「キングスマン ファースト・エージェント」109シネマズ木場、6番シアター。
この映画は「見たい映画」リストの一本だが、なかなか順番が回ってきていなかった。
一般的にシネコンでは公開終了が近づいてくると、一日の上映回数が減り、上映時刻も遅くなってくる。
私の生活パターンから言って夕方以降の上映は見づらいのでなるべく早めの上映を選んでいる。
好きな座席は中央の中央。有人窓口で座席を指定していた時は「真ん中の真ん中」をお願いしていた。
時節柄、なるべく混んでいない上映回で真ん中の席が空いている回。
木場であればすべてのスクリーンに幅広でリクライニングのいい席(エグゼクティブシート)があるので、
そこが空いている時を選んでいる。
尚、エグゼクティブシートは通常料金より800円高い2700円だが、ポイントカード会員だと通常料金になる。
また、会員にはシニア、ペアデイもウエンずデイなどのサービス料金も適用されるので実質半額。
(2700円=>シニア1200円、ウェンズディ1200円、ペアデイは2人で2800円など)
さて、この映画の話に戻る。
上記の様に人にとってはどうでもいいこだわりがいろいろあって、観たいと思いつつ見逃すこともある。
観るかどうか考えていたら豊洲は夕方1回のみ、木場は明日までだったので急遽観ることにした次第。
*
「キングスマン」シリーズの3作目にして前日譚。
1作目はコリン・ファースとタロン・エガートンの主演で人類を自滅させようとする科学者との対峙。
コリン・ファースが最後やられてしまう結末だったが、人気があったのか、続編が作られることに。
コリン・ファースも実は死んでなかったとの設定で作られた続編は、東南アジアの麻薬組織
ゴールデン・サークルとの対決だった。
今作は前日譚で「キングスマン」が作られるまでのお話。
時代は第1次大戦時にさかのぼり、当然ながらキャストは一新。
キングスマンのいわゆる誕生秘話なので、途中までは全員がキングスマンではないが、
ラストでキングスマンになったときのコードネームは、1作目で使われていたものに準じている。
すなわち、リーダーが「アーサー」、メンバーには「ランスロット」「ガラハット」「パーシバル」など。
また、武器調達係&補佐役のマーリンがいる。
*
レイフ・ファインズ、ジャイモン・フンスー、ジェマ・アータートン、ハリス・ディキンソン、
ダニエル・ブリュール、そしてアーロン・テイラー・ジョンソン。
*
冒頭は第1次大戦前の1902年。
赤十字の一団として医薬品をキッチナー将軍(チャールズ・ダンス)に届けたオックスフォード公(レイフ・ファインズ)。
突然の敵の攻撃があり、息子コンラッドの目の前で妻、エミリーを失う。
12年後。
オックスフォード公は亡き妻との約束で成長したコンラッド(ハリス・ディキンソン)を危険な目には絶対遭わせない。
軍隊で得た勲章も虚しくなり赤十字活動に参加するようになったと語る。
コンラッドは戦争になれば従軍して救護班に入ると言うが、オックスフォード公は一旦は反対する。
オックスフォード公の執事、マーリン(ジャイモン・フンスー)や侍女のポリー(ジェマ・アータートン)は、
コンラッドを鍛え上げようと考えている。
当時、仲の良い従妹同士だった英国王ジョージ5世、ドイツ国王ヴィルヘルム2世、ロシア皇帝ニコライ2世
(いずれもトム・ホランダー、三役)は反目し合う。
ヴィルヘルム2世にはエリック・ヤン・ハヌッセン(ダニエル・ブリュール)が戦争をけしかける。
当初イギリスとロシアは共闘していたが、羊飼いと呼ばれる黒幕がグリゴリー・ラスプーチン(リス・エバンス)に
ロシア皇帝に戦争に加わらないよう言いくるめるよう指示していた。
ロシアに向かっていたキッチナー将軍の船は何者かの魚雷によって爆沈させられ、将軍は殉職する。
(公式には魚雷で爆沈、劇中にも「魚雷で」のセリフが出てくる)
羊飼いは混乱を引き起こすため、配下の一人にオーストリアのフェルディナンド公暗殺を指示。
オックスフォード公が護衛に加わり、一旦は攻撃を回避するが、結局はフェルディナンド公夫妻は暗殺されてしまう。
この事件(サラエボ事件)をきっかけに事態は第1次大戦へと突入する。
ラスプーチンの陰謀を阻止すべくオックスフォード公はコンラッドとともにロシア入り。
なんだかんだあってラスプーチンの排除には成功する。
羊飼いはウラジミール・レーニン(アウグスト・ディール)に
ロシアで革命を起こし、ニコライ2世を追い落とすよう指示する。
革命は成功し、ロシアはドイツ戦を止めてしまう。
そうこうするうちコンラッドは軍隊に入ってしまい、オックスフォード公の画策にもかかわらず帰国を拒否して前線に。
ドイツは戦力をイギリスに集中。戦力に劣るイギリスはまさに背水の陣となる。
イギリスはアメリカの参戦を画策するが、ウィルソン大統領は乗ってこない。
果たして、オックスフォード公の次の作戦は。
コンラッドはどうなるのか。
そして、キングスマンはどのように構成されていくのか。
**
主要人物は実在の人物で、戦死やテロ攻撃なども実際に起きたことをベースにしている。
そこに架空の組織、人物であるキングスマンを絡ませて描いているので、ヨーロッパや
第1次大戦の歴史について知識がないと上っ面をなめた感じになってしまう。
*
キーパーソンは死なないのが鉄則だが、イギリス映画は時として平気で殺す。
展開にはちょっとびっくりした。
レイフ・ファインズは多くの映画に出ている。
今作のように出ずっぱりの役でなくても、重要な役回りが多い。
「ハリー・ポッター」のボルデモート。最近では007のM。
ジェマ・アータートンは2004の「ヘンゼルとグレーテル」以来、久しぶりに見た。
アーロン・テイラー・ジョンソンは「ノーウェアボーイ」矢「キックアス」の時はひょろひょろだったが、
「キックアス2」でマッチョになり、アベンジャーズメンバーのクイックシルバーの時はムキムキだった。
「TENET」にも出でいたらしいが記憶にない。
ハリス・ディキンソンは映画では初見。
ジャイモン・フンスーはよく見るが、怪しい人物の役が多い気がする。
「シャザム!」の魔術師だったが「シャザム2」にも出るらしい。
*
「2」でチャニング・テイタムやジェフ・ブリッジス、ハル・ベリーらが参加したときには、
次は「キングスマン3」ではなく「ステイツマン」と言われたものだが、そうはならなかった。
「2」の後の物語として「3」の企画もあるらしいが、具体的にはなっていないようにも思える
今作の続編は作りにくいだろうし、「3」にしてもキャスト総入れ替えになるだろうし、できるのか。
この映画は「見たい映画」リストの一本だが、なかなか順番が回ってきていなかった。
一般的にシネコンでは公開終了が近づいてくると、一日の上映回数が減り、上映時刻も遅くなってくる。
私の生活パターンから言って夕方以降の上映は見づらいのでなるべく早めの上映を選んでいる。
好きな座席は中央の中央。有人窓口で座席を指定していた時は「真ん中の真ん中」をお願いしていた。
時節柄、なるべく混んでいない上映回で真ん中の席が空いている回。
木場であればすべてのスクリーンに幅広でリクライニングのいい席(エグゼクティブシート)があるので、
そこが空いている時を選んでいる。
尚、エグゼクティブシートは通常料金より800円高い2700円だが、ポイントカード会員だと通常料金になる。
また、会員にはシニア、ペアデイもウエンずデイなどのサービス料金も適用されるので実質半額。
(2700円=>シニア1200円、ウェンズディ1200円、ペアデイは2人で2800円など)
さて、この映画の話に戻る。
上記の様に人にとってはどうでもいいこだわりがいろいろあって、観たいと思いつつ見逃すこともある。
観るかどうか考えていたら豊洲は夕方1回のみ、木場は明日までだったので急遽観ることにした次第。
*
「キングスマン」シリーズの3作目にして前日譚。
1作目はコリン・ファースとタロン・エガートンの主演で人類を自滅させようとする科学者との対峙。
コリン・ファースが最後やられてしまう結末だったが、人気があったのか、続編が作られることに。
コリン・ファースも実は死んでなかったとの設定で作られた続編は、東南アジアの麻薬組織
ゴールデン・サークルとの対決だった。
今作は前日譚で「キングスマン」が作られるまでのお話。
時代は第1次大戦時にさかのぼり、当然ながらキャストは一新。
キングスマンのいわゆる誕生秘話なので、途中までは全員がキングスマンではないが、
ラストでキングスマンになったときのコードネームは、1作目で使われていたものに準じている。
すなわち、リーダーが「アーサー」、メンバーには「ランスロット」「ガラハット」「パーシバル」など。
また、武器調達係&補佐役のマーリンがいる。
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レイフ・ファインズ、ジャイモン・フンスー、ジェマ・アータートン、ハリス・ディキンソン、
ダニエル・ブリュール、そしてアーロン・テイラー・ジョンソン。
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冒頭は第1次大戦前の1902年。
赤十字の一団として医薬品をキッチナー将軍(チャールズ・ダンス)に届けたオックスフォード公(レイフ・ファインズ)。
突然の敵の攻撃があり、息子コンラッドの目の前で妻、エミリーを失う。
12年後。
オックスフォード公は亡き妻との約束で成長したコンラッド(ハリス・ディキンソン)を危険な目には絶対遭わせない。
軍隊で得た勲章も虚しくなり赤十字活動に参加するようになったと語る。
コンラッドは戦争になれば従軍して救護班に入ると言うが、オックスフォード公は一旦は反対する。
オックスフォード公の執事、マーリン(ジャイモン・フンスー)や侍女のポリー(ジェマ・アータートン)は、
コンラッドを鍛え上げようと考えている。
当時、仲の良い従妹同士だった英国王ジョージ5世、ドイツ国王ヴィルヘルム2世、ロシア皇帝ニコライ2世
(いずれもトム・ホランダー、三役)は反目し合う。
ヴィルヘルム2世にはエリック・ヤン・ハヌッセン(ダニエル・ブリュール)が戦争をけしかける。
当初イギリスとロシアは共闘していたが、羊飼いと呼ばれる黒幕がグリゴリー・ラスプーチン(リス・エバンス)に
ロシア皇帝に戦争に加わらないよう言いくるめるよう指示していた。
ロシアに向かっていたキッチナー将軍の船は何者かの魚雷によって爆沈させられ、将軍は殉職する。
(公式には魚雷で爆沈、劇中にも「魚雷で」のセリフが出てくる)
羊飼いは混乱を引き起こすため、配下の一人にオーストリアのフェルディナンド公暗殺を指示。
オックスフォード公が護衛に加わり、一旦は攻撃を回避するが、結局はフェルディナンド公夫妻は暗殺されてしまう。
この事件(サラエボ事件)をきっかけに事態は第1次大戦へと突入する。
ラスプーチンの陰謀を阻止すべくオックスフォード公はコンラッドとともにロシア入り。
なんだかんだあってラスプーチンの排除には成功する。
羊飼いはウラジミール・レーニン(アウグスト・ディール)に
ロシアで革命を起こし、ニコライ2世を追い落とすよう指示する。
革命は成功し、ロシアはドイツ戦を止めてしまう。
そうこうするうちコンラッドは軍隊に入ってしまい、オックスフォード公の画策にもかかわらず帰国を拒否して前線に。
ドイツは戦力をイギリスに集中。戦力に劣るイギリスはまさに背水の陣となる。
イギリスはアメリカの参戦を画策するが、ウィルソン大統領は乗ってこない。
果たして、オックスフォード公の次の作戦は。
コンラッドはどうなるのか。
そして、キングスマンはどのように構成されていくのか。
**
主要人物は実在の人物で、戦死やテロ攻撃なども実際に起きたことをベースにしている。
そこに架空の組織、人物であるキングスマンを絡ませて描いているので、ヨーロッパや
第1次大戦の歴史について知識がないと上っ面をなめた感じになってしまう。
*
キーパーソンは死なないのが鉄則だが、イギリス映画は時として平気で殺す。
展開にはちょっとびっくりした。
レイフ・ファインズは多くの映画に出ている。
今作のように出ずっぱりの役でなくても、重要な役回りが多い。
「ハリー・ポッター」のボルデモート。最近では007のM。
ジェマ・アータートンは2004の「ヘンゼルとグレーテル」以来、久しぶりに見た。
アーロン・テイラー・ジョンソンは「ノーウェアボーイ」矢「キックアス」の時はひょろひょろだったが、
「キックアス2」でマッチョになり、アベンジャーズメンバーのクイックシルバーの時はムキムキだった。
「TENET」にも出でいたらしいが記憶にない。
ハリス・ディキンソンは映画では初見。
ジャイモン・フンスーはよく見るが、怪しい人物の役が多い気がする。
「シャザム!」の魔術師だったが「シャザム2」にも出るらしい。
*
「2」でチャニング・テイタムやジェフ・ブリッジス、ハル・ベリーらが参加したときには、
次は「キングスマン3」ではなく「ステイツマン」と言われたものだが、そうはならなかった。
「2」の後の物語として「3」の企画もあるらしいが、具体的にはなっていないようにも思える
今作の続編は作りにくいだろうし、「3」にしてもキャスト総入れ替えになるだろうし、できるのか。
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