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映画「search/サーチ」@シネマイクスピアリ(2018/10/29)

2018-11-04 17:54:26 | 映画感想
前から見たかった映画。
近くのシネコンではシネマイクスピアリでしかやっていなかった。
12番シアター、J列を選択。
小学生4人組が子供だけで来ていたが面白さが分かったかどうかは不明。



ジョン・チョー、サラ・ショーン、ミシェル・ラー、デボラ・メッシング、ジョセフ・リー。



冒頭はPC(Windows7)の画面。
デビッド(ジョン・チョー)は妻、パメラ(愛称バム、サラ・ショーン)のホルダーを作り、
娘、マーゴットが生まれ、育っていく様子を記録していく。
やがて、パメラが血小板減少症になり、一旦は回復したが再発し、亡くなってしまう。
マーゴットは高校生になるが、母の死後、デビッドとの仲はいまいちになる。



ある日、ライン・チャットで小言を言うデビッド。
夜になってもマーゴット(ミシェル・ラー)は帰らない。
その夜、デビッドの電話に3回呼び出しがあるが、デビッドは起きなかった。



翌朝気づいたデビッドはマーゴットに連絡を入れるが返事がなかった。
心配になったデビッドは、マーゴットの幼馴染に電話を入れると
母親が出て一緒に山に行っているという。
しかし、翌日本人から電話があり、マーゴットは誘ったが来なかった、と言う。

一緒に勉強していた友人もマーゴットは9時前に帰ったと言う。

その日行くはずのピアノ教室に電話をすると、マーゴットは半年前に辞めたと言われる。
毎週100ドルをマーゴット宛に振り込んでいたのに。

デビッドは弟のピーター(ジョセフ・リー)にも相談、警察に行方不明の捜索願を出す。

担当刑事はローズマリー・ビック(デボラ・メッシング)。
検索すると、いろいろと功績をあげ、犯罪者の更生にも尽力している有能な刑事の様だった。

警察の捜査の間もデビッドはマーゴットのフェイスブックなどを調べていく。
そして「友達」をしらみつぶしに調べていくが、みんなマーゴットのことを良く知らない。
一緒に勉強していた友達ですら、あまり親しくないとのこと。
デビッドはSNS上に自分の知らないマーゴットの姿を見て愕然とする。

やがて、ビック刑事から防犯カメラの映像や偽の身分証などの情報が入る。
ビック刑事の見立ては家出だが、デビッドはその意見に怒る。

デビッドは怪しいとにらんだ男性を殴ってけがをさせ、ビック刑事に何もするなと言われてしまう。
それでも調べを続けるデビッドは、ついにマーゴットの手がかりを見つける。

果たして、マーゴットはどうなったのか。事故か事件か。

**

「全編がPCの画面上で展開する」の謳い文句は、2014年のイライジャ・ウッド主演の
「ブラック・ハッカー」でも使われなかったか。

それではラスト近くの種明かしのクライマックスシーンは実写シーンだった。

今作も「100%すべてPC画面上で」とあるが、PCのモニターカメラの映像や
別のビデオ映像がPCに映っている状態で、ある意味固定カメラ。
観客の視点が固定された演出ながら、画面の拡大縮小や、ウィンドウが閉じる/開くなどを多用し、
主要人物をカメラが追う、従来の展開とは一味違ったものになっていることは確かだが、
前述のように同様の手法の映画は既に公開されており、「全く新しい手法」とまでは言えない。

確かに見せ方としてのPC画面は緊迫感や臨場感を盛り上げる効果はあるが、
中身が面白くなければ観客はついてこないはずで、その意味でもよくできていると言える。

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