで売りビデオカメラと無線機を手に入れる。

警察無線を聞き、現場に駆け付け、ジョーには馬鹿にされ警察や救急に怒鳴られながら撮影する。

カージャックの被害者の映像をTV局に持ち込み、責任者ニーナ・ロミナ(レネ・ルッソ)に
250ドルで買い取ってもらう。
ルイスはもっと高く売れる=視聴率を稼げる映像とは何かをニーナに聞く。
一人の限界を感じたルイスは応募してきたリック(リズ・アーメッド)を雇う。

当初はもたつくリックに激怒するルイスだが、徐々に事件現場に先着できるようになり
金も手に入り、車を買い替え、ビデオカメラもプロ用を手に入れる。

ただ、インパクトのある映像を取りたいため、事故現場に手を付け、
規制線も無視して他人の家に入るなど、モラルの低下は著しい。

そしてついにもっとひどい現場の撮影に成功するが・・・・



「最初はまともだったのに、徐々に自分を見失い、現場に手を加え、遂には犯罪まがい」
「最後は天罰が下る」だと思っていたが、最初から最後までゲス野郎だった。

警察無線のコード(符号)を調べたり、研究熱心ではあるが、心根がゲスなので
どうしようもなく、心情の理解もできない。

ということで、それだけジェイク・ギレンホールの演技が凄いともいえる。

ナイトクローラーはこの映画のようなパパラッチのことであるらしいが、
もともとの意味は大きなミミズ。
クローラーがはいずり回るもので、ミミズをそういうこともあるそうだ。

あんな派手な車で駆けずり回っていたら目立つ(バレる)だろと思うのは私だけか。



警察無線の違法傍受と書いている人もいるが、
アメリカで警察無線を傍受すること自体は違法ではない。

日本でも一般に無線の傍受自体は違法ではないし、免許も要らない。

ただし、現在の警察無線はすべてデジタル暗号化されているので、
市販の無線機で「聞く」ことはできない。
仮に電波が出ていることは分かっても内容は判らないし、
周波数帯も公表されていないから、発信元もわからない。

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