表純子、１０度目の２位。

米山がプレーオフ制す　広済堂女子ゴルフ

米山がプレーオフ制す　広済堂女子ゴルフ (共同通信) - goo ニュース

廣済堂レディース、最終日。
７アンダー、２位の表純子（おもてじゅんこ）と、同じ最終組、８アンダー、首位でスタートした米山みどり。
２人は、一進一退で首位争い。
アウトを終わって２打差で表が首位に。その後この差は１打に縮まる。

同じ最終組のもう一人、中道かおりは２番から４連続バーディで５番を終わって首位に躍り出る。
しかし、６番ダボ、７番ボギーと前半を終わって、７アンダー、一歩後退。
中道は７アンダーで迎えた最終１８番ロングホール。
２オンを狙うが、名物の椎の木の枝につかまり、アンプレイアブルでドロップしたボールも寄らず、万事休す。

首位争いの２人は１打差のまま１７番ショートへ。
ここで表は絶好の位置につけるが、バーディならず、１打差のまま最終ロングホールへ。

パーで良い表は慎重に行くが慎重すぎて結局パー。
椎の木の手前から果敢に攻めた米山が、４メートルをねじ込んでバーディで追いつく。

プレーオフ１ホール目。
緊張の糸が切れたか、表は林の中、出したボールも反対側のラフへ。
米山はここでも攻め、２オンに成功。
表の第３打、フックは見事だったが、グリーン奥へこぼれ、４オン。

２パットでも優勝の米山は、イーグルトライがわずか一転がり届かないが、楽々バーディで優勝。
今季２勝目、ツアー６勝目をあげた。

この試合、米山の執念が表のそれを上回った。
それはイーグルパットが外れたときの悔しそうな顔に象徴される。

一方の表は、通算１０回目（優勝なし）の２位に終わった。

表は、１７番でバーディを逃し、１８番は守りに入った。
米山が第３打を打った瞬間、「追いつかれる。」と思ったかもしれない。

そして自身のバーディパットがちびった（ショートした）瞬間、それは現実となった。
表は２位で良いとは思っていなかっただろうが、「勝てないかも」と思ったかも。
後は気力負け。

ここぞというところでの気迫、気力が勝った方が勝つ。
ゴルフはだから面白い。