原産国についての疑問を書いたので、
ついでに最近気づいた「純米酒」と「米だけの酒」について。
いや、お恥ずかしいことに、ずっと、本のつい最近まで
「米だけの酒」=「純米酒」だと思っていました。
今回ラベルに書かれた注釈を見て初めて違うと知りました。

米、米麹、水だけで作られているものの中にも、純米酒と米だけの酒がある。
そこでこの注釈の書かれている酒の原材料を見ると

と、品名は清酒で原材料に米、米麹、以外に清酒、とある。
米だけの酒以外の清酒であれば、醸造用アルコールとなるところか。
それにしても原材料に清酒(ただし、米だけの酒)は初めて知った。
じゃ、他の米だけの酒もそうか、というと、

は、同じく清酒で純米酒とは書いてないが、原材料は米、米麹だけ。
うーん、わからん。
ということで調べてみました。
昔は定義があいまいなまま、各メーカーがいろいろ名前を付けていたようですが、
今は法律(正確には酒税法施行令)で規定があって、
・吟醸酒
・本醸造酒
・純米酒
・大吟醸酒
・純米吟醸酒
・純米大吟醸酒
・特別純米酒
・特別本醸造酒
の8つの特別名称だけが認められている。
もちろんそれぞれに定義があって、
純米酒の場合は、
原材料が米、米麹のみで、かつ米麹が15%以上で香味及び色沢が良好なもの。
と決まっている。
以前は精米歩合も規定があったが今はなくなった。
米、米麹だけで作られていても、たとえば米麹が15%未満のものとか、
等級の低い米やくず米を使っていれば純米酒ではなく清酒になる。
そこで、同じ清酒でも法で定められた特別名称ではないが、
醸造用アルコールや糖を使っていないことをアピールするため、
米だけの酒という名をつけているようだ。
ただし、清酒を使っている米だけの酒があるのも今回知ったので、
次回からはもっとよく成分表を見るよう注意したい。
ところで、
純米酒の条件に合わないからやむなく「米だけの酒」にしているかというと、
必ずしもそうでないようだ。
商品名からは「米だけの酒」を思わせる純米酒もある。
たとえば、月桂冠の「すべて米の酒」は純米酒である。
なお、「米だけの酒」を「純米酒」のパチモンのように書いているサイトもある。
くず米を使っているとか、酒かすとして捨てる(酒にしない)部分も
酒の原材料に含まれるかららしい。
確かに精米歩合やコメの品種の表示義務がなく、
製法についても「安く作る方法」があるらしいことは事実のようです。
しかし、醸造用アルコールを使った吟醸酒と精米歩合の低い米だけの酒と
どっちがどうなのかは人により評価が異なるでしょう。
また精米歩合の規定がなくなり、本来糠として捨てるべき部分が含まれる
純米酒はおかしいという意見もあった。
これについては、逆に従来は米の等級に関係なく、
精米歩合だけで純米といえたものが、言えなくなるものも出たし、
清酒に適した良い米を使っていても
わずかな精米歩合の差で純米と言えなかったものが言えるようになって
よかったという意見もある。
ついでに最近気づいた「純米酒」と「米だけの酒」について。
いや、お恥ずかしいことに、ずっと、本のつい最近まで
「米だけの酒」=「純米酒」だと思っていました。
今回ラベルに書かれた注釈を見て初めて違うと知りました。

米、米麹、水だけで作られているものの中にも、純米酒と米だけの酒がある。
そこでこの注釈の書かれている酒の原材料を見ると

と、品名は清酒で原材料に米、米麹、以外に清酒、とある。
米だけの酒以外の清酒であれば、醸造用アルコールとなるところか。
それにしても原材料に清酒(ただし、米だけの酒)は初めて知った。
じゃ、他の米だけの酒もそうか、というと、

は、同じく清酒で純米酒とは書いてないが、原材料は米、米麹だけ。
うーん、わからん。
ということで調べてみました。
昔は定義があいまいなまま、各メーカーがいろいろ名前を付けていたようですが、
今は法律(正確には酒税法施行令)で規定があって、
・吟醸酒
・本醸造酒
・純米酒
・大吟醸酒
・純米吟醸酒
・純米大吟醸酒
・特別純米酒
・特別本醸造酒
の8つの特別名称だけが認められている。
もちろんそれぞれに定義があって、
純米酒の場合は、
原材料が米、米麹のみで、かつ米麹が15%以上で香味及び色沢が良好なもの。
と決まっている。
以前は精米歩合も規定があったが今はなくなった。
米、米麹だけで作られていても、たとえば米麹が15%未満のものとか、
等級の低い米やくず米を使っていれば純米酒ではなく清酒になる。
そこで、同じ清酒でも法で定められた特別名称ではないが、
醸造用アルコールや糖を使っていないことをアピールするため、
米だけの酒という名をつけているようだ。
ただし、清酒を使っている米だけの酒があるのも今回知ったので、
次回からはもっとよく成分表を見るよう注意したい。
ところで、
純米酒の条件に合わないからやむなく「米だけの酒」にしているかというと、
必ずしもそうでないようだ。
商品名からは「米だけの酒」を思わせる純米酒もある。
たとえば、月桂冠の「すべて米の酒」は純米酒である。
なお、「米だけの酒」を「純米酒」のパチモンのように書いているサイトもある。
くず米を使っているとか、酒かすとして捨てる(酒にしない)部分も
酒の原材料に含まれるかららしい。
確かに精米歩合やコメの品種の表示義務がなく、
製法についても「安く作る方法」があるらしいことは事実のようです。
しかし、醸造用アルコールを使った吟醸酒と精米歩合の低い米だけの酒と
どっちがどうなのかは人により評価が異なるでしょう。
また精米歩合の規定がなくなり、本来糠として捨てるべき部分が含まれる
純米酒はおかしいという意見もあった。
これについては、逆に従来は米の等級に関係なく、
精米歩合だけで純米といえたものが、言えなくなるものも出たし、
清酒に適した良い米を使っていても
わずかな精米歩合の差で純米と言えなかったものが言えるようになって
よかったという意見もある。
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