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DVD「風の谷のナウシカ」

2012-09-12 16:47:02 | 映画感想
久しぶりに全編をゆっくり鑑賞。
最初から最後までちゃんと見たのはずいぶん久しぶりかも。

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宮崎駿監督。

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最終戦争からかなり経った未来。
瘴気を吐く腐海が広がり、人々の住む地域をどんどん狭めていた。
そんな中、風の谷は数少ない人々が安心して暮らせる地域だった。

腐海に住む虫たち、特に王蟲(おうむ)は怒り狂うと手が付けられないが、
ナウシカはそんな王蟲をなた攻める不思議な力を持っていた。

ある日、トルメキアの輸送機が風の谷に墜落。
中にはペジテの王女でトルメキアの捕虜になっていたラステルがいたが、
墜落で瀕死となり「積み荷を燃やして」と言い残して死んでしまう。

翌日、トルメキアの飛行艇軍団が風の谷に飛来する。
指揮するのはトルメキアの皇女、クシャナ。

クシャナと参謀長のクロトワはナウシカの父で風の谷の長、ジルを殺害し、
谷を支配する。
輸送機が積んでいた巨神兵の卵を取り返すためだが、
風の谷で巨神兵を孵そうとする。

ナウシカはクシャナによって飛行艇でトルメキアに連行される。
果たしてナウシカの運命は。

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1984年の公開。

今はスタジオジブリ作品とされているが、
公開時はまだスタジオジブリはなかったらしい。

スタジオジブリは、この映画の成功の後
「天空の城ラピュタ」製作の際に設立された。

この映画に関しては多くの評論、評価があり、
漫画版との違いを詳しく考察したものや、
当時の世界情勢が映画および漫画に与えた影響などを考察した論評も多い。

ストーリーや物語の設定、世界観については言及しないが、
手書きアニメとしては丁寧に作られていると思う。
宮崎駿得意の空や雲がふんだんに出てくるが、
雲に突入する際の「水面に跳ね返るような」表現はとられていない。

1984年当時、ヒットするアニメと言えばドラえもんくらいだろう。
(ドラえもんはいまだに年間上位に位置している)
そんな時期に2時間近い(116分)アニメを作るのは、
製作会社の徳間書店にとってもかなりの決断であったと考えられるが、
配収で約8億円(興収にすれば約16億円)と大成功を収め、
スタジオジブリの名声の礎となった。

アメリカでは現在は完全版が発売されているようだが、
公開当時は95分にカットされ、でたらめなパッケージと相まって
多くのファンの不評をかこっている。

主題歌(シンボルテーマソング)は細野晴臣作曲、歌は安田成美だが、
あまりにもあれなので、映画では使われていない。

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